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この道 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この道
監督 佐々部清
脚本 坂口理子
製作 宮田幸太郎
橋本剛実
製作総指揮 間瀬泰宏
出演者 大森南朋
AKIRA
貫地谷しほり
松本若菜
小島藤子
由紀さおり
安田祥子
津田寛治
升毅
稲葉友
伊嵜充則
佐々木一平
柳沢慎吾
羽田美智子
松重豊
音楽 和田薫
主題歌 EXILE ATSUSHIこの道
製作会社 映画「この道」製作委員会
配給 HIGH BROW CINEMA
公開 日本の旗2019年1月11日
上映時間 105分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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この道』(このみち)は、2019年に公開された日本映画である。監督は佐々部清大森南朋EXILE AKIRAのダブル主演[1]
1918年に文学者の鈴木三重吉が児童雑誌「赤い鳥」を刊行して100周年になるのを記念して製作された映画であり、「赤い鳥」において多くの童謡を発表した詩人・北原白秋と作曲家・山田耕筰の人生を描いている[2]
北原白秋が生前利用していた箱根富士屋ホテルにて日本映画として初めて撮影がおこなわれた[3]

あらすじ

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昭和27年(1952年)、神奈川県小田原市で、「北原白秋 没後十周年記念コンサート」が開かれ、白秋が作詩した童謡「この道」が、少女合唱隊とオーケストラによって演奏される。指揮をするのは、この曲を作曲した山田耕筰だ。コンサート終了後、若い女性記者から白秋がどんな人物だったのか尋ねられ、耕筰は二人の出会いと交流を回想する。

明治43年(1910年)初夏。詩人の北原白秋は、隣家の人妻である松下俊子に夢中になっている。与謝野晶子から諭されても、「かわいそうな女の人が隣にいたら、放っておくわけにいかないでしょう?」と開き直る始末だ。

明治44年(1911年)初夏。「邪宗門」に続く白秋の第二詩集「思ひ出」の出版記念会が盛大に開催され、与謝野鉄幹高村光太郎萩原朔太郎らに祝福される。郷愁に満ちた作風が高く評価され、一躍人気詩人となった白秋は得意の絶頂にいた。だが、大正元年(1912年)夏、白秋と俊子は、俊子の夫から姦通罪で告訴され、逮捕されてしまう。このスキャンダルで白秋の名声は一気に墜ちてしまった。

大正7年(1918年)に鈴木三重吉が「赤い鳥」を創刊。白秋はこの児童文芸誌を舞台にさまざまな童謡を発表し、新境地を切り開いた。三重吉の仲介で山田耕筰と出会った白秋。一度はけんか別れしたが、大正12年(1923年)の関東大震災後、「僕の音楽と君の詩とで、傷ついた人々の心を癒やす歌がきっとできるはずだ」という耕筰の言葉で、二人は意気投合する。

大正14年(1925年)、日本初のラジオ放送で、白秋作詩、耕筰作曲の「からたちの花」が演奏された。「からたちの花」に続いて発表された「この道」も大評判となり、白秋、耕筰コンビの人気はますます高まった。

キャスト

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北原白秋
演 - 大森南朋[3]
山田耕筰
演 - AKIRA[3]
菊子
演 - 貫地谷しほり
松下俊子
演 - 松本若菜
記者
演 - 小島藤子
NHKラジオ第一回放送「からたちの花」歌手
演 - 由紀さおり[4]安田祥子[4]
菊池寛
演 - 津田寛治
秦彦三郎
演 - 升毅
石川啄木
演 - 近藤フク
萩原朔太郎
演 - 佐々木一平
室生犀星
演 - 稲葉友
高村光太郎
演 - 伊嵜充則
大手拓次
演 - 松本卓也
鈴木三重吉
演 - 柳沢慎吾
与謝野晶子
演 - 羽田美智子
与謝野鉄幹
演 - 松重豊

スタッフ

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脚注

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外部リンク

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