横浜こども科学館
横浜こども科学館 YOKOHAMA SCIENCE CENTER | |
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施設情報 | |
正式名称 | 横浜こども科学館 |
愛称 |
はまぎん こども宇宙科学館 (HAMAGIN SPACE SCIENCE CENTER) (2008年4月1日 - ) |
専門分野 | 宇宙科学 |
館長 | 的川泰宣(2012年3月1日 - ) |
事業主体 | 横浜市 |
管理運営 | CTC共同事業体(コングレ・東急コミュニティー)[1] |
延床面積 | 6,484.26m2 |
開館 | 1984年5月5日 |
所在地 |
〒235-0045 日本 神奈川県横浜市磯子区洋光台5-2-1 |
位置 | 北緯35度22分37.44秒 東経139度35分41.73秒 / 北緯35.3770667度 東経139.5949250度 |
アクセス |
JR根岸線洋光台駅より徒歩3分。 横浜横須賀道路港南台ICから約5分。 |
外部リンク | はまぎん こども宇宙科学館 オフィシャルホームページ |
プロジェクト:GLAM |
横浜こども科学館(よこはまこどもかがくかん:YOKOHAMA SCIENCE CENTER)は、神奈川県横浜市磯子区洋光台にある科学館。館長は的川泰宣[2]。建物外観は宇宙船をモチーフにしている。指定管理者はCTC(コングレ・東急コミュニティー)共同事業体[1]。
ネーミングライツ制度が導入され、横浜銀行が2008年度から当初年間3千万円で命名権を取得し(2008年4月1日 - 2013年3月31日[3]、2013年4月1日 - 2016年3月31日(年額1500万円)[4]、2016年4月1日 - 2019年3月31日(年額1700万円)[5]、2019年4月1日 - 2024年3月31日(年額1700万円)[6])、「はまぎん こども宇宙科学館」の愛称が用いられている。
施設
[編集]5FからB2まで、館全体が巨大な宇宙船をイメージした体験型科学館。
フロアごとにテーマの異なる5つの展示室があり、子どもから大人まで、自分でふれて体感して、楽しく遊びながら宇宙や科学のふしぎを学ぶことができる。
宇宙の広がりをさぐる5F「宇宙船長室」。
キャプテンシアターでは、身近な道具を使った科学実験ショウ「サイエンス・ショウ」や、宇宙をテーマにした映像と道具を使った解説を行う「サイエンス・ミニトーク」を土日祝に開催。
4Fは、「ビーコロ®」や「サイクロイド滑り台」など、玉の動きを通して物理の法則を体感できる「宇宙研究室」。
3Fは、「月面ジャンプ」や「空間移動ユニット」が人気の「宇宙トレーニング室」。
2F「宇宙発見室」では、カミナリやオーロラのふしぎにふれることができる。スペースラボでは「ミニ実験」を土日祝に開催。目の前のカウンターで実験を見られる。
B2「あそびの広場/特別展示室」では、秘密基地のようなプレイハウスで道具の組み立てを体験したり、様々な形のマグネットパズルを壁面に貼り付けられる。また、春季や大型連休、夏季などに様々な企画を開催。
宇宙劇場(プラネタリウム)では、直径23mのドーム全体に広がる迫力の映像と、リアルで美しい星がつくりだす、臨場感あふれる宇宙を体験できる。小さな子どもから大人まで楽しめるプログラムを投影。全ての番組の前後どちらかで約15分間、スタッフによるその日の星空解説も実施。2022年12月に導入された投影機MEGASTAR-IIAは、少なくとも7億個の恒星を投影できる「世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウム投影機」として、2023年2月にギネス世界記録に認定された[7]。
その他、月に1~2回程度、星空観察会を開催。プラネタリウムで宇宙のお話をした後、実際の星空のもと、星や星座の解説を行っている。天体望遠鏡で月や惑星などの天体観察も実施。
建築設計は環境デザイン研究所(仙田満)及び日建設計。宇宙劇場を先端にした3段ロケットのような構成をとる。後部は小さなサイコロの積木のような意匠となっており、南側の公園およびそれに続く住宅地のヒューマンなスケールに合わせるように意図されている。[8][9]
開館時間・休館日
[編集]- 開館時間
- 9:30 - 17:00(入館は16:00まで)
- 休館日
- 第1・3火曜日
- 年末年始
- ※プラネタリウム番組入れ替え時などに臨時休館することもある。
歴史
[編集]- 1984年5月5日 開館
- 1986年3月21日 展示更新/地下2階
- 1987年3月21日 地下1階休憩室増設
- 1988年12月 展示更新/1・3・4階
- 1989年12月2日 展示更新/5階
- 1990年4月21日 リニューアル・オープン
- 2001年3月3日 プラネタリウム更新
- 2007年3月3日 宇宙劇場リニューアル
- 2008年4月1日 ネーミングライツにより愛称「はまぎん こども宇宙科学館」を使用
- 2011年4月1日 指定管理者「SFG・NTTファシリティーズ共同事業体」管理運営開始(2016年3月31日まで)
- 2012年3月1日 JAXA名誉教授 的川泰宣氏館長就任
- 2013年4月1日 ネーミングライツの更新(2016年3月31日まで)
- 2014年5月5日 横浜こども科学館開館30周年
- 2015年11月1日 展示更新/4階
- 2016年4月1日 展示室リニューアル/2階
- 2016年4月1日 2期目指定管理者「コングレ・NTTファシリティーズ共同事業体」管理運営開始(2021年3月31日まで)
- 2016年4月1日 ネーミングライツ更新(2019年3月31日まで)
- 2016年9月8日 展示更新/4階
- 2017年2月11日 展示室リニューアル/地下2階
- 2022年12月1日 プラネタリウムリニューアルし、大平技研製の新型MEGASTARII-Aを導入[10]。ギネス記録を狙うものの「星の数を数えることが困難」という理由から即日の記録認定には至らなかったが、翌2023年2月8日にとしてギネス世界記録に登録された[11][12]。投影できる星の数については、大平技研によると1等星から20等星まで約12億個を映し出す能力があるが、星を数える方法の技術的な限界から「少なくとも7億個の星を投影できる」とされた[13]。
入館者達成経緯
[編集]- 1984年8月4日 入館者10万人
- 1985年12月16日 入館者50万人
- 1988年1月23日 入館者100万人
- 1990年3月27日 入館者150万人
- 1992年2月13日 入館者200万人
- 1994年1月20日 入館者250万人
- 1995年12月19日 入館者300万人
- 1997年10月17日 入館者350万人
- 1999年9月18日 入館者400万人
- 2003年7月31日 入館者500万人
- 2006年11月26日 入館者600万人
- 2010年7月25日 入館者700万人
- 2016年4月28日 入館者800万人
アクセス
[編集]その他
[編集]- 洋光台駅前のバス乗り場には、こども科学館のドームを模した上屋が設けられていた。老朽化のため、現在は別の形状のものに交換されている。
- 町内の和菓子店(現在は閉店)では、当館をイメージした「ドームサブレー」が販売されていた。
脚注
[編集]- ^ a b 科学館について,はまぎん こども宇宙科学館 オフィシャルホームページ
- ^ 館長あいさつ|はまぎん こども宇宙科学館
- ^ 横浜市 政策局 共創推進室 共創推進課 (2012年8月21日). “ネーミングライツ(施設命名権)事例”. 2012年8月30日閲覧。
- ^ 横浜市 こども青少年局 青少年育成課 (2013年3月1日). “ネーミングライツ(施設命名権)事例”. 2013年7月24日閲覧。
- ^ “平成17年度予算案事業本部・局別記者発表日程表(案)” (PDF). 横浜市こども青少年局青少年育成課 (2015年12月10日). 2017年7月10日閲覧。
- ^ 『「はまぎん こども宇宙科学館」株式会社横浜銀行とネーミングライツ契約を更新』(pdf)(プレスリリース)横浜市こども青少年局青少年育成課、2018年12月12日 。2019年6月24日閲覧。
- ^ “世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウム投影機としてギネス世界記録達成”. はまぎん こども宇宙科学館 (2023年2月8日). 2023年4月13日閲覧。
- ^ 新建築1984年7月号
- ^ 仙田満、『あそび環境のデザイン』、1987年、鹿島出版会
- ^ “「はまぎん こども宇宙科学館」プラネタリウムがリニューアル”. アストロアーツ (2022年12月1日). 2023年4月14日閲覧。
- ^ "ギネス世界記録™ 達成!世界で最も多くの星を映し出すプラネタリウムが横浜に はまぎん こども宇宙科学館" (Press release). 横浜市役所こども青少年局青少年育成課. 16 March 2023. 2023年4月13日閲覧。
- ^ GWRJapanの2023年3月17日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ “新プラネタリウムがギネス記録 横浜の宇宙科学館”. 時事通信. (2023年3月16日) 2023年4月13日閲覧。