よろしく哀愁
「よろしく哀愁」 | ||||
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郷ひろみ の シングル | ||||
初出アルバム『郷ひろみデラックス』 | ||||
B面 | セーターに愛をこめて | |||
リリース | ||||
規格 |
7インチシングル盤 8cmCD(再発) | |||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | CBS・ソニー | |||
作詞・作曲 | 安井かずみ、筒美京平 | |||
チャート最高順位 | ||||
郷ひろみ シングル 年表 | ||||
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「よろしく哀愁」(よろしくあいしゅう)は、1974年9月21日に発売された郷ひろみ10作目のシングル。
解説
[編集]記念すべき10作目となるシングルで、酒井和歌子と共演したテレビドラマ『ちょっとしあわせ』(1974年/NET=現・テレビ朝日)の主題歌として発売された。
作詞の安井かずみが本作のA面とB面(『セーターに愛をこめて』)を逆に書いたままパリに行ってしまい、連絡が取れなかったため、曲に乗るよう酒井政利が急遽詞を書き直した[1]。
デビュー以来作曲提供の多かった筒美京平が本作でも作曲を務め、オリコンシングルチャートでジャニーズ事務所所属歌手として初の第1位を獲得した。郷最大のヒット作品で、唯一のオリコン1位獲得作品。
1989年3月21日には8cmCDが再発。レコード会社独自企画である。カップリング曲が1981年のヒット曲「お嫁サンバ」に差し替えられた。2005年10月5日にもシングルBOX内の1枚として、A面曲「よろしく哀愁」オリジナル・カラオケヴァージョンが追加され再発された。
収録曲
[編集]- よろしく哀愁(2分53秒)
- セーターに愛をこめて(3分16秒)
カバー
[編集]- 1977年、吉田拓郎(カヴァーアルバム『ぷらいべえと』に収録)
- 1986年、少年隊(東山紀之)(アルバム『BACKSTAGE PASS』に収録)
- 1994年、桃井かおり(カヴァーアルバム『モダンダード』に収録)
- 1994年、シンシア(南沙織)(後述)
- 2004年、TOKIO(カヴァーアルバム『TOK10』に収録)
アンサーソング
[編集]- 2005年、ニューロティカ「よろしく哀愁パートII」(アルバム『DIVE INTO FEEDBACK』に収録)
シンシア(南沙織)のカバー
[編集]「よろしく哀愁」 | ||||
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シンシア(南沙織) の シングル | ||||
初出アルバム『Cynthia Best〜Eternity』 | ||||
B面 | Art of Loving | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmCD | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ソニー・レコード | |||
作詞・作曲 |
作詞: 安井かずみ 作曲: 筒美京平 | |||
プロデュース | 酒井政利 | |||
シンシア(南沙織) シングル 年表 | ||||
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シンシア(南沙織)のカヴァーによる「よろしく哀愁」は、通算31枚目のシングルとして、1994年6月22日に発売された。発売元はソニー・レコード(現:ソニー・ミュージックレーベルズ)。
シンシア版解説
[編集]本シングルを含めた全33枚のシングルA面曲において、日本の歌手が歌った楽曲を南がカバーしたのは本楽曲のみである[2]。
シンシア(南沙織)のヴァージョンはKDD(現:KDDI)ファミリートークのCMソングに起用された。安井かずみ・筒美京平のコンビからアルバム『Cynthia Street』(1975年6月21日)でオリジナル楽曲の提供を受けた実績がある。
音楽プロデューサーの酒井政利は数多くのアーティストをプロデュースしているが、自著で「言ってみれば南沙織が長女、郷ひろみが長男みたいなもの」と両名を語っている。「よろしく哀愁」は、そんな酒井のプロデュース業の原点といえる両名の歌唱ヴァージョンが存在する、唯一のシングルA面曲となった。
カップリング曲は1993年10月1日発売のアルバム『Art of Loving』タイトル曲で、山崎ハコからの提供曲である。
シンシア版シングル収録曲
[編集]- よろしく哀愁(4:59)
- 作詞:安井かずみ、作曲:筒美京平、編曲:服部隆之
- KDDファミリートーク CFイメージソング
- Art of Loving(4:46)
- よろしく哀愁 ‐オリジナルカラオケ‐
シンシア版収録作品
[編集]- よろしく哀愁
- Art of Loving
脚注
[編集]- ^ “【話の肖像画】歌手・郷ひろみ(65)(17)衝撃の歌詞「お嫁サンバ」”. Newsポストセブン. (2021年1月18日) 2021年1月18日閲覧。
- ^ 洋楽のカバーでは、「カリフォルニアの青い空」(1973年7月5日)・「グッバイガール」(1978年10月21日、A面の歌詞は日本語)がある。