アリアンツ・アレーナ
フースバル・アレーナ・ミュンヘン Fußball Arena München アリアンツ・アレーナ Allianz Arena | |
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施設情報 | |
所在地 | ドイツ ミュンヘン |
位置 | 北緯37度23分2.63秒 西経5度58分13.80秒 / 北緯37.3840639度 西経5.9705000度座標: 北緯37度23分2.63秒 西経5度58分13.80秒 / 北緯37.3840639度 西経5.9705000度 |
起工 | 2002年10月21日 |
開場 | 2005年5月30日 |
所有者 | Allianz Arena München Stadion GmbH |
運用者 | 同上 |
グラウンド | 天然芝 |
ピッチサイズ | 105m × 68m |
建設費 | 3億4,000万ユーロ |
設計者 |
ヘルツォーク&ド・ムーロン アラップスポーツ |
建設者 | オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ |
ウェブサイト | allianz-arena.com |
使用チーム、大会 | |
FCバイエルン・ミュンヘン (2005年-) TSV1860ミュンヘン (2005年-2017年) サッカードイツ代表 (2005年-) 2006 FIFAワールドカップ UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12 決勝 UEFA EURO 2020 UEFA EURO 2024 UEFAチャンピオンズリーグ 2024-25 決勝 | |
収容人員 | |
75,024 (国内大会) 70,000 (国際大会) |
アリアンツ・アレーナ(独: Allianz Arena)は、ドイツのミュンヘンにあるサッカー専用スタジアムである。FCバイエルン・ミュンヘンのホームスタジアムとして使用されている。UEFA主催大会ではフースバル・アレーナ・ミュンヘン(Fußball Arena München)として知られる。
概要
[編集]スイスの建築家ユニットであるヘルツォーク&ド・ムーロンの作品[1]。ドイツ最大の保険会社であるアリアンツが命名権を保有している。
こけら落としは2005年5月30日に行われたTSV 1860ミュンヘン対1.FCニュルンベルクの親善試合であり、3-2で1860ミュンヘンが勝利した2。
2006年・ドイツW杯の試合会場となり、2004-05シーズンまでオリンピアシュタディオンをホームスタジアムとしていたドイツ・サッカー・ブンデスリーガ・バイエルン・ミュンヘンのホームスタジアムとして使用されている。2017年7月までは1860ミュンヘンもホームスタジアムとして使用されていた[2]。UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12の決勝戦が開催された。
2005年5月30日、1860ミュンヘン対ニュルンベルクの親善試合で開場、翌日にはドイツW杯を1年後に控えた記念試合としてバイエルン・ミュンヘン対ドイツ代表の試合が開催された。 約370億円を投じて完成したアリアンツ・アレーナの繭のような外観は半透明の特殊フィルムETFE(AGC製)で覆われておりスタジアム内から景色を眺めることができ、試合開催日はクラブカラーであるバイエルン・ミュンヘンの赤、1860ミュンヘンの青、ドイツ代表戦などでは白にそれぞれ発光する。また、ライティングのブロックは菱形で、白と青に光らせることによりバイエルン州旗を表すこともできる。
2025年にはUEFAチャンピオンズリーグ 2024-25の決勝戦として使用される予定。
最寄駅は地下鉄U6線の「フレットマニング(Fröttmaning)」駅。立地としてはアウトバーン9号線(ミュンヘン~ライプチヒ~ベルリン線)と99号線(ミュンヘン環状線)のジャンクションのすぐ南西にあり、アウトバーンを運転中にアリアンツ・アレーナのあまりの美しさに見惚れてしまうドライバーが多く、事故が多発しているという。
様々な工夫がなされているスタジアムだが、二つのクラブがホームとしているため芝生の育成と手入れが追いつかないこと、互いにクラブカラーが違うことから無機質な灰色の座席とスタジアムツアーと分けて改札されているミュージアムの問題、そしてバイエルンのホームとしては小規模である一方1860ミュンヘンが使用するには広すぎるといった諸問題を抱えていたが、2017年7月12日付で1860ミュンヘンが当スタジアムの使用契約を解除したため[3]、2018-19シーズンからは座席にバイエルン・ミュンヘン独自の塗装が施されるなどしている。
2022年11月13日には、ドイツでは初開催となるNFLの公式戦シアトル・シーホークス対タンパベイ・バッカニアーズ戦が行われた[4]。
開催された主な大会・イベント
[編集]2006 FIFAワールドカップでは、ベルリン・オリンピアシュタディオンに次ぐ規模のスタジアムとして開幕戦を含めたグループステージから決勝トーナメントの合計6試合を開催し、いずれも満員での開催となった。なお、大会期間中はFIFAのクリーンスタジアムという規則のため、フースバル・アレーナ・ミュンヘンというスタジアム名が使用された[5]。
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | ラウンド |
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2006年6月9日 | ドイツ | 4-2 | コスタリカ | グループA |
2006年6月14日 | チュニジア | 2-2 | サウジアラビア | グループH |
2006年6月18日 | ブラジル | 2-0 | オーストラリア | グループF |
2006年6月21日 | コートジボワール | 3-2 | セルビア・モンテネグロ | グループC |
2006年6月24日 | ドイツ | 2-0 | スウェーデン | ラウンド16 |
2006年7月5日 | ポルトガル | 0-1 | フランス | 準決勝 |
新型コロナウイルス感染症の影響により開催された全ての試合は上限14,500人という制限された観客の下、行われた[6]。
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | ラウンド |
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2021年6月15日 | フランス | 1-0 | ドイツ | グループF |
2021年6月19日 | ポルトガル | 2-4 | ドイツ | |
2021年6月23日 | ドイツ | 2-2 | ハンガリー | |
2021年7月2日 | ベルギー | 1-2 | イタリア | 準々決勝 |
- UEFA EURO 2024
- 開幕戦を含めて6試合が行われる。なお、前大会のUEFA EURO 2020でも使用されていたため、欧州選手権初の連続開催となった。
- その他
日付 | ホームチーム | 結果 | アウェーチーム | ラウンド |
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2012年5月19日 | FCバイエルン・ミュンヘン | 1-1 (3-4 pen.) |
チェルシーFC | UEFAチャンピオンズリーグ 2011-12 決勝 |
ギャラリー
[編集]-
建設中のスタジアム (2004年)
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スタジアム周辺の空撮
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2018年の内観
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2024年の内観
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2020年の外観
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試合中のスタジアム
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座席
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ライトアップされたスタジアム1
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ライトアップされたスタジアム2
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ライトアップされたスタジアム3
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ MdN編集部『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』エムディエヌコーポレーション、2017年、109頁。ISBN 978-4-8443-6644-7。
- ^ TSV 1860ミュンヘンとのアレーナ使用契約を解約FCバイエルン・ミュンヘン 2017年7月12日(7月13日閲覧)
- ^ “Mietvertrag mit TSV 1860 München aufgelöst” (ドイツ語) (2017年6月12日). 2023年3月31日閲覧。
- ^ “ミュンヘンで歴史を刻んだNFL”. NFL JAPAN. (2022年11月18日) 2022年11月18日閲覧。
- ^ “Schriftzug „Allianz Arena“ im „Feriendomizil“ in der Prinzregentenstraße” (ドイツ語) (2012年6月2日). 2023年3月31日閲覧。
- ^ “München bleibt Co-Gastgeber der Europameisterschaft” (ドイツ語) (2021年6月24日). 2023年3月31日閲覧。
外部リンク
[編集]先代 ウェンブリー・スタジアム (ロンドン) |
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝戦会場 2012 |
次代 ウェンブリー・スタジアム (ロンドン) |