あきぐも (護衛艦)
あきぐも | |
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練習艦時代の「あきぐも」 | |
基本情報 | |
建造所 | 住友重機械工業浦賀工場 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 護衛艦(DDK)→練習艦(TV) |
級名 | やまぐも型 |
艦歴 | |
発注 | 1971年 |
起工 | 1972年7月7日 |
進水 | 1973年10月23日 |
就役 |
1974年7月24日 2000年6月13日(練習艦に種別変更) |
退役 | 2005年2月16日 |
その後 | 2006年4月、解体処分のために洞海湾に向けて呉基地を出港する。 |
要目 | |
基準排水量 | 2,150 トン |
満載排水量 | 2,850 トン |
全長 | 115.0m |
最大幅 | 11.8m |
深さ | 7.9m |
吃水 | 4.0m |
機関 | マルチプル・ディーゼル方式 |
主機 | 三菱12UEV30/40Nディーゼル × 6基 |
出力 | 26,500PS |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
速力 | 27.7ノット |
乗員 | 220名 |
兵装 |
68式3インチ50口径連装速射砲 × 2基 74式アスロック8連装発射機 × 1基 71式ボフォース対潜ロケット4連装発射機 × 1基 68式3連装短魚雷発射管 × 2基 |
FCS |
72式射撃指揮装置1型B × 2基 SFCS-4 水中攻撃指揮装置 |
レーダー |
OPS-11B 対空 OPS-17 水上 |
ソナー |
66式探信儀 OQS-3 SQS-35(J) 可変深度式 |
電子戦・ 対抗手段 | NOLR-6 ESM |
あきぐも(ローマ字:JDS Akigumo, DD-120、TV-3514)は、海上自衛隊の護衛艦。やまぐも型護衛艦の5番艦。「あおくも型」として分類される場合は2番艦となる。艦名は「秋空に浮かぶ雲」に由来し、同じ艦名として旧海軍陽炎型駆逐艦秋雲に続き2代目である
艦歴
[編集]「あきぐも」は、第3次防衛力整備計画に基づく昭和46度計画2,000トン型警備艦2208号艦として、住友重機械工業浦賀工場で1972年7月7日に起工され、1973年10月23日に進水、1974年7月24日に就役し、第2護衛隊群第23護衛隊に編入され佐世保に配備された。本艦は就役時から可変深度ソーナー(VDS)を装備している。
1976年7月17日から8月28日までの間、護衛艦「あおくも」、潜水艦「なるしお」及びP-2J 8機とともにハワイ派遣訓練に参加。
1979年10月5日、長崎県の寺島泊地において僚艦「あおくも 」とレーダーや照明を一切使わず、月明だけを頼りとする夜間投錨訓練を実施中に「あおくも」の艦首が「あきぐも」の右舷後部に接触した。「あきぐも」の水線上に破孔が生じ、「あおくも」の右舷艦首水線上に小亀裂が生じた。両艦とも負傷者なし。
1982年3月27日、第23護衛隊が第4護衛隊群隷下に編成替えとなり、定係港が大湊に転籍。
1990年1月31日、第23護衛隊が大湊地方隊隷下に編成替え。
1997年3月24日、隊番号の改正により第23護衛隊が第25護衛隊に改称。
2000年3月31日に発生した有珠山噴火による災害派遣活動に従事。同年6月13日、練習艦に種別変更され、艦籍番号がTV-3514に変更。練習艦隊第1練習隊に編入され、定係港が呉に転籍。
2005年2月16日、除籍。就役中の総航程は約60万海里、地球約29周分に達した[1]。
脚注
[編集]- ^ 海上自衛新聞・2005年(平成17年)3月18日(金)第5面
参考文献
[編集]- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
- 『世界の艦船』第750号(海人社、2011年11月号)