でん六
表示
でん六本社工場 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒990-8506 山形県山形市清住町三丁目2-45 |
設立 |
1953年5月 (1924年11月創業) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 2390001001246 |
事業内容 | 豆菓子製品の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 鈴木隆一 |
資本金 | 4億2500万円 |
売上高 |
260億6648万円 (2021年3月期) |
純利益 |
2億1,000万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
207億8,200万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 863名(2022年3月現在) |
関係する人物 | 鈴木傳六(創業者) |
外部リンク | http://www.denroku.co.jp/ |
株式会社でん六(でんろく)は、山形県山形市に本社を置く菓子メーカーである。
概要
[編集]創業者は鈴木傳六(すずきでんろく)。これが社名の由来となっている[2]。2代目社長は鈴木傳四郎。2023年現在は、傳四郎の長男である鈴木隆一が社長。
沿革
[編集]- 1924年(大正13年)11月 - 菓子製造(おこし)創業。
- 1950年(昭和25年) - 甘納豆で急激に成長
- 1953年(昭和28年)5月 - 「鈴木製菓株式会社」設立。
- 1956年(昭和31年)6月 - 「でん六豆」新発売。
- 1957年(昭和32年) - 袋詰め商法への挑戦、自動計量器の導入
- 1962年(昭和37年)7月 - 「株式会社でん六」と社名変更。
- 1963年(昭和38年)4月 - 「でん六ミックス」発売、鮮度管理を実施
- 1964年(昭和39年)7月 - CMソング「でん六豆のうた」発表
- 1967年(昭和42年)1月 - 「でん六節分」の開始
- 1970年(昭和45年)7月 - 「ポリッピー」登場
- 1971年(昭和46年) - 赤塚不二夫デザインによる鬼の面シリーズ開始
- 1973年(昭和48年) - チョコレート商品を開発
- 1977年(昭和52年) - 初代社長鈴木傳六が山形市霞城公園内に最上義光騎馬像を寄贈、山形鋳物により製作
- 1982年(昭和57年) - 鈴木傳六が北海道別海町、別海北方展望塔そばに「四島への道・叫びの像」を寄贈
- 1983年(昭和58年)10月 - 山形市清住町に新工場完成
- 1993年(平成5年) - 「味のこだわり」「ウルトラミニシリーズ」ヒット
- 1995年(平成7年)10月4日 - 上山市の蔵王の森工場が落成
- 2006年(平成18年)6月 - 「でん六豆」の発売50周年を迎える
- 2010年(平成22年)10月 - 東京支店を東京都足立区古千谷本町へ移転
- 2012年(平成24年)1月 - 仙台支店、新社屋新築
- 2014年(平成26年)
- 4月 - 創業90周年
- 5月 - 東北六魂祭 山形開催の公式スポンサーに就任
- 2016年(平成28年)7月 - 毎年10月6日を「でん六の日」として、一般社団法人日本記念日協会から認定
- 2017年(平成29年)12月 - 日本政策投資銀行より、山形県初の健康経営格付を取得。経済産業省より「地域未来牽引企業」に選定
- 2018年(平成30年)10月 - 全工場(本社工場、蔵王の森工場)にて、ISO22000ならびにFSSC22000の認証取得
- 2024年(令和6年)2月 - 山形県の企業等による森づくり事業「やまがた絆の森」の上山市の小倉生産森林組合の所有する森林1.25haの整備に参画[3]
- 4月 - 創業100周年 記念スローガンとして「幸せ、ころころ。」を策定
- 10月13日 - やまぎん県民ホールにて創業100周年記念式典開催。山形交響楽団による演奏など実施。同日、ホテルメトロポリタン山形とパレスグランデールの2か所で記念祝賀会を同時開催
歴代社長
[編集]- 鈴木製菓社長
- 鈴木傳六:1953年 - 1962年
- でん六社長
主な商品
[編集]種類 | 豆菓子 |
---|---|
販売開始年 | 1956年 |
関係する人物 | 天地総子(CM歌手) |
外部リンク | でん六豆 |
- でん六豆
- 甘納豆
- でん六ミックス
- ポリッピー
- いかピー
- ミニパック・ウルトラミニシリーズ
- 大人の贅沢 味のこだわり
- 好きです北海(きた)の味
- ピーナッツ菓子(バタピー、ピー柿)
- チョコレート菓子(ピーナッツチョコ、コーンチョコ)
- 節分用豆(赤塚不二夫デザインの鬼の面つき[注 1])
CM
[編集]- キャッチコピーは「豆はでん六」。キャッチコピーを使ったサウンドロゴもあり、その多くはのこいのこが歌うバージョンを使用している(1990年代までは「豆はでん六」と歌っていたが、2000年代は「でん六」部分のみを使用)。
- 節分の時期は毎年、新作CMを放映。企業キャラクターのでんちゃん、でんこちゃんがフルCGのCMになる。
- 2006年6月から、倉科カナを起用したテレビCMを放映していた(サウンドロゴも本人が歌唱)。
- ポリッピーは朝倉さやが歌唱したラジオCMが放送されている(サウンドロゴも本人が歌唱)。
- 2023年以降の節分期に於けるCMでMay'nとJUVENILE による節分ソング「せつぶんぶん!」がTVCM曲として起用された。TVCMにはMay'n自身も出演し、サウンドロゴも本人が歌唱している。
その他
[編集]- 看板商品の「でん六豆」は、2006年で発売から50周年を迎えている。
- サッカーJリーグモンテディオ山形の袖スポンサーになっている。
- モンテディオ山形を応援する「モンテディオ 勝ちピー」を発売している。2010年にはサッカー日本代表バージョンの「SAMURAI BLUE 勝ちピー」も発売。なお、亀田製菓(アルビレックス新潟のスポンサー)も同趣旨の「勝ちの種」を発売している。
- マスコットキャラクターは黒いくまの「でんちゃん」。着ぐるみも制作されている。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 赤塚の起用は1971年から。デザインは毎年変更されている(制作当時の世相や赤塚不二夫のキャラクター、NHK大河ドラマ最新作が題材になることが多い)。「赤塚不二夫の鬼の面」というフレーズであるが、2002年4月に赤塚が病に倒れた以降の実質作者はフジオ・プロのスタッフとなっている(赤塚は2008年8月に死去)。著作権者は2009年版まで赤塚本人で2010年版からフジオ・プロに変更された。なお1977年のみ山上たつひこ作「がきデカ」の主人公・こまわり君がモデルとなっている。
出典
[編集]- ^ a b 株式会社でん六 第71期決算公告
- ^ “でん六社長 鈴木 隆一 氏”. 山形コミュニティ新聞. (2006年11月24日) 2016年2月25日閲覧。
- ^ “でん六 幸せの森”. (公財)やまがた森林と緑の推進機構
外部リンク
[編集]- でん六
- でん六 (@den6_denchan) - X(旧Twitter)
- でん六 (denroku.co.jp) - Facebookページ