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第4護衛隊群

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第4護衛隊群
第4護衛隊群ロゴマーク
創設 1971年(昭和46年)2月1日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 海上自衛隊
部隊編制単位
兵種/任務 艦隊
所在地 広島県 呉市
上級単位 護衛艦隊
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第4護衛隊群(だいよんごえいたいぐん、英称:Escort Flotilla 4 )とは、海上自衛隊護衛艦隊隷下の護衛艦部隊(護衛隊群)の一つであり、部隊は呉基地及び佐世保基地に配備されている。群司令は海将補(二)をもって充てられている[1]

沿革

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※ 編成(司令部、旗艦「てるづき」、第9護衛隊(「あやなみ」、「うらなみ」)、第11護衛隊(「たかなみ」、「おおなみ」、「まきなみ」))
※ 編成(司令部、旗艦「ひえい」、第1護衛隊、第23護衛隊)
※ 編成(司令部、旗艦「ひえい」、第1護衛隊、第23護衛隊、第43護衛隊)
※ 編成(司令部、旗艦「ひえい」、第1護衛隊、第41護衛隊、第43護衛隊)
※ 編成(司令部、旗艦「ひえい」、第41護衛隊、第43護衛隊、第64護衛隊)
  • 1997年(平成9年)3月24日:隊番号の改正により、第43護衛隊が第4護衛隊に改称。第48護衛隊が第1護衛隊群から編入され第8護衛隊に改称。第41護衛隊を横須賀地方隊へ編成替え。
※ 編成(司令部、旗艦「ひえい」、第4護衛隊、第8護衛隊、第64護衛隊)
※ 群直轄艦、第64護衛隊を廃止し、第4護衛隊(DDHグループ)、第8護衛隊(DDGグループ)の2個護衛隊へ。

司令部編成

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司令部は、呉基地に設置されている。

  • 護衛隊群司令
    • 首席幕僚
    • 幕僚
    • 先任伍長

また、自衛艦隊#司令部の編成を参照。

部隊編成

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※ 令和3年3月19日時点

再編前の部隊編成

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2008年3月25日以前の再編前の部隊編成は下記の通りである。

  • 直轄艦
    • DDH-142 ひえい
  • 第4護衛隊(呉基地)
  • 第8護衛隊(呉基地)
    • DD-113 さざなみ
    • DD-158 うみぎり

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第4護衛隊群司令 海将補 夏井隆 2024年06月07日 自衛艦隊司令部幕僚副長
首席幕僚 1等海佐 川浪祐 2024年11月15日 海上自衛隊幹部学校
→2024.7.29 第4護衛隊群司令部勤務
第4護衛隊司令 1等海佐 牧孝行 2022年12月12日 大湊基地業務隊司令
→2022.12.5 護衛艦隊司令部勤務
第8護衛隊司令 1等海佐 田中政臣 2024年06月03日 海上自衛隊幹部候補生学校学生隊長
歴代の第4護衛隊群司令
(特記ない限り海将補)
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職 備考
01 門脇尚一 1971.2.1
1971.12.15
海兵69期 海上幕僚監部総務部総務課長
→1971.1.16 海上幕僚監部付
統合幕僚会議事務局第2幕僚室長
02 松浦光利 1971.12.16
1973.6.30
神戸高等商船 海上幕僚監部調査部調査第1課長 横須賀地方総監部幕僚長 就任時1等海佐
1972.6.1 海将補昇任
03 矢田次夫 1973.7.1
1974.6.15
海兵72期 海上幕僚監部防衛部防衛課長 海上幕僚監部
→1974.7.1
統合幕僚会議事務局第5幕僚室長
04 左近允尚敏 1974.6.16
1975.12.15
海上自衛隊少年術科学校長 練習艦隊司令官
05 平野 彌 1975.12.16
1977.3.31
東京高等商船 佐世保地方総監部防衛部長 横須賀地方総監部幕僚長 就任時1等海佐
1976.7.1 海将補昇任
06 吉田學 1977.4.1
1979.1.31
海兵75期 海上幕僚監部総務部総務課長 海上幕僚監部防衛部付
→1979.3.22 同防衛部長
07 藤川常夫 1979.2.1
1980.2.14
海上自衛隊幹部候補生学校副校長 海上幕僚監部調査部長
08 一色行雄 1980.2.15
1981.2.9
海上自衛隊第1術科学校
教育第1部長
海上幕僚監部付
→1981.7.1 退職
09 小畑清幸 1981.2.10
1982.2.15
海兵78期
広島大
1期幹候
第1護衛隊司令 護衛艦隊司令部幕僚長 就任時1等海佐
1981.2.16 海将補昇任
10 中崎公夫 1982.2.16
1984.3.15
海兵78期・
7期幹候
練習艦隊司令部幕僚
→1981.12.2 護衛艦隊司令部付
海上幕僚監部付
→1984.5.7 停年退職
就任時1等海佐
1983.3.16 海将補昇任
11 吉川圭祐 1984.3.16
1985.2.28
防大1期 海上幕僚監部防衛部装備体系課長 第2護衛隊群司令
12 鈴木克男 1985.3.1
1986.8.4
防大2期 第62護衛隊司令 舞鶴地方総監部幕僚長 就任時1等海佐
1985.3.16 海将補昇任
13 山本 誠 1986.8.5
1987.8.9
防大4期 海上幕僚監部防衛部運用課長
→1986.7.1 自衛艦隊司令部付
海上幕僚監部調査部長
14 福地建夫 1987.8.10
1988.7.6
防大5期 海上幕僚監部総務部人事課長
→1986.9.9 海上幕僚監部付
海上幕僚監部総務部長
15 加藤武彦 1988.7.7
1989.12.14
防大6期 海上幕僚監部防衛部教育第1課長 練習艦隊司令官
16 塚原武夫 1989.12.15
1990.12.14
防大6期 護衛艦隊司令部幕僚長
17 山本安正 1990.12.15
1992.6.15
防大7期 潜水艦隊司令部幕僚長 海上幕僚監部人事教育部長
18 新田雅敏 1992.6.16
1994.6.30
防大8期 佐世保地方総監部防衛部長 海上自衛隊第2術科学校
19 谷 勝治 1994.7.1
1995.6.29
防大11期 呉地方総監部幕僚長 統合幕僚会議事務局
第1幕僚室長
20 金田秀昭 1995.6.30
1997.6.30
防大12期 舞鶴地方総監部幕僚長 統合幕僚会議事務局
第5幕僚室長
21 経田 勇 1997.7.1
1999.7.8
護衛艦隊司令部幕僚長 統合幕僚学校
22 泉 徹 1999.7.9
2000.6.30
防大17期 海上幕僚監部人事課長 海上幕僚監部調査部長
23 武田壽一 2000.7.1
2001.6.28
防大19期 海上幕僚監部防衛部防衛課長 大湊地方総監部幕僚長
24 加藤耕司 2001.6.29
2003.3.26
防大20期 海上幕僚監部人事教育部教育課長 呉地方総監部幕僚長
25 東郷行紀 2003.3.27
2004.3.4
防大18期 艦艇開発隊司令 練習艦隊司令官
26 佐々木孝宣 2004.3.5
2005.12.4
防大21期 舞鶴地方総監部防衛部長
27 山口 透 2005.12.5
2006.12.5
防大22期 海上幕僚監部防衛部運用課長 第2護衛隊群司令
28 井上力 2006.12.6
2007.12.2
防大24期 海上幕僚監部防衛部運用支援課長 練習艦隊司令官
29 德丸伸一 2007.12.3
2009.12.6
防大25期 情報本部統合情報部長
30 山村浩 2009.12.7
2011.4.26
防大28期 海上幕僚監部防衛部防衛課長 海上幕僚監部総務部副部長
31 大津雅紀 2011.4.27
2013.3.28
防大23期 海上自衛隊幹部候補生学校副校長 退職
32 佐藤壽紀 2012.3.28
2014.12.14
防大26期 自衛艦隊司令部作戦主任幕僚 阪神基地隊司令
33 伊藤弘[2] 2014.12.15
2016.6.30
防大32期 防衛大学校訓練部長 統合幕僚監部防衛計画部副部長
34 福田達也[3] 2016.7.1
2018.12.19
防大34期 大湊地方総監部幕僚長
35 西脇匡史 2018.12.20
2020.8.24
防大37期 海上幕僚監部防衛部運用支援課長 護衛艦隊司令部幕僚長
36 平田利幸 2020.8.25
2022.12.22
防大39期 海上幕僚監部人事教育部補任課長 護衛艦隊司令部幕僚長
37 中大路真 2022.12.23
2024.6.6
東京外語大
48期幹候
海上幕僚監部人事教育部補任課長 護衛艦隊司令部付
38 夏井 隆 2024.6.7 防大36期 自衛艦隊司令部幕僚副長

脚注

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  1. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)第18条”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年12月23日閲覧。
  2. ^ 2015.5.31~8.27 第151連合任務部隊(CTF151)司令官
  3. ^ 2017.3.9~6.28 第151連合任務部隊(CTF151)司令官

参考文献

[編集]
  • 防衛ハンドブック2012(朝雲新聞社・ISBN 978-4-7509-2033-7
  • 防衛省人事発令
  • 世界の艦船』第750号 特集・護衛艦隊の50年(海人社、2011年11月号)

外部リンク

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