ქ
表示
ქ(グルジア語: ქანი、/kʰanɪ/)は、現行のグルジア文字の22番目の文字(正書法改正前は25番目)である[1]。
使用
[編集]ジョージア語では無声軟口蓋破裂音の有気音[kʰ]を表す[2]。記数法では数値600を表す[3]。
ジョージア国内のラズ語でも使用されている。トルコ国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベットの「K」[4]に対応する。アブハズ語(1937年から1954年まで)[5]およびオセット語(1938年から1954年まで) [6]のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字が主に使われ、アブハズ語で「Қ」と、オセット語で「К」と記される。
ジョージア語のラテン文字化では「K」または「K̕」「Kʼ」「Kʻ」と記す[7]。グルジア語の点字では記号⠻(U + 283B)[8]となる。
字形
[編集]アソムタヴルリ | ヌスフリ | ムヘドルリ | ムタヴルリ | ムヘドルリの別バージョン |
---|---|---|---|---|
筆順
[編集]アソムタヴルリ[9] |
---|
ヌスフリ[10] |
---|
ムヘドルリ[11] |
---|
符号位置
[編集]文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Ⴕ | U+10B5 |
- |
Ⴕ Ⴕ |
アソムタヴルリ |
ⴕ | U+2D15 |
- |
ⴕ ⴕ |
ヌスフリ |
Ქ | U+1CA5 |
- |
Ქ Ქ |
ムタヴルリ |
ქ | U+10E5 |
- |
ქ ქ |
ムヘドルリ |
出典
[編集]- ^ Machavariani, p. 136
- ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar. Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5
- ^ Mchedlidze, II, p. 100
- ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF).
- ^ Из истории письменности в Абхазии.
- ^ История осетинского письма.
- ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian
- ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45
- ^ Mchedlidze, I, p. 105
- ^ Mchedlidze, I, p. 107
- ^ Mchedlidze, I, p. 110