コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アナトール (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アナトール
The Affairs of Anatol
『アナトール』のロビー・カード
監督 セシル・B・デミル(クレジットなし)
脚本 ジーニー・マクファーソン英語版[1]
原作 アルトゥル・シュニッツラー
Anatol
製作 セシル・B・デミル
ジェシー・L・ラスキー
出演者 ウォーレス・リード
音楽 ブライアン・ベニソン(1999年版)
撮影 カール・ストラス
アルヴィン・ウィコフ英語版
編集 アン・ボーチェンズ
制作会社 フェイマス・プレイヤーズ=ラスキー英語版
配給 パラマウント映画
公開
  • 1921年9月21日 (1921-09-21)
上映時間 117分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 サイレント映画
英語インタータイトル
製作費 $176,508.08[2]
興行収入 $1.2 百万[2]
テンプレートを表示
『アナトール』全編。
スチル写真の紹介と、宣伝における活用についての指示。
出演したキャストの集合写真。

アナトール』(The Affairs of Anatol) は、サイレント時代1921年に公開されたアメリカ合衆国の映画で、セシル・B・デミル監督し、ウォーレス・リードグロリア・スワンソンが主演したコメディドラマ映画[2][3]。この映画は、 アルトゥル・シュニッツラー1893年に書いた戯曲アナトール (Anatol)』を原作としている。

キャスト

[編集]

背景

[編集]

本作の脚本が原作としたのは、アルトゥル・シュニッツラー1893年に書いた一幕物英語版戯曲アナトール』のハーレー・グランヴィル=バーカー英語版による英語への翻訳であった。この芝居は、1912年10月14日ニューヨークで初演され、ジョン・バリモアが主人公アナトールを演じて、のべ72回の公演がおこなわれた[4]

保存状況

[編集]

この映画のプリントは、現存している[5]フィルム・プリザヴェイション・アソシエイツ英語版 (Film Preservation Associates: FPA) によって、ブライアン・ベニソン (Brian Benison) が音楽を新たに作曲、演奏したバージョンが、1999年に著作権表示されている。その後、この作品は、FPAのデイヴィッド・シェパード英語版によってVHS用の117分のバージョンが制作され、その後、DVDも作られた。

サム・ウッドは、本作と同じくスワンソン、リード、デクスターが出演した1921年の映画Don't Tell Everything』の制作に際して、明らかに本作のアウトテイクの流用をおこなっていた[6]

脚注

[編集]
  1. ^ アナトール (1921) - IMDb(英語)
  2. ^ a b c Birchard, Robert S. (2004). Cecil B. DeMille's Hollywood. University Press of Kentucky. p. 162. ISBN 0-813-12324-0 
  3. ^ Magill's Survey of Silent Films, Vol 1 A-FLA p.133 edited by Frank N. Magill c.1982; ISBN 0-89356-240-8
  4. ^ The Affairs of Anatol as produced on Broadway, at the Little Theatre, October 14, 1912, to December 1912, 72 performances; IBDb.com
  5. ^ Progressive Silent Film List: The Affairs of Anatol”. Silent Era. 2008年6月21日閲覧。
  6. ^ Progressive Silent Film List: Don't Tell Everything”. Silent Era. 2009年5月7日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]