すながわリバーズ
すながわリバーズ | |
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Sunagawa Riverz | |
会社名 | 一般社団法人すながわリバーズ |
創設 | 2021年 |
解散 | 2023年(事実上の活動最終年度) |
所属リーグ | |
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歴代チーム名 | |
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本拠地 | |
なし(主たるホーム試合開催野球場は砂川市営野球場) | |
北海道砂川市(2022年 - 2023年) | |
獲得タイトル | |
リーグ優勝(2回) | |
2022、2023 | |
成績(タイトル以外) | |
球団組織 | |
監督 | 佐藤明義 |
すながわリバーズ(英語: Sunagawa Riverz[注釈 1])は、かつて存在した日本のプロ野球球団。北海道砂川市を拠点に活動していた。
2022年から2023年まで、独立リーグの北海道ベースボールリーグに所属し、リーグ戦に参加していた。2024年にリーグ脱退を表明したあとはチームを編成できるだけの選手が在籍しておらず、チーム側からの発表も途絶えており(ウェブサイトもアクセス不可に)、事実上活動を休止している。
概要
[編集]北海道ベースボールリーグが、北海道フロンティアリーグと分裂した後の2022年からの参加球団である。
「すながわリバーズ」は当初、砂川に拠点を置く自然化粧品大手の株式会社シロが設立した子会社「株式会社すながわリバーズ」(資本金5,000万円)が運営する予定であり、善岡雅文砂川市長も同席し設立記者会見もおこなったが[1]、2021年11月5日、株式会社シロが球団経営から撤退し、地元有志が新たに設立する一般社団法人の運営となる旨が告知される[2]。なお、株式会社すながわリバーズは2022年3月28日に会社清算され閉鎖している[3]。
球団名は砂川市の砂川と、砂川市の歴史は石狩川とともにあったということから、「すながわリバーズ」となった[4]。なお、当初報道では「砂川ドリームリバーズ」とされていた。リーグウェブサイトの試合結果においては「砂川」と略称表記されている[5]。
球団代表は当初、株式会社シロの代表取締役であった福永敬弘が務め、シロ子会社「株式会社すながわリバーズ」が経営面を、有志による任意団体「すなリバ応援団」(斎藤邦宏代表)が運営を担うことで、両者の協業により持続的な球団運営を図ると発表されていたが[1]、上述の運営団体変更により球団経営についても新たに設立された「一般社団法人すながわリバーズ」(前述の斎藤邦宏が代表)が担うこととなった。
開催球場
[編集]開幕前に発表された日程では砂川市営野球場での開催がメインとなっており、ナイターでの開催時に滝川市営球場が使われる。2022年は1試合だけ深川市民球場、浦臼町ふるさと運動公園野球場も使用される予定となっていた[6]。実際には使用球場の変更(中止振替に伴うものを含む)があり、深川での開催が増える一方、浦臼での開催はなかった。
2023年の当初日程では、砂川市営が10試合、深川市民が5試合のほか、新十津川町ピンネスタジアム[注釈 2]で1試合、本来は富良野のホーム球場である芦別市民球場で1試合が予定されていた[7]。その後、旭川ビースターズのホームゲームとなっていた砂川市営の1試合がすながわホームに変更され[8]、同球場での主催試合は11試合となった。
球場名 | 2022年 | 2023年 | 合計 |
---|---|---|---|
砂川市営野球場 | 13 | 11 | 24 |
深川市民球場 | 3 | 5 | 8 |
滝川市営球場 | 4 | 0 | 4 |
新十津川町ピンネスタジアム | 0 | 1 | 1 |
芦別市民球場 | 0 | 1 | 1 |
沿革
[編集]2021年
[編集]- 10月16日 - リーグの公式Twitterにおいて、2022年シーズンからすながわリバーズが加入することが発表される[9]。また、福永敬弘(株式会社すながわリバーズ代表取締役)および善岡雅文(砂川市長)による設立記者発表が行われた[1]。
- 11月5日 - 「「すながわリバーズ」運営母体変更に関するお知らせ」がリリースされ、運営母体がシロ子会社ではなく、地元有志が設立する任意団体となることが発表される[2]。
2022年
[編集]- 4月21日 - 佐藤明義が初代監督に就任することが発表[10]。
- 5月14日 - 初の公式戦となる対富良野ブルーリッジ戦が砂川市営球場で開催され[11][12]、14-6で勝利した[13]。
- 9月4日 - 対富良野戦に勝利して初のシーズン優勝を達成[14]。
- 9月9日 - 元日本ハムファイターズ投手の斎藤佑樹を招聘した特別講演会を砂川市で開催[15]。
2023年
[編集]- 3月3日 - 監督の佐藤の留任が発表される[16]。
- 9月18日 - この日の対旭川ビースターズ戦に勝利して、2年連続のリーグ優勝を達成[17]。なお、当日の試合を前に監督の佐藤が出場選手登録をおこない、選手兼任監督となった[18]。
- 9月23日 - 旭川との混成チームで、巨人三軍との交流戦を読売ジャイアンツ球場で実施(0-14で敗戦)[19][20]。
- 11月9日 - リーグより、2023年度限りでリーグを脱退すると発表される[21]。代表の斎藤邦宏は北海道新聞の取材に対して「チームの方向性については、今後検討していきたい」と述べた[22]。
- 12月8日 - 自由契約となった選手をX(旧Twitter)で発表し[23]、これにより在籍選手は兼任の監督を含めて4人のみとなる。残った選手の処遇については以後発表されていない。
2024年
[編集]- 1月19日 - 球団ウェブサイトに、北海道ベースボールリーグ退会に至った理由を掲載し、「各球団でリーグ運営の費用や運営スタッフを配置しながらリーグを運営していかなければならない点においての球団側の負担の大きさや、スポンサー収入に頼る現在の独立リーグのビジネスモデルの中、収入の確保など今後の持続可能性を考えた結果」であるとした[24]。同年7月時点で、サイトにはアクセスできなくなっている。
成績
[編集]年度 | 監督 | 順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | ゲーム差 |
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2022 | 佐藤明義 | 1 | 39 | 27 | 8 | 4 | .771 | 9.5※ |
2023 | 1 | 36 | 20 | 16 | 0 | .556 | 1.0※ |
- 年度の金地は優勝
- ※優勝の場合は2位とのゲーム差。
在籍した主な選手
[編集]歴代監督
[編集]- 佐藤明義(2022年 - 2023年)
球団歌
[編集]砂川市出身のメンバーを含む男性4人組グループSnugs(スナッグス)が作詞・作曲した「Never give up」が公式テーマソングとして定められている[25][26]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 英語表記は公式ウェブサイトの記載通り(複数形の"s"ではなく"z")。
- ^ 前年は奈井江・空知ストレーツが主催1試合を開催した。
出典
[編集]- ^ a b c “砂川市が拠点の新球団「すながわリバーズ」設立記者発表”. Youtube(みんなのすながわ プロジェクト) (2021年10月16日). 2022年9月9日閲覧。
- ^ a b すながわリバーズ [@sunagawariverz] (2021年11月5日). "すながわリバーズの運営体制に関するご報告です。". X(旧Twitter)より2021年11月5日閲覧。
- ^ 株式会社すながわリバーズの情報 - 国税庁法人番号公表サイト(2022年9月25日閲覧)
- ^ SHIRO みんなのすながわプロジェクト「夢や希望に溢れるまちづくり」に繋がり、野球によって活気を生み出す、新球団『すながわリバーズ』設立記者発表会を開催 - 株式会社シロ(PR TIMESへの転載、2021年10月20日)
- ^ GAME - ウェイバックマシン(2022年9月25日アーカイブ分) - 北海道ベースボールリーグ(2022年9月25日閲覧)
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2022年4月21日). "※2022シーズン公式戦日程の訂正". X(旧Twitter)より2022年7月1日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2023年5月6日). "23年度スケジュール公開". X(旧Twitter)より2023年5月6日閲覧。
- ^ 旭川ビースターズ [@BeStars_A] (2023年6月7日). "旭川ビースターズホームゲームスケジュールはこちら!※7/1が球場変更となりました". X(旧Twitter)より2023年6月8日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年10月6日). "HBLの今後について(お知らせ)". X(旧Twitter)より2022年7月1日閲覧。
- ^ すながわリバーズ [@sunagawariverz] (2022年4月21日). "【監督就任のお知らせ】". X(旧Twitter)より2022年7月1日閲覧。
- ^ すながわリバーズ試合日程・結果 - ウェイバックマシン(2022年6月30日アーカイブ分) - すながわリバーズ(2022年7月1日閲覧)
- ^ 5月14日 北海道ベースボールリーグ(HBL)開幕戦すながわリバーズ始動! - 砂川市(WEB市長室、2022年5月14日)
- ^ 試合結果公式Twitter 2022年5月14日掲載
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2022年9月4日). "#HBL 9/4(土)結果速報". X(旧Twitter)より2022年9月4日閲覧。
- ^ すながわリバーズ [@sunagawariverz] (2022年8月26日). "この度、すながわリバーズ主催の斎藤佑樹さんによる講演会が決定しました". X(旧Twitter)より2022年9月9日閲覧。
- ^ すながわリバーズ [@sunagawariverz] (2023年3月3日). "佐藤監督続投のお知らせ". X(旧Twitter)より2023年3月4日閲覧。
- ^ “すながわ今季最終戦、HBL2連覇”. 北海道新聞. (2023年9月18日). オリジナルの2023年9月27日時点におけるアーカイブ。 2023年9月18日閲覧。
- ^ 【出場選手登録のお知らせ】 - すながわリバーズ公式Instagram(2023年9月18日)2023年9月19日閲覧。
- ^ 旭川ビースターズ [@BeStars_A] (2023年9月23日). "2023年9月23日のポスト (1)". X(旧Twitter)より2023年9月23日閲覧。
- ^ 旭川ビースターズ [@BeStars_A] (2023年9月23日). "2023年9月23日のポスト (2)". X(旧Twitter)より2023年9月23日閲覧。
- ^ すながわリバーズのHBL脱退のお知らせ - ウェイバックマシン(2024年3月2日アーカイブ分) - 北海道ベースボールリーグ(2023年11月9日)2023年11月13日閲覧。
- ^ “北海道ベースボールリーグ 砂川・リバーズの脱退発表 「来季は2球団で」”. 北海道新聞. (2023年11月15日). オリジナルの2023年11月16日時点におけるアーカイブ。 2023年11月16日閲覧。(要購読契約)
- ^ すながわリバーズ [@sunagawariverz] (2023年12月8日). "【自由契約のお知らせ】". X(旧Twitter)より2024年5月19日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ退会について(ご報告) - ウェイバックマシン(2024年1月24日アーカイブ分) - すながわリバーズ(2024年1月19日)2024年1月24日閲覧。
- ^ すながわリバーズ [@sunagawariverz] (2022年7月27日). "【ホーム開催のお知らせ】". X(旧Twitter)より2022年8月7日閲覧。
- ^ 7月31日 すながわリバーズ観戦!試合前にはスペシャルミニライブ - 砂川市(市長動静、2022年7月31日)2022年8月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式サイト - ウェイバックマシン(2024年1月24日アーカイブ分)
- すながわリバーズ (@sunagawariverz) - X(旧Twitter)
- すながわリバーズ【公式】 (@sunagawa.riverz) - Instagram
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