アレキサンダー (映画)
アレキサンダー | |
---|---|
Alexander | |
監督 | オリヴァー・ストーン |
脚本 |
オリヴァー・ストーン クリストファー・カイル レータ・カログリディス |
製作 |
モリッツ・ボーマン ジョン・キリク トーマス・シューリー イアイン・スミス オリヴァー・ストーン |
製作総指揮 |
ポール・ラッサム マティアス・ダイル ピエール・グルンステイン |
出演者 |
コリン・ファレル アンジェリーナ・ジョリー アンソニー・ホプキンス |
音楽 | ヴァンゲリス |
撮影 | ロドリゴ・プリエト |
編集 |
トム・ノードバーグ ヤン・エルヴェ アレックス・マルケス |
配給 |
ワーナー・ブラザース 松竹=日本ヘラルド |
公開 |
2004年11月24日 2005年2月5日 |
上映時間 | 173分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 フランス ドイツ オランダ |
言語 | 英語 |
製作費 | $155,000,000[1] |
興行収入 |
$34,297,191[1] $167,298,192[1] 12.5億円[2] |
『アレキサンダー』(Alexander)は、2004年のアメリカ合衆国の歴史映画。監督はオリヴァー・ストーン、出演はコリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンスなど。紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)の生涯を描く伝記映画。
ストーリー
[編集]アレキサンダー大王が亡くなってから40年後、その臣下であったプトレマイオス1世は、アレキサンダーの生涯について記録を残そうとしていた。
紀元前356年にマケドニア王フィリッポスと母オリンピアスの間にアレキサンダーは生まれる。息子を王にすることだけに情熱を燃やす母と、権力を奪われることを恐れる父は絶えず争う。両親の愛に飢えたアレキサンダーは、ヘファイスティオンら同年代の友人との友情に心の平穏を見出していた。やがて何者かにより父王が暗殺される。突然、マケドニア王になった20歳のアレキサンダーは、ギリシア、そして西アジア全域に進軍して圧勝し、24歳でエジプトの王となると、ペルシア帝国への遠征を開始する。
紀元前331年に世界最強と言われたペルシア帝国を滅亡させると、東西融合政策の方針のもと、その軍隊を東へと進め、まさに移動する帝国となる。
アジア侵攻の途中で、アレキサンダーは母の忠告にもかかわらず、バクトリアの王女ロクサネを第一夫人に迎える。アジア人との結婚を将軍たちは激しく批判し、軍隊の間に不満が蓄積し始める。アレキサンダーは仲間に命を狙われるようになり、不満分子を粛清しながら遠征をし続ける。
次第に孤立していくアレキサンダーはついにインドの地を踏むが、バビロンに戻って新たな遠征計画に取り掛かった頃、32歳の若さで謎の突然死を遂げる。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替
- アレキサンダー: コリン・ファレル(浪川大輔)
- 少年時: コナー・パオロ
- オリンピアス: アンジェリーナ・ジョリー[注 1](塩田朋子)
- フィリッポス: ヴァル・キルマー(菅生隆之)
- プトレマイオス: アンソニー・ホプキンス(稲垣隆史)
- 青年時: エリオット・コーワン
- ヘファイスティオン: ジャレッド・レト(内田岳志)
- ロクサネ: ロザリオ・ドーソン(もたい陽子)
- カッサンドロス: ジョナサン・リース=マイヤーズ(藤井啓輔)
- クレイトス: ゲイリー・ストレッチ(水内清光)
- アリストテレス: クリストファー・プラマー(永田博丈)
- フィロタス: ジョセフ・モーガン
- ペルディッカス: ニール・ジャクソン
- ダレイオス3世: ラズ・デガン
- パルメニオン: ジョン・カヴァナー
- アッタロス: ニック・ダニング
- アンティゴノス: イアン・ビーティー
サウンドトラック
[編集]作品の評価
[編集]映画批評家によるレビュー
[編集]Rotten Tomatoesによれば、207件の評論のうち高評価は16%にあたる33件のみで、平均点は10点満点中4点、批評家の一致した見解は「3時間近くもある、この退屈で、語りの多すぎる、感情移入できない伝記映画は、アレキサンダーの人生を照らし出すことに失敗している。」となっている[3]。 Metacriticによれば、42件の評論のうち、高評価は8件、賛否混在は16件、低評価は18件で、平均点は100点満点中39点となっている[4]。
受賞歴
[編集]賞 | 部門 | 対象者 | 結果 |
---|---|---|---|
第25回ゴールデンラズベリー賞[5] | 最低作品賞 | ノミネート | |
最低監督賞 | オリヴァー・ストーン | ||
最低脚本賞 | オリヴァー・ストーン クリストファー・カイル レータ・カログリディス | ||
最低主演男優賞 | コリン・ファレル | ||
最低主演女優賞 | アンジェリーナ・ジョリー ※『テイキング・ライブス』での演技と合わせて | ||
最低助演男優賞 | ヴァル・キルマー |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ファレルの母親役を演じているが、実年齢ではジョリーがほぼ1歳年上でしかない。
出典
[編集]- ^ a b c “Alexander” (英語). Box Office Mojo. 2022年7月7日閲覧。
- ^ 2005年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
- ^ "Alexander". Rotten Tomatoes (英語). 2022年7月7日閲覧。
- ^ "Alexander" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年7月7日閲覧。
- ^ “2004年 第25回 ラジー賞(ゴールデン・ラズベリー賞)”. allcinema. 2022年7月7日閲覧。
関連項目
[編集]- アレキサンダー大王 (映画) - 1956年の映画。ロバート・ロッセン製作・監督・脚本、リチャード・バートン主演。
外部リンク
[編集]- 2004年の映画
- オリバー・ストーンの監督映画
- オリバー・ストーンの脚本映画
- アメリカ合衆国の歴史映画
- アメリカ合衆国の伝記映画
- アメリカ合衆国のLGBT関連映画
- 2004年のLGBT関連映画
- アメリカ合衆国の叙事詩的映画
- フランスの歴史映画
- フランスの伝記映画
- フランスの叙事詩的映画
- フランスのLGBT関連映画
- ドイツの歴史映画
- ドイツの伝記映画
- ドイツの叙事詩的映画
- ドイツのLGBT関連映画
- オランダの歴史映画
- オランダの伝記映画
- オランダのLGBT関連映画
- 古代ギリシアを題材とした映画作品
- 西アジアを舞台とした映画作品
- イラクを舞台とした映画作品
- イランを舞台とした映画作品
- 古代インドを舞台とした映画作品
- アレクサンドリアを舞台とした映画作品
- タイで製作された映画作品
- マルタで製作された映画作品
- モロッコで製作された映画作品
- マラケシュで製作された映画作品
- ワルザザートで製作された映画作品
- アトラス・コーポレーション・スタジオで製作された映画作品
- パインウッド・スタジオで製作された映画作品
- アレクサンドロス3世を題材とした作品
- 君主を主人公とした映画作品
- ヴァンゲリスの作曲映画