美唄ブラックダイヤモンズ
| 美唄ブラックダイヤモンズ | |
|---|---|
| Bibai Black Diamonds | |
| 会社名 | 特定非営利活動法人美唄ブラックダイヤモンズ |
| 創設 | 2019年 |
| 所属リーグ | |
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| 歴代チーム名 | |
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| 本拠地 | |
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| 収容人員 | 5,000人 |
| 北海道美唄市（2020年 - ） | |
| 獲得タイトル | |
| リーグ年間優勝（1回） | |
| 2020年 | |
| 球団組織 | |
| 監督 | 金子洋平 |
美唄ブラックダイヤモンズ（びばいブラックダイヤモンズ、英語: Bibai Black Diamonds）は、日本のプロ野球球団。北海道美唄市を拠点に独立リーグの北海道フロンティアリーグに所属する。
2020年に北海道ベースボールリーグの創設とともにリーグ戦に参加したオリジナル球団だったが、2021年シーズン終了後に石狩レッドフェニックス、士別サムライブレイズとともにリーグを脱退し、2022年からは北海道フロンティアリーグに参加している。
概要
[編集]チーム名は、かつての美唄市の主要産業である炭鉱から産出した石炭の異名「黒いダイヤモンド」に、「自己研鑽を重ね光り輝く」という選手の成長を重ねる意味が込められている[1]。また、ロゴマークは市内の宮島沼に飛来するマガンをモチーフとしたデザインである[1]。
北海道ベースボールリーグを企画した出合祐太からのコンタクトに応じて、自治体や経済界が動く形で設立された[2]。創設時の球団社長は、地元企業であるダイワ工業社長の荘司光哉が就任した[2]。廃校となった美唄市立茶志内小学校の跡地を「茶志内ボールパーク」として球団拠点とし[3]、練習場や寮（元の教員寮）に利用している[1][2]。リーグの方針で選手は基本的に就労しており、2020年当時は市内の複数の業種（建設業やガソリンスタンド、農家など）で働いていた[2]。
開催球場
[編集]HBL時代初年度の2020年は東明公園の美唄市営野球場、砂川市営野球場の2球場での開催試合が「ホームゲーム」と位置づけられた[4]。
2021年は全試合を美唄市営野球場で実施[5]。HFLに所属が変更となった2022年以降も同様である[6][7][8]。
歴史
[編集]北海道ベースボールリーグ時代
[編集]- 2020年まで
- 2019年4月25日 - 北海道ベースボールリーグの設立会見が開かれ、美唄市への球団設置が発表される[9]。
- 2019年11月13日 - 球団名が「美唄ブラックダイヤモンズ」に決定と発表[10]。
- 2020年5月30日 - 初年度のリーグ戦が開幕し、美唄市営球場にて無観客でレラハンクス富良野BCと対戦（4 - 9で敗戦）[11]。
- 2020年9月17日 - 初年度のレギュラーシーズンが終了、37勝21敗3分で1位となる[12]。
- 2020年9月26日 - 富良野との「HBLチャンピオンシップ」を3戦全勝で制し、リーグの初代優勝チームとなる。
- 2月15日 - 北海道庁から特定非営利活動法人の認証を受ける[13]。
- 5月1日 - 2021年シーズンが開幕[14]
- 8月29日 - 新型コロナウイルス感染症の感染状況悪化によりリーグ戦が打ち切りとなり、2位で終了する[15]。
- 9月15日 - クライマックスシリーズで3位の士別に勝利して勝ち抜け[16]。
- 9月18日 - 「HBLチャンピオンシップ」で、石狩に0勝2敗で敗退[17][18]。
- 10月6日 - 9月30日付で北海道ベースボールリーグ（HBL）を脱退していたことが公表される[19]。同日、石狩・士別と新リーグを結成することを発表[20]。
北海道フロンティアリーグ時代
[編集]- 2021年
- 1月31日 - 球団初の監督として、元北照高等学校野球部監督の河上敬也が就任することを発表[22]。
- 2月28日 - リーグが日本独立リーグ野球機構（IPBL）に加盟したことに伴い、機構の賛助会員となる[23]。
- 9月21日 - 2022年シーズンを終了。3位の成績に終わり[24]、リーグチャンピオンシップには進めなかった。
- 12月21日- 河上敬也が契約満了により、美唄ブラックダイヤモンズの監督を退任[25]。
- 1月20日 - 元北海道日本ハムファイターズ選手の岩本勉がスペシャルアンバサダー兼テクニカルアドバイザーに就任したことを発表[26]。
- 2月20日 - 監督として元北海道日本ハムファイターズ選手の金子洋平の就任を発表[27]。
- 9月15日 - 当年度のリーグ戦を終了。前年に続いて3位に終わる[28]。これに先立ち、9月10日のホーム最終戦後に監督の金子の留任が発表された[29]。
- 4月1日 - 球団代表補佐としてベースボール・チャレンジ・リーグ前代表の村山哲二の就任と、山本風太の総合コーチ着任を、それぞれ発表[30][31]。
- 9月4日 - シーズン2位が確定し、北海道フロンティアリーグ加入後初のチャンピオンシップ出場が決定した[32]。
- 9月21日 - 石狩とのリーグチャンピオンシップに敗退[33]。
成績
[編集]北海道ベースボールリーグ
[編集]リーグ戦
[編集]| 年度 | 監督 | 順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | ゲーム差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020 | （なし） | 1 | 61 | 37 | 21 | 3 | .638 | - |
| 2021 | 2 | 36 | 19 | 13 | 4 | .594 | 9.0 |
ポストシーズン
[編集]- 2020年
- HBLチャンピオンシップ：優勝（3勝0敗、対戦は富良野）
- 2021年
- クライマックスシリーズ：勝ち抜き（対戦は士別）
- HBLチャンピオンシップ：0勝2敗（対戦は石狩）
北海道フロンティアリーグ
[編集]リーグ戦
[編集]| 年度 | 監督 | 順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝率 | ゲーム差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022 | 河上敬也 | 3 | 46 | 19 | 25 | 2 | .432 | 7.5 |
| 2023 | 金子洋平 | 3 | 46 | 13 | 32 | 1 | .289 | 16.5 |
| 2024 | 2 | 52 | 20 | 30 | 2 | .400 | 19.5 |
リーグチャンピオンシップ
[編集]- 2024年 - 0勝3敗（対戦は石狩。1敗は石狩のリーグ戦1位によるアドバンテージ）
スタッフ・選手
[編集]→「美唄ブラックダイヤモンズの選手一覧」を参照
球団歌
[編集]応援歌として『MY HEROES』が制作されている[34]。
マスコットキャラクター
[編集]「ラジェット」という名称のキャラクターが制定されている[35]。
応援団
[編集]私設応援団「美唄真雁（びばいまがん）」が存在する[36]。
脚注
[編集]- ^ a b c 北海道初、独立リーグを発足！美唄市からプロ野球選手を！ - CAMPFIRE（美唄球団によるクラウドファンディング告知、2020年12月）
- ^ a b c d “野球を美唄のまちの起爆剤に 谷村工業などが選手雇用”. 北海道建設新聞. (2020年9月23日). オリジナルの2020年10月19日時点におけるアーカイブ。 2022年5月19日閲覧。
- ^ “北海道ベースボールリーグ「美唄ブラックダイヤモンズ球団拠点 茶志内ボールパーク」”. 北海道. 2022年5月31日閲覧。
- ^ 2020シーズン HBL公式戦日程 - 北海道ベースボールリーグfacebook（2020年5月28日）2022年5月19日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ2021公式戦日程 - 北海道ベースボールリーグfacebook（2021年8月22日）2022年5月19日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2022年3月19日). "2022シーズン5月日程". X（旧Twitter）より2022年5月19日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2022年3月19日). "2022シーズン6-9月日程". X（旧Twitter）より2022年5月19日閲覧。
- ^ 年間試合スケジュール - 北海道フロンティアリーグ
- ^ “20年北海道で野球リーグ開始、農業従事者も可能に”. 日刊スポーツ. (2019年4月25日) 2022年5月19日閲覧。
- ^ 美唄の球団名『美唄ブラックダイヤモンズ』と命名されました！ - 北海道ベースボールリーグfacebook（2019年11月14日、画像は新聞の転載）2022年5月19日閲覧。
- ^ “北海道ベースボールリーグ開幕、街の協力に代表感謝”. 日刊スポーツ. (2020年5月30日) 2022年5月19日閲覧。
- ^ “北海道の野球独立リーグ、来季4チームに倍増へ”. 日本経済新聞. (2020年9月25日) 2022年5月19日閲覧。（全文を読むには会員登録が必要）
- ^ 道内NPO法人（認証団体）一覧【北海道】（北海道オープンデータポータル）掲載の「NPO法人認証団体一覧」による。
- ^ 美唄ブラックダイヤモンズ [@BLKDiamonds_HFL] (2021年5月2日). "【HBL公式戦 第1戦 試合結果】". X（旧Twitter）より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年8月29日). "リーグ公式戦終了のお知らせ". X（旧Twitter）より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年9月15日). "ミライフ北海道 HBL CS2021第1戦". X（旧Twitter）より2022年5月20日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年9月17日). "9月17日 ミライフ北海道 HBLチャンピオンシップ2021 試合結果 石狩青葉公園球場". X（旧Twitter）より2021年9月18日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年9月18日). "石狩レッドフェニックス 優勝！！". X（旧Twitter）より2021年9月18日閲覧。
- ^ 北海道ベースボールリーグ [@hbbleague] (2021年10月6日). "HBLの今後について（お知らせ）". X（旧Twitter）より2022年5月20日閲覧。
- ^ 士別サムライブレイズ [@samurai_blades] (2021年10月6日). "北海道ベースボールリーグ退会について（ご報告）". X（旧Twitter）より2022年5月20日閲覧。
- ^ “野球で北海道の未来拓く 北海道フロンティアリーグ立ち上げ ２３日、栃木で入団テスト”. 北海道新聞. (2021年11月6日). オリジナルの2021年11月5日時点におけるアーカイブ。 2022年5月20日閲覧。
- ^ “独立Ｌ美唄の新監督に元北照監督の河上敬也氏「野球を通じて町を元気に明るくできたら」”. 日刊スポーツ. (2022年1月31日) 2022年5月19日閲覧。
- ^ “北海道フロンティアリーグおよび加盟3球団、九州アジアプロ野球リーグ新規加盟1球団のIPBL加盟承認のお知らせ”. 日本独立リーグ野球機構 (2022年2月28日). 2022年5月20日閲覧。
- ^ HFL2022シーズン終了のご挨拶 - 美唄ブラックダイヤモンズ（2022年9月21日）2022年9月23日閲覧。
- ^ 河上敬也 監督退任のお知らせ - 美唄ブラックダイヤモンズ（2022年12月21日）2022年12月21日閲覧。
- ^ スペシャルアンバサダー兼テクニカルアドバイザー就任のお知らせ - 美唄ブラックダイヤモンズ（2023年1月20日）2023年1月20日閲覧。
- ^ “監督就任のお知らせ”. 美唄ブラックダイヤモンズ (2023年2月20日). 2023年2月20日閲覧。
- ^ GAME - 北海道フロンティアリーグ（「試合情報 2023年度 北海道フロンティアリーグ」の箇所を参照）2023年9月17日閲覧。
- ^ “美唄ブラックダイヤモンズ、今季ホーム最終戦 金子監督の続投発表”. 北海道新聞. (2023年9月10日). オリジナルの2023年9月11日時点におけるアーカイブ。 2023年10月3日閲覧。
- ^ 球団代表補佐就任のお知らせ - 美唄ブラックダイヤモンズ（2024年4月1日）2024年4月2日閲覧。
- ^ 総合コーチ就任のお知らせ - 美唄ブラックダイヤモンズ（2024年4月1日）2024年4月2日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2024年9月4日). "CS出場決定". X（旧Twitter）より2024年9月18日閲覧。
- ^ 北海道フロンティアリーグ [@HFL_baseball] (2024年9月21日). "【9/21 CS第2戦 石狩vs美唄】". X（旧Twitter）より2024年9月23日閲覧。
- ^ GOODS - 美唄ブラックダイヤモンズ（グッズの一つとして曲のCDが掲載されている）2022年5月20日閲覧。
- ^ 美唄ブラックダイヤモンズ【ラジェット】 - スタリコ（2022年5月20日閲覧）
- ^ 美唄真雁 (@xjsCMLXCkrlqmbo) - X（旧Twitter）
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 美唄ブラックダイヤモンズ (美唄ブラックダイヤモンズ-101801081290324) - Facebook
- 美唄ブラックダイヤモンズ (@BLKDiamonds_HFL) - X（旧Twitter）
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