ე
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ე(グルジア語: ენი、/ɛnɪ/)は、現行のグルジア文字の5番目の文字である[1]。
使用
[編集]ジョージア語では非円唇前舌半広母音[ɛ]を表す[2]。記数法では数値5を表す[3]。
ジョージア国内のラズ語でも使用されている。トルコ国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベットの「E」[4]に対応する。アブハズ語(1937年から1954年まで)[5]およびオセット語(1938年から1954年まで) [6]のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字が主に使われ、「Е」と記される。
ジョージア語のラテン文字化では「E」と記す[7]。グルジア語の点字では記号⠑(U + 2811)[8]となる。
「ჱ」が廃止された以降、この文字はまず「ეჲ」と書き換えられ、現在は「ე」(もしくは「ეი」)と書かれる(ქრისტჱ → ქრისტეჲ → ქრისტე、მთვარჱ → მთვარეჲ → მთვარეなど)。
字形
[編集]アソムタヴルリ | ヌスフリ | ムヘドルリ | ムタヴルリ |
---|---|---|---|
筆順
[編集]アソムタヴルリ[9] |
---|
ヌスフリ[10] |
---|
ムヘドルリ[11] |
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符号位置
[編集]文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Ⴄ | U+10A4 |
- |
Ⴄ Ⴄ |
アソムタヴルリ |
ⴄ | U+2D04 |
- |
ⴄ ⴄ |
ヌスフリ |
Ე | U+1C94 |
- |
Ე Ე |
ムタヴルリ |
ე | U+10D4 |
- |
ე ე |
ムヘドルリ |
出典
[編集]- ^ Machavariani, p. 136
- ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar. Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5
- ^ Mchedlidze, II, p. 100
- ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF).
- ^ Из истории письменности в Абхазии.
- ^ История осетинского письма.
- ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian
- ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45
- ^ Mchedlidze, I, p. 105
- ^ Mchedlidze, I, p. 107
- ^ Mchedlidze, I, p. 110