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第2潜水隊群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第2潜水隊群
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 海上自衛隊
部隊編制単位
兵種/任務 潜水艦
所在地 神奈川県 横須賀市
上級単位 潜水艦隊
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第2潜水隊群(だいにせんすいたいぐん、英称:Submarine Flotilla 2 )とは、潜水艦隊隷下の潜水艦部隊の一つであり、神奈川県横須賀市横須賀基地に配備されている。群司令は1等海佐(一)[1]であり、首席幕僚(2等海佐)が補佐する。

沿革

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  • 1973年(昭和48年)10月16日自衛艦隊隷下に「第2潜水隊群」(司令部、潜水艦救難艦「ふしみ」、第3潜水隊、第4潜水隊、横須賀潜水艦基地隊)が新編[2]
  • 1981年(昭和56年)2月10日:上位組織として「潜水艦隊」が新編。
  • 1985年(昭和60年)3月27日:第2潜水隊が第1潜水隊群から編入。潜水艦救難母艦「ちよだ」が就役し、第2潜水隊群に編入。「ふしみ」が第1潜水隊群に編成替え。
  • 1997年(平成9年)3月12日:第3潜水隊が隊番号交換により第6潜水隊に改称。
  • 2006年(平成18年)4月14日:第6潜水隊が廃止。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月12日:潜水艦「せいりゅう」の就役に伴い、所属艦が8隻体制となり、第6潜水隊が再編。
    • 3月20日:潜水艦救難母艦「ちよだ」が除籍となり、2代目「ちよだ」が就役し編入。
  • 2021年(令和3年)3月24日:潜水艦「とうりゅう」が就役し、第6潜水隊に編入、所属艦が9隻体制となる。
  • 2022年(令和4年)3月9日:潜水艦「たいげい」が就役し、第4潜水隊に編入。「ずいりゅう」が第6潜水隊に、「とうりゅう」が第4潜水隊にそれぞれ編成替え[3]。所属艦が10隻体制となる。
  • 2024年(令和6年)3月8日:潜水艦「じんげい」が就役し、第4潜水隊に編入[4]。「たいげい」が第11潜水隊に編成替え[5]

司令部編成

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司令部は、横須賀基地に設置されている。

  • 潜水隊群司令
    • 首席幕僚
    • 幕僚
    • 先任伍長

また、自衛艦隊#司令部の編成を参照。

部隊編成

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※ 令和6年3月8日時点

  • 横須賀潜水艦基地隊

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第2潜水隊群司令 1等海佐(一) 中野聡 2024年06月20日 中央システム通信隊司令
首席幕僚 2等海佐 久保田真紀 2024年12月16日 潜水艦隊司令部幕僚
第2潜水隊司令 1等海佐(三) 渡邉正裕 2024年03月22日 海上幕僚監部装備計画部装備需品課
後方運用班長
第4潜水隊司令 1等海佐(ニ) 森安竜 2024年12月16日 第2潜水隊群司令部首席幕僚
第6潜水隊司令 1等海佐(三) 中島隆雄 2024年08月19日 艦隊情報群司令部情報戦開発室長
横須賀潜水艦基地隊司令 1等海佐(三) 野中賢太 2024年07月29日 第3潜水隊司令
歴代の第2潜水隊群司令
(特記ない限り1等海佐(一))
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職 備考
01 伊藤久三 1973年10月16日
1974年6月30日
海機49期 自衛艦隊司令部付 海上幕僚監部
→1974年10月1日 退職
海将補
02 時 忠俊 1974年7月1日
1976年5月16日
海機50期 佐世保地方総監部幕僚長 海上幕僚副長 就任時海将補
1975年7月1日
海将昇任
03 藤井伸之 1976年5月17日
1977年12月4日
海兵72期 自衛艦隊司令部付 海上幕僚監部付
→1978年2月1日 退職
海将補
04 内野政春 1977年12月5日
1980年2月14日
海兵73期 第1潜水隊群司令 呉地方総監部付
→1980年3月2日 停年退官
05 安陪祐三 1980年2月15日
1981年2月9日
海兵75期 海上幕僚監部調査部長 潜水艦隊司令官 海将
06 高須是夫 1981年2月10日
1982年10月25日
海保大1期・
4期幹候
海上自衛隊幹部学校教官 海上自衛隊幹部学校教育部長
07 海野明弘 1982年10月26日
1982年12月26日
海保大3期・
8期幹候
潜水艦隊司令部幕僚 潜水艦隊司令部付
→1983年6月10日
海上自衛隊第1術科学校教務部長
08 長谷川菅男 1982年12月27日
1984年7月31日
防大2期 潜水艦隊司令部幕僚 海上自衛隊第1術科学校付
→1984年11月9日 同教務部長
09 新井利康 1984年8月1日
1985年12月19日
海保大4期・
9期幹候
海上幕僚監部調査部調査第1課長 海上幕僚監部調査部長 1985年3月16日
海将補昇任
10 岩野玉樹 1985年12月20日
1987年7月6日
防大3期 自衛艦隊司令部幕僚 海上自衛隊幹部学校主任教官
11 高原 聡 1987年7月7日
1989年8月30日
海保大6期・
11期幹候
海上幕僚監部防衛部教育第1課長 潜水艦隊司令部付
→1990年3月26日
海上自衛隊幹部学校主任研究開発官
12 阿部永一 1989年8月31日
1990年12月14日
防大3期 潜水医学実験隊副長
兼 教育訓練部長
退職
13 野尻武勲 1990年12月15日
1992年12月14日
防大6期 横須賀地方総監部管理部長 退職(海将補昇任)
14 高木基博 1992年12月15日
1994年3月31日
防大7期 潜水艦教育訓練隊司令
15 津村明邦 1994年4月1日
1996年12月1日
防大9期 統合幕僚会議事務局第2幕僚室
情報計画調整官兼総括班長
中央通信隊群司令
16 松田邦弘 1996年12月2日
1999年3月31日
海保大12期・
17期幹候
自衛隊神奈川地方連絡部 退職(海将補昇任)
17 牧田正紀 1999年4月1日
2001年8月9日
防大13期 統合幕僚学校主任教官 横須賀教育隊司令
18 石川政俊 2001年8月10日
2003年12月18日
防大17期 自衛隊神奈川地方連絡部長
→2001年4月2日 潜水艦隊司令部付
退職(海将補昇任)
19 新田寛昭 2003年12月19日
2005年3月31日
防大16期 呉教育隊司令
20 木下憲司 2005年4月1日
2006年4月2日
防大17期 横須賀地方総監部管理部長
21 持永昇三 2006年4月3日
2007年12月2日
防大18期 海上幕僚監部装備部装備課長
→2006年3月27日 潜水艦隊司令部付
22 乳井三治 2007年12月3日
2009年8月2日
防大20期 呉地方総監部防衛部長
23 髙島辰彦 2009年8月3日
2010年12月19日
京都大
35期幹候
統合幕僚監部防衛計画部
防衛課長
海上自衛隊幹部学校副校長
24 持井弘一 2010年12月20日
2012年12月3日
防大24期 海上幕僚監部統括副監察官 海上自衛隊東京業務隊
→2013年3月5日 退職
25 佐藤賢上 2012年12月4日
2014年8月4日
防大29期 潜水艦隊司令部 大湊地方総監部幕僚長
26 田川和幸 2014年8月5日
2016年6月30日
防大27期 佐世保地方総監部防衛部長 退職(海将補昇任)
27 石橋督悦 2016年7月1日
2017年7月31日
防大28期
28 大河内哲朗 2017年8月1日
2019年3月31日
防大30期 潜水艦隊司令部訓練主任幕僚 退職(海将補昇任)[6]
29 村上健悟 2019年4月1日
2020年7月31日
防大33期 海上幕僚監部総括副監察官 情報本部総務部長
30 髙田 充 2020年8月1日
2022年7月31日
潜水艦隊司令部訓練主任幕僚 横須賀地方総監部防衛部長
31 吉田 誠 2022年8月1日
2024年6月19日
防大34期 自衛隊情報保全隊情報保全官 退職(海将補昇任)[7]
32 中野 聡 2024年6月20日 防大35期 中央システム通信隊司令

脚注

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  1. ^ 自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令
  2. ^ 自衛艦隊HP 歴史
  3. ^ 「たいげい」横須賀に配備。海自「潜水艦22隻体制」が完成。朝雲新聞(2022年4月28日付)
  4. ^ 海上自衛隊の最新鋭たいげい型潜水艦3番艦「じんげい」就役――1番艦「たいげい」は試験潜水艦に種別変更(高橋浩祐) - エキスパート”. Yahoo!ニュース (2024年3月8日). 2024年3月8日閲覧。
  5. ^ 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2024年3月8日). "本日第11潜水隊が新編されました。". X(旧Twitter)より2024年3月8日閲覧
  6. ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和元年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について
  7. ^ 海上自衛隊 潜水艦隊(公式) [@JMSDF_SBF] (2024年7月9日). "先日、第2潜水隊群司令の離着任式が執り行われ、群司令が吉田誠海将補から中野聡1等海佐に交代しました。". X(旧Twitter)より2024年7月9日閲覧

外部リンク

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