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あわじ (掃海艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あわじ
基本情報
建造所 JMU横浜事業所鶴見工場
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艦 (大型掃海艇)
級名 あわじ型
建造費 183億
母港 横須賀
所属 掃海隊群第1掃海隊
艦歴
計画 平成25年度計画
発注 2013年
起工 2014年2月27日
進水 2015年10月27日
就役 2017年3月16日
要目
排水量 基準 690トン
全長 66.8m
最大幅 11.0m
深さ 5.2m
吃水 2.7m
機関 ディーゼルエンジン × 2基
出力 2,200PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット(26㎞/h)
乗員 54名
兵装 JM61-RFS × 1門
レーダー OPS-39H 対水上捜索用
光学式監視装置(レーザー・レーダー)
ソナー OQQ-10-1 掃海艦ソーナーシステム
ZQS-4 可変深度式機雷探知機
OZZ-2 水中調査用UUV
その他 掃海装備
小型係維掃海具1型改
感応掃海具1型改
掃討装備
自走式機雷処分用弾薬(EMD)
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あわじローマ字JS Awaji, MSO-304)は、海上自衛隊掃海艦あわじ型掃海艦の1番艦。艦名は淡路島に由来する。旧海軍御蔵型海防艦淡路」、たかみ型掃海艇あわじ」に次いで日本の艦艇としては3代目。

本記事は、本艦の艦暦について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはあわじ型掃海艦を参照されたい。

艦歴

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「あわじ」は、平成25年度計画掃海艦304号艦として、JMU横浜事業所鶴見工場で2014年2月27日に起工され、2015年10月27日に進水[1][2]、2016年9月24日に公試開始、2017年3月16日に就役し[3]掃海隊群第1掃海隊に編入され横須賀に配備された。

同年7月18日から7月30日陸奥湾で機雷戦訓練及び掃海特別訓練に参加。

2018年7月18日7月30日陸奥湾にて機雷戦訓練及び日米印共同掃海特別訓練を実施する[4]

2019年6月15日から6月24日までの間、掃海母艦うらが」、掃海艦ひらど」、掃海艇「はつしま」、「つのしま」、「なおしま」、「とよしま」、「あおしま」と共に令和元年度実機雷処分訓練及び掃海特別訓練(日米共同訓練)に参加し、硫黄島周辺海域にてアメリカ海軍の第5機動水中処分隊501小隊と共同して機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[5]

2020年6月17日から6月26日までの間、掃海母艦「うらが」、掃海艦「ひらど」、掃海艇「えのしま」、「みやじま」、「いずしま」、「ししじま」、「ちちじま」と共に令和2年度実機雷処分訓練に参加し、硫黄島周辺海域にて機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[6]

2020年11月6日、令和4年度自衛隊国際観艦式に参加[7]

2023年1月19日から掃海母艦「うらが」とともに令和4年度インド太平洋・中東方面派遣(IMED23:Indo-Pacific and Middle East Deployment 23)に参加し、2月26日から3月19日にかけてバーレーン王国周辺海域において実施された米国主催国際海上訓練 International Maritime Exercise/ CUTLASS EXPRESS 2023(IMX/CE23)に参加した[8]。なお、派遣期間中、インド共和国カンボジア王国シンガポール共和国バングラデシュ人民共和国バーレーン王国フィリピン共和国ブルネイ・ダルサラーム国ベトナム社会主義共和国モルディブ共和国に寄港し[9]、親善訓練等を行ったのち、5月13日に帰国した[10]

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 前職 後職 備考
1 小林倫彦 2017.3.16 - 2018.3.22 あわじ艤装員長 掃海隊群司令部
2 中川宏隆 2018.3.23 - 2019.6.30 自衛艦隊司令部幕僚 函館基地隊 就任時3等海佐
3 大村一 2019.7.1 - 2021.3.29 掃海業務支援隊 水陸両用戦・機雷戦戦術支援隊 3等海佐
4 元田雄三 2021.3.30 - 2022.3.21 掃海隊群司令部 海上自衛隊幹部候補生学校第1学生隊長
5 田口拓馬 2022.3.22 - 横須賀地方総監部防衛部

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 海上自衛隊 新型掃海艦「あわじ」進水 深い位置の機雷除去も可能に
  2. ^ 海自の新型掃海艦の進水式 「あわじ」と命名 29年3月就役予定
  3. ^ 掃海艦「あわじ」の引渡式・自衛艦旗授与式について (PDF)
  4. ^ 平成30年度機雷戦訓練(陸奥湾)及び掃海特別訓練(日米印共同訓練)の実施について(PDF文書)
  5. ^ 令和元年度実機雷処分訓練及び掃海特別訓練(日米共同訓練)の実施について (PDF)
  6. ^ 令和2年度実機雷処分訓練について (PDF)
  7. ^ “令和4年度国際観艦式”. 防衛ホーム: pp. 6-7. (2023年1月1日) 
  8. ^ 令和4年度インド太平洋・中東方面派遣(IMED23)の米国主催国際海上訓練 International Maritime Exercise/ CUTLASS EXPRESS 2023(IMX/CE23)終了について”. 自衛艦隊【Self Defense Fleet】/海上自衛隊 (2023年3月23日). 2023年5月15日閲覧。]
  9. ^ 令和4年度インド太平洋・中東方面派遣(IMED23)について 海上幕僚監部(2023年1月17日) (PDF)
  10. ^ 海上自衛隊 掃海隊群 [@JMSDF_A_MF_HQ] (2023年5月15日). "5月13日、令和4年度インド太平洋・中東方面派遣(IMED23)を終えた掃海母艦「うらが」と掃海艦「あわじ」が隊員家族等に出迎えられながら帰国しました。". X(旧Twitter)より2023年5月15日閲覧

関連項目

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外部リンク

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