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しらゆき (列車)

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しらゆき
しらゆき (2017年2月 茨目駅 - 安田駅間)
しらゆき
(2017年2月 茨目駅 - 安田駅間)
概要
日本の旗 日本
種類 特別急行列車
現況 運行中
地域 新潟県
前身 特急「北越
快速くびき野
運行開始 2015年3月14日
運営者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
えちごトキめき鉄道
路線
起点 新井駅上越妙高駅
終点 新潟駅
営業距離 153.0 km (95.1 mi)(新井 - 新潟間)
列車番号 50+号数 M
使用路線 JR東日本:信越本線
えちごトキめき鉄道:妙高はねうまライン
車内サービス
クラス 普通車
座席 普通車指定席:1・2号車
普通車自由席:3・4号車
技術
車両 E653系電車
新潟車両センター
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V
最高速度 120 km/h[1]
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しらゆきは、東日本旅客鉄道(JR東日本)およびえちごトキめき鉄道新井駅上越妙高駅 - 新潟駅間を、妙高はねうまライン信越本線経由で運行している特別急行列車である[2]

概要

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2015年(平成27年)3月14日北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間が延伸開業するのに合わせ、上越妙高駅での新幹線(主に富山・金沢方面)との接続列車として運行が開始された。新潟県上越地方から柏崎市長岡市などを経由して新潟市とを結ぶ列車で、上越妙高駅発着及び妙高市新井地区方面の利便性確保のため新井駅発着の列車も運行されている。

北陸新幹線延伸開業前日の13日まで、上越地方と新潟駅との間には、特急「北越」が金沢駅 - 新潟駅間で1日5往復、快速「くびき野」が新井駅 - 新潟駅間で1日3往復運行されており、それらの運行体制を継承した形となっている[注釈 1][注釈 2]

しらゆき」の名称は日本国有鉄道時代に日本海縦貫線急行として、JR化後に秋田駅 - 青森駅間を結んでいた快速の名称として過去に使用されていたことがある[3]。また、現在「しらゆき」が運行されている区間の特急には「みのり」の愛称が使用されていた。

運行区間全てが新潟県であり、複数の都道府県を跨いで走らない特急列車である。

運行概況

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2023年3月18日現在、新井駅 - 新潟駅間2往復(下り1・3号/上り2・8号)、上越妙高駅 - 新潟駅間2往復(下り5・7号/上り4・6号)の計4往復が運行されている。

停車駅

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●:停車 ▷:一部下り列車のみ停車 ◁:一部上り列車のみ停車
列車名 号数 えちごトキめき鉄道 東日本旅客鉄道 備考
新井駅 上越妙高駅 高田駅 春日山駅 直江津駅 柿崎駅 柏崎駅 長岡駅 見附駅 東三条駅 加茂駅 新津駅 新潟駅
しらゆき 下記以外の列車 春日山駅は6号のみ停車
1, 3/2, 8号 春日山駅は1号のみ停車

所要時間

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  • 新潟駅 - 上越妙高駅間 上り 1時間59分 - 2時間04分 下り 1時間57分 - 2時間03分
  • 新潟駅 - 新井駅間 上り 2時間06分 - 2時間08分 下り 2時間05分 - 2時間11分

使用車両・編成

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2015年3月14日現在の編成図
しらゆき
← 新井・上越妙高
新潟 →
1 2 3 4
  • 全車禁煙
凡例
指=普通車座席指定席
自=普通車自由席

新潟車両センター所属のE653系1100番台4両編成4本が運用されている[2][4]

ただし、臨時で「いなほ」用のE653系1000番台が使われることもある。

本車両はかつて勝田車両センターに所属[4]し、「フレッシュひたち」として常磐線特急の一翼を担っていたE653系0番台付属編成(4両編成)が種車となっている。E657系導入に伴う置換えにより長らく余剰となっていた[注釈 3]が、2015年に郡山総合車両センターで耐寒耐雪構造の強化などの改造・改番を受け投入された。編成両数は4両のままで変更はない。なお「いなほ」用の1000番台とは異なりグリーン車への改造はなく、すべて普通車である。

カラーリングは列車愛称の「しらゆき」に合わせたアイボリーホワイトをベースに、車両下部は沿線の特徴である日本海と空の青さを表す紫紺とのツートーンとし、白と紫紺の間には、日本海に沈む夕陽の海面への映り込みを表す朱色のラインが配されている。

運行区間は全て直流電化で交流電化の区間は全く走行しないが、交直両用のまま運用されている。

その他

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乗務員(運転士車掌)は新潟駅 - 直江津駅間はJR東日本、直江津駅 - 新井駅間はえちごトキめき鉄道が担当し、直江津駅にて乗務員交代が行われる。

車内販売はすべての列車で実施されていない。

上越妙高駅で北陸新幹線と「しらゆき」を乗り継いで柿崎駅以遠の各停車駅との間を乗車する場合、および長岡駅で上越新幹線と「しらゆき」を乗り継ぐ場合に、「しらゆき」の乗車区間の特急料金は乗継割引適用対象となるが、対象はJR東日本線区間分のみで、乗車区間にえちごトキめき鉄道線が含まれる場合、えちごトキめき鉄道線部分の特急料金は割引対象とならない。なお、乗継割引は2024年3月16日をもって廃止された。

えちごトキめき鉄道では指定席料金を設定しておらず、直江津駅 - 上越妙高駅・新井駅間のみでの座席指定は不可能である。

沿革

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  • 2015年平成27年)3月14日:新井駅・上越妙高駅 - 新潟駅間を1日5往復体制で運行開始。このうち3往復が上越妙高駅発着、2往復が新井駅発着で運行[5]
  • 2019年(平成31年)3月16日:ダイヤ改正により、下り1本(9号)の運転時刻を繰り上げ。長岡駅上越新幹線東京駅行き最終列車に接続するように変更[6]
  • 2022年令和4年)3月12日:ダイヤ改正により、1往復(8号・9号)の運転を取りやめ。10号を8号に変更[7]
  • 2025年(令和7年)3月15日:ダイヤ改正により、下り1本(1号)の運転取りやめ。下り1本(7号)の運転時刻を繰り下げ。改正前の3・5・7号を1・3・5号にそれぞれ変更。上り1本(8号)の運転時刻を繰り上げ(予定)[8]

脚注

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注釈

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  1. ^ 特急「北越」は、上越市の旧市域では直江津駅にのみ停車していた。
  2. ^ 2015年3月時点で上越地方と新潟駅の間には「しらゆき」のほか、快速列車として直江津駅発着の「おはよう信越」下り1本と「らくらくトレイン信越」上り1本の計1往復、新井駅発着2往復、糸魚川駅発着1往復の合計4往復と合わせ、総計9往復が運行されていた。北陸新幹線開業前の同区間では「北越」5往復と快速「くびき野」3往復、「おはよう信越」下り1本と「らくらくトレイン信越」上り1本の計1往復の、総計9往復が運行されていたが、開業後も本数上では概ね同等のサービスが維持されている。なお、その後新井駅発の1本と糸魚川発着の2本は直江津駅で系統分離となった。
  3. ^ 本来は2012年(平成24年)3月のダイヤ改正からいわき駅 - 仙台駅間に新設される特急列車に投入される予定であったが、2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所事故によって当該区間が長期不通となり、計画が中止されたために余剰となっていたものである。

出典

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  1. ^ “特急「しらゆき」用E653系1100番代公開。”. 鉄道ホビダス RMニュース (ネコ・パブリッシング). (2015年3月4日). https://web.archive.org/web/20160318092340/http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2015/03/27_17.html 2016年4月13日閲覧。 
  2. ^ a b 草町義和 (2014年8月27日). “新潟〜上越妙高・新井間に特急『しらゆき』新設…E653系投入”. Response.. イード. http://response.jp/article/2014/08/27/230902.html 2017年4月23日閲覧。 
  3. ^ 杉山淳一 (2014年8月31日). “鉄道トリビア269 特急「しらゆき」誕生! 列車名への抜擢は13年ぶり3回目”. マイナビ. マイナビニュース. https://news.mynavi.jp/article/trivia-269/ 2017年4月23日閲覧。 
  4. ^ a b “特急“しらゆき”用にE653系1100番台を導入”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. 交友社. (2014年8月28日). http://railf.jp/news/2014/08/28/140000.html 2017年4月23日閲覧。 
  5. ^ "2015年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 19 December 2014. 2022年6月13日閲覧
  6. ^ "2019年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 14 December 2018. 2022年6月13日閲覧
  7. ^ "2022年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 17 December 2021. 2022年6月13日閲覧
  8. ^ "2025年3月ダイヤ改正について" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道新潟支社. 13 December 2024. 2024年12月15日閲覧

関連項目

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外部リンク

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