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とんきゅう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
とんきゅう株式会社
TONQ CO., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
305-0045
茨城県つくば市梅園2-17-4 1F
設立 1978年(昭和53年)10月
業種 小売業
法人番号 6050001015986 ウィキデータを編集
事業内容 飲食店経営
代表者 矢田部武久(代表取締役会長)
矢田部淳(代表取締役社長
資本金 3,000万円
売上高 17億800万円(2009年3月期)
従業員数 正社員53名、非正社員278名(2009年3月現在)
決算期 3月
外部リンク https://ton-kyu.com/
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とんきゅう株式会社(とんきゅう、英称:TONQ CO., Ltd.)は、茨城県つくば市本社を置くレストラン運営会社である。茨城県、千葉県埼玉県に店舗を展開している。運営するレストランの種類は、とんかつ料理店の「とんQ」、焼肉料理店の「炭火焼肉赤牛」、イタリア料理店の「アルゾーニ・イタリア」がある。2020年9月現在、計15店舗を展開している。

沿革

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創業者の矢田部武久は、商社を立ち上げるも3000万円の借金を抱えてしまい、その返済のためにとんQを立ち上げた[1]。矢田部の実家は製餡店でとんかつ作りの経験はなく、横浜市で3か月の修業の後、当時発展途上であった筑波研究学園都市を出店先に選択した[1]。開店当初は矢田部とイギリス人の妻の2人で切り盛りし、事業が軌道に乗るまで5年を要した[1]

  • 1978年(昭和53年)10月 ‐ 会社設立。
  • 1983年(昭和58年)3月 ‐ とんQの1号店を現在のつくば市に開店[2]
  • 1999年(平成11年)10月 ‐ 成田ニュータウン店を開店し千葉県に進出。
  • 2000年(平成12年)10月 ‐ カルビ屋大福をFC形式で開店。
  • 2003年(平成15年)5月 ‐ 春日部店を開店し埼玉県に進出。
  • 2004年(平成16年)
    • 6月 ‐ アルゾーニ・イタリアを開店。
    • 12月 ‐ 炭火焼肉赤牛を開店。
  • 2019年(令和元年)12月5日 - 東急プラザ渋谷店を開店し、東京都に進出[3]

店舗と料理

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とんQ

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つくば本店
やまと豚ロースかつ定食

提供する豚肉はすべて日本国内産で、ブランド豚のやまと豚・赤城豚も扱う[4]。やまと豚は開業当初から使用しており、創業者の矢田部は、自分には安い素材から旨い料理を作れないので素材でカバーした、と語っている[1]。とんかつの厚みは約3 cmあり、肉を柔らかくするために油で揚げた後で余熱で仕上げる[2]

とんかつの定食は、ご飯と味噌汁をそれぞれ2種類から選択することができ[4]、ご飯・キャベツ・3種の漬物おかわり自由である[4][5]。キャベツ用のドレッシングは自家製で、味噌汁・キャベツ・漬物は店舗ごとに違いがあり、漬物は各店で漬ける[2]。とんかつ以外に季節限定メニューとして、ホタテアジハモ牡蠣ブリなどを提供する[4][5]

客層はサラリーマンママ友高齢者など幅広く[6]、1か月に何度も通う常連客も多い[2]。接客方法は特にマニュアル化しておらず、従業員が自主的に客に声をかけている[6]。つくば本店は、トリップアドバイザーのつくば市のレストラン(約1,300軒)ランキングで第1位になったことがある[5]

川崎市にある同名店舗との関係はない。

閉店

焼肉赤牛

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焼肉赤牛つくば本店
  • つくば本店 - 茨城県つくば市
  • 水戸店 - 茨城県水戸市
  • 守谷店 - 茨城県守谷市

その他

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  • アルゾーニ・イタリア - 茨城県つくば市
  • Gastro Kitchen JUNBOO - 茨城県つくば市

脚注

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  1. ^ a b c d 第624回 とんきゅう株式会社 代表取締役社長 矢田部武久氏”. 飲食の戦士たち. キイストン (2018年1月23日). 2020年9月25日閲覧。
  2. ^ a b c d 藤森もも子 (2018年3月9日). “北関東の名店『とんかつとんQ』に、連日行列ができるワケ(2/3ページ)”. 食楽web. 徳間書店. 2020年9月25日閲覧。
  3. ^ 渋谷に12月5日開店 とんQ、都内初”. 茨城新聞 (2019年11月29日). 2020年9月25日閲覧。
  4. ^ a b c d 石黒アツシ (2018年2月20日). “行列ができる隠れた名店!とんかつ「とんQ」現地ルポ。ボリューム、柔らかさ、肉の旨さで納得”. TABIZINE. 2020年9月25日閲覧。
  5. ^ a b c 中山秀明 (2018年3月6日). “ファミレスは地方がアツい!特に茨城の「とんかつとんQ」は味と攻めた企画が秀逸だ”. GetNavi web. ゲットナビ. 2020年9月25日閲覧。
  6. ^ a b 藤森もも子 (2018年3月9日). “北関東の名店『とんかつとんQ』に、連日行列ができるワケ(3/3ページ)”. 食楽web. 徳間書店. 2020年9月25日閲覧。
  7. ^ とんQ水戸インター店 閉店のお知らせ”. とんきゅう (2020年9月1日). 2020年9月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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