第4航空群
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第4航空群 | |
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第4航空群ロゴマーク | |
創設 | 1962年(昭和37年)9月1日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 海上自衛隊 |
部隊編制単位 | 群 |
兵種/任務 | 対艦・対潜航空部隊 |
所在地 | 神奈川県 綾瀬市 |
上級単位 | 航空集団 |
第4航空群(だいよんこうくうぐん、英称:Fleet Air Wing 4)とは、海上自衛隊の航空集団隷下の航空部隊(航空群)の一つであり、厚木航空基地(神奈川県綾瀬市)に配備されている。群司令は海将補(二)をもって充てられている[1]。
沿革
[編集]- ※ 新編時の編成(司令部・第3航空隊(P2V-7×9機)・第4支援整備隊・下総航空基地隊)
- 1963年(昭和38年)
- 1965年(昭和40年)10月10日:台風29号によりマリアナ沖で日本漁船7隻が遭難、捜索救助のためP2V-7×10機(4空群×6機、2空群×4機)が災害派遣された。※固定翼部隊の実任務による初の海外派遣[2]
- 1968年(昭和43年)6月26日:「硫黄島航空基地分遣隊」及びその隷下部隊として「南鳥島航空派遣隊」を新編。
- 1969年(昭和44年)7月29日:第51航空隊が航空集団直轄へ編成替え。
- 1971年(昭和46年)6月25日:「厚木航空基地分遣隊」を新編。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)7月6日:第3航空隊にP-2Jが配備開始。
- 1981年(昭和56年)7月15日:第14航空隊が廃止。
- 1982年(昭和57年)3月27日:「硫黄島救難飛行隊」を新編、硫黄島航空基地分遣隊に編入。
- 1983年(昭和58年)3月30日:「第6航空隊」がP-3C哨戒機×6機により新編。※海上自衛隊初のP-3C部隊の新編(マザースコードロン)
- 1984年(昭和59年)5月10日:第3航空隊にP-3Cが配備開始。
- 1985年(昭和60年)1月10日:第3航空隊でのP-2Jの運用が終了。
- 1992年(平成 4年) 4月10日:硫黄島航空基地分遣隊が「硫黄島航空基地隊」に改編。
- 1998年(平成10年)12月8日:補給整備部門の組織改編により第4支援整備隊を「第4整備補給隊」に改編。
- 2008年(平成20年)3月26日:体制移行による部隊改編。
- 2009年(平成21年)5月28日:P-3C哨戒機2機が第1次派遣海賊対処航空部隊としてジブチに派遣。
- 2015年(平成27年)3月23日:P-1哨戒機が第3航空隊に配備。
- 2017年(平成29年)8月29日:第3航空隊でのP-3C哨戒機の運用が終了し、P-1哨戒機への移行完了[3]。
- 2018年(平成30年)
- 3月23日:航空部隊の改編。
- 航空集団直轄の第61航空隊の第61列線整備隊及び第3航空隊の第3列線整備隊と第4整備補給隊の第41検査隊及び第42検査隊を廃止・統合し、第4整備補給隊に「第41機側整備隊」及び「第42機側整備隊」が新編。
- 厚木航空基地隊の警衛隊、運航隊地上救難班、管理隊車両班が統合され「厚木航空警備隊」に改編。
司令部編成
[編集]司令部は、厚木航空基地に設置されている。
→「自衛艦隊 § 司令部の編成」を参照
部隊編成
[編集]- 第4整備補給隊(厚木航空基地)
- 隊本部
- 第4航空機整備隊
- 第4電子整備隊
- 第4武器整備隊
- 第41機側整備隊
- 第42機側整備隊
- 第4補給隊
- 厚木航空基地隊(厚木航空基地)
- 隊本部
- 厚木管理隊
- 厚木航空警備隊
- 厚木運航隊
- 厚木経理隊
- 厚木厚生隊
- 厚木航空衛生隊
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第4航空群司令 | 海将補 | 德留秀和 | 2023年 | 8月29日海上幕僚監部人事教育部人事計画課長 ※2023.12.22 海将補昇任 |
首席幕僚 | 1等海佐 | 藤本典法 | 2023年12月18日 | 第51航空隊副長 |
第3航空隊司令 | 1等海佐 | 佐野浩之 | 2023年12月 | 1日海上幕僚監部指揮通信情報部情報課勤務 →2023.7.18 航空集団司令部勤務 |
第4整備補給隊司令 | 1等海佐 | 木村孝行 | 2024年 | 3月21日第2航空修理隊司令 |
厚木航空基地隊司令 | 1等海佐 | 白石英史 | 2024年 | 4月 1日第23航空隊司令 |
硫黄島航空基地隊司令 | 1等海佐 | 宮崎研三 | 2024年 | 4月 5日第201教育航空隊司令 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
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1 | 阿部平次郎 | 1962.9.1 - 1964.7.15 | 海兵61期 | 鹿屋教育航空群司令 →1962.7.16 航空集団司令部付 |
第1航空群司令 | 就任時1等海佐 1964.1.1 海将補昇任 |
2 | 内田 泰 | 1964.7.16 - 1964.12.15 | 海兵64期 | 鹿屋教育航空群司令 →1963.9.1 海上幕僚監部付 |
第2航空群司令 | 1等海佐 |
3 | 岡嶋清熊 | 1964.12.16 - 1965.11.15 | 海兵63期 | 防衛大学校教授 →1964.5.1 教育航空集団司令部付 |
自衛艦隊司令部付 →1966.5.16 東京業務隊付 →1966.7.1 退職(海将補昇任) |
1等海佐 |
4 | 日辻常雄 | 1965.11.16 - 1967.12.15 | 海兵64期 | 海上幕僚監部防衛部 | 海上幕僚監部防衛部付 →1968.12.31 退職 |
就任時1等海佐 1967.1.1 海将補昇任 |
5 | 宮武 豊 | 1967.12.16 - 1969.4.15 | 海兵65期 | 防衛研修所所員 | 第2航空群司令 | 1等海佐 |
6 | 宮嶋尚義 | 1969.4.16 - 1970.6.30 | 海兵66期 | 航空集団司令部幕僚長 | 就任時1等海佐 1970.1.1 海将補昇任 | |
7 | 肥田真幸 | 1970.7.1 - 1971.7.4 | 海兵67期 | 第1航空群司令 | ||
8 | 香取頴男 | 1971.7.5 - 1972.6.30 | 海兵70期 | 海上幕僚監部調査部長 | ||
9 | 青木国雄 | 1972.7.1 - 1974.6.30 | 海兵70期 | 横須賀地方総監部幕僚長 | ||
10 | 松井 操 | 1974.7.1 - 1976.6.30 | 海兵73期 | 海上幕僚監部総務部人事課長 | 統合幕僚学校副校長 | |
11 | 曾禰慎吉 | 1976.7.1 - 1978.3.15 | 横浜高工 | 第61航空隊司令 | 海上幕僚監部付 →1978.4.19 退職 |
就任時1等海佐 1977.1.17 海将補昇任 |
12 | 河野忠雄 | 1978.3.16 - 1979.12.4 | 海兵73期 | 小月教育航空群司令 | 海上幕僚監部付 →1980.3.17 退職 |
就任時1等海佐 1978.7.1 海将補昇任 |
13 | 重野正夫 | 1979.12.5 - 1981.6.30 | 海兵75期 | 大村航空隊司令 | 教育航空集団司令官 | 就任時1等海佐 1980.1.1 海将補昇任 |
14 | 古閑健一郎 | 1981.7.1 - 1983.1.19 | 熊本大・ 3期幹候 |
航空集団司令部幕僚長 | 航空集団司令部付 →1983.2.16 教育航空集団司令官 |
|
15 | 東山収一郎 | 1983.1.20-1984.1.16 | 東京水産大・ 4期幹候 |
海上幕僚監部防衛部長 | 自衛艦隊司令部幕僚長 | |
16 | 寺井愛宕 | 1984.1.17 - 1985.6.30 | 海保大2期・ 6期幹候 |
第2航空群司令 | 教育航空集団司令官 | |
17 | 齊藤又三郎 | 1985.7.1 - 1987.7.6 | 防大2期 | 海上幕僚監部防衛部防衛課長 | 統合幕僚会議事務局第2幕僚室長 | |
18 | 名倉忠昭 | 1987.7.7 - 1988.7.6 | 防大2期 | 航空集団司令部幕僚長 | 呉地方総監部幕僚長 | |
19 | 川村純彦 | 1988.7.7 - 1990.3.15 | 防大4期 | 第5航空群司令 | 統合幕僚学校副校長 | |
20 | 松本哲雄 | 1990.3.16 - 1991.6.30 | 防大5期 | 第1航空群司令 | 教育航空集団司令官 | |
21 | 仲摩徹彌 | 1991.7.1 - 1993.6.30 | 防大10期 | 第5航空群司令部首席幕僚 | 統合幕僚会議事務局第4幕僚室長 | |
22 | 大西秀男 | 1993.7.1 - 1996.3.24 | 防大8期 | 鹿屋航空基地隊司令 | 横須賀地方総監部幕僚長 | |
23 | 三谷保宏 | 1996.3.25 - 1997.6.30 | 防大10期 | 教育航空集団司令部幕僚長 | 統合幕僚学校副校長 | |
24 | 梅野 正 | 1997.7.1 - 1999.3.28 | 防大11期 | 航空集団司令部幕僚長 | 大湊地方総監部幕僚長 | |
25 | 荒川堯一 | 1999.3.29 - 2001.3.26 | 防大16期 | 第1航空群司令 | ||
26 | 赤星慶治 | 2001.3.27 - 2002.3.21 | 防大17期 | 海上幕僚監部監理部総務課長 | 海上幕僚監部監理部長 | |
27 | 志賀洋介 | 2002.3.22 - 2003.3.26 | 防大16期 | 海上幕僚監部調査部調査第1課長 | 第1航空群司令 | |
28 | 仲井隆夫 | 2003.3.27 - 2005.1.11 | 防大15期 | 第21航空群司令 | 退職 | |
29 | 小川幸一 | 2005.1.12 - 2007.12.2 | 防大19期 | 第51航空隊司令 | 統合幕僚学校副校長 | |
30 | 高橋和男 | 2007.12.3 - 2009.7.20 | 防大19期 | 統合幕僚学校副校長 | 退職 | |
31 | 佐藤 誠 | 2009.7.21 - 2011.8.4 | 防大26期 | 海上幕僚監部人事教育部 人事計画課長 |
海上幕僚監部監察官 | |
32 | 菊地 聡 | 2011.8.5 - 2012.7.25 | 防大28期 | 航空集団司令部幕僚長 | 統合幕僚学校副校長 | |
33 | 森田義和 | 2012.7.26 - 2014.8.4 | 防大30期 | 航空集団司令部訓練主任幕僚 | 航空集団司令部幕僚長 | |
34 | 二川達也 | 2014.8.5 - 2016.6.30 | 防大32期 | 大湊地方総監部幕僚長 | 海上自衛隊幹部学校副校長 | |
35 | 松本 完 | 2016.7.1 - 2017.12.19 | 防大35期 | 海上幕僚監部人事教育部 人事計画課長 |
航空集団司令部幕僚長 | |
36 | 金嶋浩司 | 2017.12.20 - 2019.12.19 | 防大36期 | 海上幕僚監部人事教育部 人事計画課長 |
第5航空群司令 | |
37 | 平木拓宏 | 2019.12.20 - 2021.3.25 | 防大33期 | 第51航空隊司令 | 第31航空群司令 | |
38 | 金山哲治 | 2021.3.26 - 2023.8.28 | 防大38期 | 海上幕僚監部人事教育部 厚生課長 |
航空集団司令部付 →2023.12.22 舞鶴地方総監部幕僚長 |
|
39 | 德留秀和 | 2023.8.29 - | 早稲田大・ 49期幹候 |
海上幕僚監部人事教育部 人事計画課長 |
就任時1等海佐 2023.12.22 海将補昇任 |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)第18条の5”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局 (2019年8月30日). 2020年1月4日閲覧。
- ^ 第3航空隊
- ^ 厚木航空基地HP トピックス:P-1への移行完了
- ^ 韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案 (PDF)
外部リンク
[編集]- 海上自衛隊厚木航空基地
- 海上自衛隊 第4航空群 (@jmsdf_4aw) - X(旧Twitter)
- 航空隊及び教育航空隊の編制に関する訓令
- 整備補給隊の編制に関する訓令
- 航空基地隊の編制に関する訓令