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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

グルジア語: ლასი/lasɪ/)は、現行のグルジア文字の11番目の文字(正書法改正前は12番目)である[1]

使用

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ジョージア語では有声歯茎側面接近音[l]を表す[2]記数法では数値30を表す[3]

ジョージア国内のラズ語でも使用されている。トルコ国内で使用されているラズ語ラテン・アルファベットの「L[4]に対応する。アブハズ語1937年から1954年まで)[5]およびオセット語1938年から1954年まで) [6]のグルジア文字表記法でも使用されていたが、現在はキリル文字が主に使われ、「Л」と記される。

ジョージア語のラテン文字化では「L」と記す[7]グルジア語の点字では記号⠇(U + 2807)[8]となる。

ジョージアの通貨ラリの記号「」はこの文字に由来する[9]

字形

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ルスタヴェリ大通り道路標識。「ლ」と「」は変体となる。
アソムタヴルリ ヌスフリ ムヘドルリ ムタヴルリ ムヘドルリの変体

筆順

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符号位置

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文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
U+10AA - Ⴊ
Ⴊ
アソムタヴルリ
U+2D0A - ⴊ
ⴊ
ヌスフリ
U+1C9A - Ლ
Ლ
ムタヴルリ
U+10DA - ლ
ლ
ムヘドルリ
U+10FA - ჺ
ჺ
ムヘドルリの変体の一種。同じ文字はバツ語有声咽頭摩擦音[ʕ]を表す。
U+20BE - ₾
₾
ラリ記号

出典

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  1. ^ Machavariani, p. 136
  2. ^ Aronson, Howard Isaac (1990). Georgian: A Reading Grammar. Columbus, OH: Slavica Publishers. p. 18, 20. ISBN 978-0-89357-207-5. http://www.seelrc.org:8080/grammar/pdf/stand_alone_georgian.pdf 
  3. ^ Mchedlidze, II, p. 100
  4. ^ Description du dialecte laze d'Arhavi (caucasique du sud, Turquie): Grammaire et textes (PDF).
  5. ^ Из истории письменности в Абхазии.
  6. ^ История осетинского письма.
  7. ^ Transliteration of Non-Roman Scripts. Transliteration of Georgian
  8. ^ UNESCO, World Braille Usage, Third Edition, Washington, D.C. p. 45
  9. ^ Georgian Lari represented by new symbol”. Agenda.ge. 2021年9月17日閲覧。
  10. ^ Mchedlidze, I, p. 105
  11. ^ Mchedlidze, I, p. 107
  12. ^ Mchedlidze, I, p. 110