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やえしお (潜水艦・2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やえしお
基本情報
建造所 川崎造船 神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 おやしお型
母港 横須賀
所属 第2潜水隊群第4潜水隊
艦歴
計画 平成13年度計画
発注 2001年
起工 2002年1月15日
進水 2004年11月4日
就役 2006年3月9日
要目
基準排水量 2,750t
水中排水量 4,000t
全長 82.0m
最大幅 8.9m
深さ 10.3m
吃水 7.4m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
川崎 12V25/25Sディーゼルエンジン × 2基
発電機 × 2基
電動機 × 1基
蓄電池 × 480個
出力 水上 3,400PS
水中 7,750PS
推進器 7翼スクリュープロペラ × 1軸
速力 水上 12kt
水中 20kt
潜航深度 600mから650m程度
乗員 70名
兵装 U-603B 533mm魚雷発射管 × 6門
89式長魚雷およびハープーン対艦ミサイルを発射可能)
C4ISTAR ZYQ-3 潜水艦情報処理装置
レーダー ZPS-6 対水上
ソナー ZQQ-6 統合式
探索装置・
その他装置
潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLA-7 ECM
テンプレートを表示

やえしおローマ字JS Yaeshio, SS-598)は、海上自衛隊潜水艦おやしお型潜水艦の9番艦。艦名は八重の潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、うずしお型潜水艦やえしお」(SS-572)に続き2代目にあたる。

艦歴

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「やえしお」は、中期防衛力整備計画に基づく平成13年度計画2700トン型潜水艦8113号艦[1]として、川崎造船神戸工場で2002年1月15日に起工され、2004年11月4日に川崎造船神戸工場第1船台で挙行された命名・進水式において、防衛庁長官 大野功統により「やえしお」と命名(海上幕僚長 古庄幸一代読)[2] され進水、2006年3月9日に就役し、第2潜水隊群第4潜水隊に編入され横須賀に配備された。

2009年8月27日から12月8日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。

2014年1月14日、米国派遣訓練に参加するため横須賀を出港し、ハワイ方面及びグアム方面に滞在して諸訓練を実施し、4月24日、横須賀へ帰港した[3]

2023年6月23日から7月22日にかけて、グアム島周辺において実施される令和5年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)に参加する[4]

現在も第2潜水隊群第4潜水隊に所属し、定係港は横須賀である。

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 真田健治 2006.3.9 - 2006.11.30 防大26期 やえしお艤装員長 艦艇開発隊潜水艦科長
2 小杉正博 2006.12.1 - 2008.6.30 防大34期 潜水艦隊司令部
3 藤田泰三 2008.7.1 - 2009.7.14 防大35期 潜水艦隊司令部  
4 川久保剛 2009.7.15 - 2012.3.22 42期幹候 潜水艦隊司令部  
5 生嶋正智 2012.3.23 - 2013.7.31 防大33期 潜水艦教育訓練隊 潜水艦隊司令部
6 渡辺将人 2013.8.1 - 2015.7.30 防大38期 潜水艦隊司令部幕僚 海上自衛隊幹部学校防衛戦略教育研究部部員
7 半﨑 誠 2015.7.31 - 2016.6.21 防大43期 潜水艦隊司令部付 潜水艦隊司令部
8 山口 誠 2016.6.22 - 2019.3.10 防大44期 海上幕僚監部防衛部運用支援課 自衛艦隊司令部 兼 潜水艦隊司令部
9 大地 健 2019.3.11 - 2021.1.14 早大
51期幹候
潜水艦教育訓練隊 海上幕僚監部首席法務官付法務室
10 佐藤耕輔 2021.1.15 - 2022.3.21 防大48期 潜水艦教育訓練隊 横須賀潜水艦教育訓練分遣隊
11 井関敬幸 2022.3.22 - 艦艇開発隊開発部潜水艦科長

脚注

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参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)

関連項目

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