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ア・ケイス・オブ・ユー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ア・ケイス・オブ・ユー」
ジョニ・ミッチェルシングル
初出アルバム『ブルー
A面 カリフォルニア
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロサンゼルス、A&Mスタジオ
ジャンル フォークロック
時間
レーベル リプリーズ・レコード
作詞・作曲 ジョニ・ミッチェル
プロデュース ジョニ・ミッチェル
ジョニ・ミッチェル シングル 年表
ケアリー
b/w
ディス・フライト・トゥナイト
(1971年7月)
カリフォルニア
b/w
ア・ケイス・オブ・ユー
(1971年10月)
恋するラジオ
b/w
アージ・フォー・ゴーイング
(1972年10月)
ミュージックビデオ
「A Case of You」 - YouTube
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ア・ケイス・オブ・ユー」(A Case of You)は、ジョニ・ミッチェルが作詞作曲し1971年に発表した楽曲。

ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」(2021年版)において26位にランクされている[2]

概要

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アルバム『ブルー』に収録された他のいくつかの曲と同様、グレアム・ナッシュとの破局を元に書かれた[3]レナード・コーエンとの関係が描かれているとも言われている[4]。「I am as constant as a northern star」という一節は、シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』でシーザーが発する台詞「I am constant as the Northern Star」からとられている。また別の一節「Love is touching souls」は、リルケの言葉からとられている[5]

レコーディングはロサンゼルスのA&Mスタジオで行われた[6]。ミッチェルがアパラチアン・ダルシマーを弾き、ジェームス・テイラーがアコースティック・ギターを弾いている。

1971年6月発売の4枚目のアルバム『ブルー』に収録された。同年10月にシングルカットされた「カリフォルニア」のB面に収録された[1]

別バージョンは以下のとおり。

  • 1970年10月16日にバンクーバーで行ったコンサートのバージョン。ミッチェル、ジェームス・テイラー、フィル・オクスの3人の名義で発売されたアルバム『アムチトカ』(2009年)に収録された。
  • 1974年11月発売のライブ・アルバム『マイルズ・オブ・アイルズ』に収録されたバージョン。同年12月にシングルカットされ、ビルボード・Hot 100において24位を記録した[7][8]
  • 2000年2月発売のアルバム『Both Sides Now』に収録された再録音バージョン。

カバー・バージョン

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アーティスト名 レコード・CD
1992年 スローン コンピレーション・アルバム『Back to the Garden
1994年 トーリ・エイモス シングル「Cornflake Girl」のB面
1995年 キャロライン・ラヴェル 『Spirit』
1998年 フィービ・スノウ 『I Can't Complain』
2001年 ジェーン・モンハイト 『Come Dream with Me』
2002年 プリンス One Nite Alone...
2002年 ダイアナ・クラール Live in Paris
2004年 k.d.ラング Hymns of the 49th Parallel
2004年 沢知恵 『いいうたいろいろ5 英語のいいうた』
2006年 アリソン・クロウ This Little Bird
2007年 ハービー・ハンコック リヴァー〜ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』のボーナストラック
2009年 ミシェル・ブランチ Covered, A Revolution in Sound
2011年 ジェイムス・ブレイク 『Enough Thunder』(EP)
2012年 アナ・モウラ Desfado
2013年 アレックス・チルトン 『Electricity By Candlelight NYC 2/13/97』。録音は1997年[9]
2014年 ガブリエル・アプリン EP「English Rain」に収録
2019年 ジミー・ウェッブ 『Slipcover』

脚注

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