くれないホテル
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「くれないホテル」 | ||||
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西田佐知子 の シングル | ||||
A面 | くれないホテル | |||
B面 | 通り過ぎた恋 | |||
リリース | ||||
規格 | シングルレコード | |||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール・レコード/日本グラモフォン | |||
作詞・作曲 |
橋本淳(作詞 #1) 筒美京平(作曲 #1) 水木かおる(作詞 #2) 伊部晴美(作曲 #2) | |||
チャート最高順位 | ||||
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西田佐知子 シングル 年表 | ||||
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「くれないホテル」は、1969年4月に発売された西田佐知子のシングルレコードである。発売元は日本グラモフォン(現:ユニバーサル ミュージック ジャパン)。品番:SDR-1426。
解説
[編集]表題曲「くれないホテル」は、作曲家としてまだ駆け出しの頃の筒美京平によるもの。筒美のCD6枚組作品集『THE HIT MAKER -筒美京平の世界-』(2006年:MHCL-771/776)へも、膨大な楽曲の中から選ばれ収録されている。なお作詞・作曲は、本シングル盤発売当時大ヒットを記録していた「ブルー・ライト・ヨコハマ」(歌唱: いしだあゆみ)を手がけたコンビでもある。
本作はチャート最高位81位とヒットはしなかったものの、(以下の記述のように)歌手やミュージシャンから称賛、カバーされている。
- 細野晴臣は、書籍『筒美京平の世界・増補新訂版』でのインタビュー記事の中で、好きな筒美京平作品ベスト10(10曲)を挙げており、1位に本作を選んでいる[1]。
- 松本隆は、筒美と会った2回目の時に「くれないホテル、いい曲ですね」と伝えた所、「ああ、あの売れなかった曲ね」と切り返されたとの事。[2]。
- 坂本龍一は、2008年放送のFMの番組内で、筒美作品で好きな曲として、本作を挙げている[3]。
- 山下達郎は、筒美京平CD-BOXの解説書内インタビュー記事の中で、好きな作品の一曲として本作を挙げ、歌詞最後の「ホ・テ・ル」のメジャー7thの所は特に印象に残ると語っている[4]。
収録曲
[編集]収録作品
[編集]- くれないホテル
- 西田佐知子 アカシアの雨がやむとき(1993年:POCH-1288)
- 全曲集(1994年:POCH-1437)
- 西田佐知子全曲集(1999年:POCH-1842
- GOLDEN☆BEST 西田佐知子(2003年:UICZ-6041)
- 西田佐知子 ベスト10(2005年:UPCY-9016)
- THE HIT MAKER -筒美京平の世界-(2006年:MHCL-771/776) - 作曲家活動40周年記念CD-BOX
- 西田佐知子歌謡大全集(2007年:UPCY-9096/100)
- 西田佐知子 エッセンシャル・ベスト(2007年:UPCY-9137)
- 初めての街で 〜西田佐知子ベストセレクション〜(2009年:UPCY-6543)
カバー
[編集]- くれないホテル
- ザ・ピーナッツ(1971年) - 8トラに収録(1999年、アルバム『ザ・ピーナッツ カヴァー・ヒッツ〜わたしの城下町』に再録)。
- 奥村チヨ(発売年不明) - 8トラに収録(2010年、アルバム『チヨ・筒美京平を唄う』に再録)。
- 梶芽衣子(1979年) - アルバム『別れ 怨み 涙うた』収録。
- 内海みゆき(1988年) - シングル『Bay Side Moon』収録。
- ムーンライダーズ(1995年) - アルバム『Beautiful Young Generation HIGH SCHOOL BASEMENT 1』収録。
- 松本伊代(2021年) - アルバム『トレジャー・ヴォイス』収録。
- おかゆ(2023年) - アルバム『おかゆウタ カバーソングス3』収録。
脚注
[編集]- ^ 森光厚夫、高浪高彰『筒美京平の世界[増補新訂版] 作曲家・筒美京平データブック 1966-2011』スペースシャワーネットワーク、2011年、213頁頁。ISBN 4-90-670000-4。
- ^ BSフジ『HIT SONG MAKERS 栄光のJ-POP伝説』
- ^ NHK-FM『坂本龍一ニューイヤー・スペシャル』、2008年1月1日放送。
- ^ CD-BOX『筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967〜1997 2013Edition』 ソニー・ミュージックダイレクト(2013年12月25日)ブックレット、191頁。