はこだてライナー
はこだてライナー | |
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はこだてライナー(2022年9月五稜郭駅) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 普通列車・快速列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 北海道 |
運行開始 | 2016年3月26日 |
運営者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
路線 | |
起点 | 函館駅 |
停車地点数 |
6駅(普通) 3駅(快速) (いずれも起終点駅を含む) |
終点 | 新函館北斗駅 |
営業距離 | 17.9km |
使用路線 | 函館本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
身障者対応 | 1号車 |
座席 | 全車自由席 |
技術 | |
車両 | 733系電車(函館運輸所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 交流20,000 V・50 Hz |
最高速度 | 120 km/h |
はこだてライナーは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が、函館本線の函館駅 - 新函館北斗駅間で運行している普通列車・快速列車である。
概要
[編集]2016年(平成28年)3月26日に北海道新幹線の新青森駅 - 新函館北斗駅間が開業するのに伴い、函館駅 - 新函館北斗駅間を結ぶ新幹線アクセス列車として運行を開始した[JR 1][JR 2]。
列車名は、2014年(平成26年)11月20日から12月22日まで一般公募を行い、公募順位1位であることと、目的地である"函館"と"ライナー"を掛け合わせた愛称であり、親しみやすく分かりやすいこと[JR 1]として決定した。
運行概況
[編集]函館駅 - 新函館北斗駅間に定期列車16往復32本を設定し[1]、朝の上り始発列車と深夜の下り最終列車を除き、全ての新幹線「はやぶさ」・「はやて」と接続する[JR 2]。そのうち、下り6本・上り7本は快速列車として運行される。また、北海道新幹線開業直後とゴールデンウィーク・年末年始など多客期は、臨時快速列車が最大3往復増発される[2]。
新幹線開業まで、函館駅 - 七飯駅間で運転されていた区間列車(かつての「うきうき号」[3])のほとんどが、「はこだてライナー」の普通列車に置き換えられており、函館の郊外輸送の役割も担っている。
なお、函館駅 - 大沼公園駅・森駅・長万部駅間を運行する普通列車は「はこだてライナー」とはならない。
停車駅
[編集]快速列車
[編集]普通列車
[編集]函館駅 - 五稜郭駅 - 桔梗駅 - 大中山駅 - 七飯駅 - 新函館北斗駅
使用車両・編成
[編集]全列車が函館運輸所所属の733系1000番台電車(3両編成)を使用する。なお、道南地区の国鉄・JRの路線で、普通列車に電車が使われるのは初めてとなる[注釈 1]。
なお、3両編成の定員は441人で、新幹線の1編成の定員(731人)に対して大幅に少ないことから[4]、多客時には2編成を連結した6両での運転を行うこともある[5]。
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はこだてライナーの車内(2022年9月)
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トイレと車椅子スペース(2022年9月)
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ドア上部の電光掲示板(2022年9月)
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車体の行先表示器(2022年9月)
沿革
[編集]- 2011年(平成23年)12月13日:JR北海道が、北海道新幹線の新青森駅 - 新函館駅(仮称)間開業に合わせて、函館駅 - 新函館駅(仮称)間を結ぶアクセス列車を導入することを発表[JR 3]。
- 2014年(平成26年)11月20日:函館駅 - 新函館北斗駅間のアクセス列車用として、733系1000番台電車を導入すると発表[JR 4]。また、同日から同年12月22日まで、アクセス列車の愛称名の公募を実施[JR 5]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正。「はこだてライナー」運転開始[JR 2]。
- 2017年(平成29年)3月4日:ダイヤ改正。一部の「はこだてライナー」の時刻を見直し[JR 7]。
- 2018年(平成30年)3月17日:ダイヤ改正。一部の「はこだてライナー」の時刻を見直し[JR 8]。また、深夜の函館発の「はこだてライナー」の運転時刻を57分繰り下げ[注釈 2][JR 8]。
- 2019年(平成31年)3月16日:ダイヤ改正。青函トンネル内の最高速度引き上げによる「はやぶさ」「はやて」の所要時間短縮に伴い、「はこだてライナー」の運転時刻を見直し[JR 9]。
- 2020年(令和2年)5月2日 - 5月6日:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による北海道新幹線で運行予定であった臨時「はやぶさ」の運休の影響で、運休する列車に接続する臨時快速「はこだてライナー」を運休[注釈 3][JR 11]。
- 2021年(令和3年)3月13日:ダイヤ改正。東北新幹線の上野駅 - 大宮駅間の最高速度引き上げによる一部の「はやぶさ」の所要時間短縮に伴い、一部の「はこだてライナー」の運転時刻を見直し[JR 12]。
商標
[編集]「はこだてライナー」は、北海道旅客鉄道が商標として登録している[6]。
登録項目等 | 内容等 |
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商標 | はこだてライナー |
称呼 | ハコダテライナー,ライナー |
出願番号 | 商願2015-3700 |
出願日 | 2015年(平成27年)1月19日 |
登録番号 | 第5762605号 |
登録日 | 2015年(平成27年)5月1日 |
権利者 | 北海道旅客鉄道株式会社 |
役務等区分 | 39類(鉄道による輸送) |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ はこだてライナー|はやぶさ・はやて JR北海道
- ^ “時刻表(北海道・東北新幹線、特急スーパー北斗/北斗、はこだてライナー)” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2016年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月30日閲覧。
- ^ 『日本交通公社発行1986年12月号大型時刻表』492頁 - 497頁の函館本線の項より。
- ^ “新幹線の新函館北斗駅、ホーム拡大へ 6両編成のアクセス列車にも対応”. 産経ニュース. (2015年6月29日). オリジナルの2015年7月2日時点におけるアーカイブ。 2021年1月30日閲覧。
- ^ “商標「はこだてライナー」の詳細情報”. Toreru商標検索. 株式会社Toreru. 2022年8月2日閲覧。
JR北海道(一部他事業者含む)
[編集]- ^ a b c 『新函館北斗〜函館間アクセス列車の愛称名の決定について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年2月12日。オリジナルの2015年2月12日時点におけるアーカイブ 。2015年2月12日閲覧。
- ^ a b c d 『平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年12月18日。オリジナルの2015年12月18日時点におけるアーカイブ 。2015年12月18日閲覧。
- ^ 『函館・新函館間のアクセス列車の運行について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年12月13日。オリジナルの2011年12月17日時点におけるアーカイブ 。2011年12月17日閲覧。
- ^ 『「函館〜新函館北斗」アクセス列車用の車両について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年11月20日。オリジナルの2014年11月20日時点におけるアーカイブ 。2014年11月20日閲覧。
- ^ 『新函館北斗〜函館間アクセス列車の愛称名募集について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2014年11月20日。オリジナルの2014年11月27日時点におけるアーカイブ 。2014年11月27日閲覧。
- ^ 『北海道新幹線 新青森〜新函館北斗間開業に伴う運行計画の概要について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、東日本旅客鉄道、2015年9月16日。オリジナルの2015年9月16日時点におけるアーカイブ 。2015年9月16日閲覧。
- ^ 『平成29年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年12月16日。オリジナルの2016年12月16日時点におけるアーカイブ 。2021年1月30日閲覧。
- ^ a b c 『平成30年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2017年12月15日。オリジナルの2017年12月15日時点におけるアーカイブ 。2021年1月30日閲覧。
- ^ 『2019年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2018年12月14日。オリジナルの2018年12月14日時点におけるアーカイブ 。2021年1月30日閲覧。
- ^ 『春の臨時列車の一部運転取り止めと指定席発売の見合わせについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年3月27日。オリジナルの2020年4月11日時点におけるアーカイブ 。2021年1月30日閲覧。
- ^ 『春の臨時列車の一部運転取り止めと指定席発売の見合わせについて』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年4月14日。オリジナルの2020年6月4日時点におけるアーカイブ 。2020年6月4日閲覧。
- ^ 『2021年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月18日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ 。2021年1月30日閲覧。