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月刊サンデージェネックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
月刊サンデージェネックス
ジャンル 漫画雑誌
刊行頻度 月刊(毎月19日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 小学館
編集長 小室時恵
刊行期間 2000年7月19日(2000年8月号) -
発行部数 6,067部(2024年4月 - 6月日本雑誌協会調べ)
レーベル サンデーGXコミックス
ウェブサイト サンデーGENE-X
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月刊サンデージェネックス』(げっかんサンデージェネックス、月刊サンデーGENE-X月刊サンデーGX)は、小学館が発行している月刊の漫画雑誌2000年創刊。毎月19日発行。

概要

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2000年7月19日に同年8月号として創刊。『ウルトラジャンプ』(集英社)、『月刊マガジンZ』(講談社)、『チャンピオンRED』(秋田書店)、『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)などと同系統のメディアミックス系月刊漫画雑誌に分類される。

アニメ派生のメディアミックス企画である『ラーゼフォン』(2002年放映)や『落語天女おゆい』(2006年放映)などの外伝作品が連載されたほか、2006年には『REC』・『BLACK LAGOON』・『貧乏姉妹物語』などの連載作品が相次いでテレビアニメ化された。また、2011年には『神様ドォルズ』、2012年には『ヨルムンガンド』がテレビアニメ化されている。

特徴

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小学館が発行しているほかの『サンデー』系列の雑誌と比べると、他誌・他社でデビューし、連載経験をあまり持たない作家の起用が多い。

誌面のほとんどが漫画作品で占められており、グラビアアイドルや映画・テレビ・アニメなどの趣味一般の記事は非常に少ない(連載作品やその作者に関するページは除く)[注釈 1]。メディアミックス系漫画雑誌の宿命でもある主力作品の休載や中断は多いが、他社の同系統誌に多く見られる、予告なしの休載(原稿落とし)や未完成原稿の掲載は少ない。

「銃撃ち漫画」と称するガンアクションがメインの作品が、掲載作品15本中3本(『BLACK LAGOON』・『ワイルダネス』・『ヨルムンガンド』)という比較的高比率で連載されていた時期がある(2006年 - 2010年)。これらはいずれも、同じ編集者(夏目晃暢)[注釈 2]が担当している。

2019年9月19日発売の10月号より新装刊。

誌名の由来

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創刊号である2000年8月号の目次ページに掲載された「創刊の挨拶」で、初代編集長の久保田滋夫は「誌名のジェネックスは、GENERATION-X(X世代)とGENE-X(遺伝子X)からとった造語で、『サンデーの遺伝子をもった新しい世代のためのコミック誌』という意味を込めています。」と解説している。

連載作品

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※ 順番は連載開始の早い順とする。2024年10月号現在。

長期休載作品

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過去に連載された作品

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映像化

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アニメ化

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テレビアニメ
作品 放送年 アニメーション制作 備考
REC 2006年 SHAFT
BLACK LAGOON 2006年(第1期・第2期) マッドハウス OVA版に続く
貧乏姉妹物語 2006年 東映アニメーション
神様ドォルズ 2011年 ブレインズ・ベース
ヨルムンガンド 2012年(第1期・第2期) WHITE FOX
ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 2023年 BUG FILMS
劇場アニメ
作品 公開年 アニメーション制作 備考
新暗行御史 2004年 OLM Team Koitabashi
CHARACTERPLAN
OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
BLACK LAGOON 2010年(第3期) マッドハウス テレビアニメ版の続編

本誌から出版社を移籍後にテレビアニメ化した作品だとこばと。もある。

実写化

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Web実写映画
作品 配信年 配給 備考
ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 2022年 ROBOT

発行部数

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  • 2004年 39,167部(「マガジンデータ2004」2003年9月1日 - 2004年8月31日編)[56]
  • 2005年 39,000部(「マガジンデータ2005」2004年9月1日 - 2005年8月31日編)[56]
  • 2006年 35,167部(「マガジンデータ2006」2005年9月1日 - 2006年8月31日編)[57]
  • 2007年 30,583部(「マガジンデータ2007」2006年9月1日 - 2007年8月31日編)[57]
  • 2008年 30,000部(「マガジンデータ2009(2008年版)」2007年10月1日 - 2008年9月30日編)[57]
  • 2009年 27,667部(「マガジンデータ2010(2009年版)」2008年10月1日 - 2009年9月30日編)[57]
  • 2010年 26,000部(「マガジンデータ2011(2010年版)」2009年10月1日 - 2010年9月30日編)[57]
  • 2011年 22,834部(「マガジンデータ2012(2011年版)」2010年10月1日 - 2011年9月30日編)[58]
  • 2012年 19,750部(「マガジンデータ2013(2012年版)」2011年10月1日 - 2012年9月30日編)[58]
  • 2013年 19,584部(「マガジンデータ2014(2013年版)」2012年10月1日 - 2013年9月30日編)[58]
  • 2014年 19,084部(「マガジンデータ2015(2014年版)」2013年10月1日 - 2014年9月30日編)[58]
  • 2015年 16,792部(「マガジンデータ2016(2015年版)」2014年10月1日 - 2015年9月30日編)[58]
  • 2016年 12,417部(「マガジンデータ2017(2016年版)」2015年10月1日 - 2016年9月30日編)[58]
  • 2017年 10,083部(「マガジンデータ2018(2017年版)」2016年10月1日 - 2017年9月30日編)[59]
発行部数(2008年4月以降) 一般社団法人 日本雑誌協会
1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月
2008年 30,000 部 30,000 部 28,000 部
2009年 28,000 部 28,000 部 26,667 部 26,000 部
2010年 26,000 部 26,000 部 26,000 部 25,000 部
2011年 23,000 部 22,000 部 21,334 部 20,667 部
2012年 20,000 部 19,334 部 19,000 部 19,000 部
2013年 21,334 部 19,000 部 19,000 部 19,000 部
2014年 19,000 部 19,667 部 18,667 部 18,000 部
2015年 17,000 部 16,667 部 15,500 部 14,334 部
2016年 12,333 部 12,000 部 11,000 部 10,000 部
2017年 10,000 部 10,333 部 10,000 部 9,667 部
2018年 9,500 部 9,000 部 8,833 部 8,333 部
2019年 7,500 部 7,500 部 7,500 部 7,333 部
2020年 6,600 部 6,000 部 6,367 部 5,967 部
2021年 6,300 部 6,100 部 6,100 部 5,867 部
2022年 5,600 部 5,600 部 5,800 部 6,000 部
2023年 5,600 部 5,600 部 5,600 部 5,600 部
2024年 5,600 部 6,067 部 5,600 部

編集長

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  • 初代:久保田滋夫(創刊号 - 2007年1月号)
  • 2代目:小室時恵[注釈 4](2007年2月号 - )
  • 3代目:石川昌彦
  • 4代目:則松康郎
  • 不明:横山真義(2022年[60] - )

単行本

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  • 「サンデーGXコミックス」レーベルで、本誌と同じく毎月19日頃が発売日となっている。
  • 基本的にほとんどの連載作品が単行本化されているが、『ジャパニーズ あほっ子キッズ』(阿部潤)や『特機獣サツキ』[注釈 5]みやすのんき)など、単行本化されなかった作品も少数ながら存在する。
  • 2018年秋頃以降、一部に刊行が電子書籍のみの発行となった作品が何作か存在する。(琴ノ葉さんが恋してるの5巻以降や姫ヤドリの4巻以降、蛇沢課長のM嬢の5巻など)

脚注

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注釈

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  1. ^ 特筆すべきはグラビア企画が創刊以来2回のみであること。2002年1月号で連載作品『吼えろペン』の登場人物 "星紅" のヘルメットを被った冗談半分な女性の水着ピンナップが掲載、2006年12月号で松本さゆきと漫画登場銃器・刀剣とのコラボグラビアが掲載されただけである
  2. ^ BLACK LAGOON』、『ヨルムンガンド』および『貧乏姉妹物語』、『神様ドォルズ』などのアニメ化の際には、久保田滋夫・小室時恵とともに「原案協力」でクレジットされている。
  3. ^ 原作ライトノベルのイラスト・挿絵も担当。
  4. ^ 吼えろペン』の登場人物"星紅"のモデルでもある。
  5. ^ 2002年にヤングジャンプ・コミックス集英社)にて単行本化された。ISBN 978-4088763224

出典

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  1. ^ ワイルダネス 伊藤明弘”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月10日閲覧。
  2. ^ ジャジャ えのあきら”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月11日閲覧。
  3. ^ 炎尾燃がGXに帰ってきた!「吼えろペン」新作読み切り、富士鷹ジュビロらの姿も”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月19日). 2022年7月19日閲覧。
  4. ^ リメイク版「LIVE A LIVE」裏側描く「吼えペン」がGXに、「デストロ016」付録も”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年7月19日). 2022年7月19日閲覧。
  5. ^ 作品一覧ページ”. サンデーGX. 小学館. 2022年7月19日閲覧。
  6. ^ 殺し屋養成学校に伝説の殺し屋が赴任!GX新連載、「名探偵コナン」メタリック付録も”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年4月19日). 2024年4月19日閲覧。
  7. ^ 「BLACK LAGOON」新章開幕、推し活ステッカーがGXに 武装JK新連載も”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年5月17日). 2024年5月18日閲覧。
  8. ^ 「ヴァンピアーズ」のアキリが描く姉妹のサイキックサスペンス、サンデーGXで開幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月19日). 2024年6月19日閲覧。
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  11. ^ a b c リアル吼えろペン 島本和彦”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月10日閲覧。
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  13. ^ WESTWOOD VIBRATO 尹仁完+金宣希”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月10日閲覧。
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  19. ^ ヨゲンメ「ガレキ!-造形乙女の放課後- 最終話 まっしろクリエイション!!」『月刊サンデーGX』2024年9月号、小学館、2024年8月19日、368頁。 
  20. ^ a b 横須賀市走水一丁目 空、高し 喜国雅彦+国樹由香”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月10日閲覧。
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  27. ^ a b planet 浅野いにお”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月10日閲覧。
  28. ^ 俺たちのミライ 小野寺浩二”. 小学館コミック -サンデーGENE-X-. 2014年6月10日閲覧。
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  56. ^ a b 社団法人日本雑誌協会 Archived 2005年2月7日, at the Wayback Machine.
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  58. ^ a b c d e f 社団法人日本雑誌協会”. 2012年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月24日閲覧。
  59. ^ 社団法人日本雑誌協会
  60. ^ 作品に興味を持たれたクライアントさんとは、お互いに刺激しあえるような共創を展開したいです。『サンデーGX』横山真義編集長インタビュー | 小学館AD POCKET”. 小学館広告局. 2024年11月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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