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アーウィン・ショー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーウィン・ショー(1948年)

アーウィン・ショー(Irwin Shaw, 1913年2月27日-1984年5月16日)は、米国劇作家小説家。出生名はアーウィン・ギルバート・シャムフォロフ(Irwin Gilbert Shamforoff)。ロシア系ユダヤ人

ニューヨークブルックリン区生まれ。ブルックリン・カレッジ卒業。1936年に戯曲「死者を葬れ」などでデビューする。ファシズムの危機を警告した「ブルックリン神話」連作を書く。1944年、"Walking Wounded"オー・ヘンリー賞受賞。1948年、第二次大戦における連合国ナチスの若者を描いた長編小説若き獅子たち』を刊行(1958年映画化)。1970年には『リッチマン、プアマン』がベストセラーとなった。短編も多く、「夏服を着た女たち」はしゃれた短編として日本でもしばしば話題にのぼる。常盤新平が多く訳している。

作品

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長編

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若い獅子たち (鈴木重吉、A.E.クラウザー共訳 筑摩書房 1952年) 『若き獅子たち』と改題、文庫
  • The Troubled Air (1951)
乱れた大気 (工藤政司マガジンハウス 1994年)
湖畔の情事 (佐伯彰一三笠書房 1959年)
ルーシィ・クラウンという女 (佐伯彰一訳 大和書房 1987年)
  • Two Weeks in Another Town (1960)
ローマは光のなかに (工藤政司訳 マガジンハウス 1990年 のち講談社文庫)
夏の日の声 (常盤新平訳 講談社 1988年 のち文庫)
富めるもの貧しきもの (大橋吉之輔訳 早川書房 1973年 のち文庫)
ビザンチウムの夜 (小泉喜美子訳 早川書房 1979年 のち文庫)
真夜中の滑降 (中野圭二訳 早川書房 1981年 のち文庫)
犬にもなれない男たちよ (北山克彦サンリオ 1980年)
乞うもの盗むもの (北山克彦訳 1991年 ハヤカワ文庫) - 上の書を改題して、再刊
はじまりはセントラル・パークから (平井イサク訳 講談社 1989年 のち文庫)

短編集

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  • Sailor off the Bremen and other Stories (1939)
  • Welcome to the City, and other Stories (1942)
  • Act of Faith, and other stories (1946)
  • The Girls in Their Summer Dresses
  • Mixed Company. Collected Short Stories (1950)
  • Tip on a Dead Jockey, and other stories (1957)
  • Selected Short Stories (1961)
  • Love on a Dark Street, and other stories (1965)
夜の裏町の恋 (長谷川正平訳 音羽書房 1967年) - 原書から一部の短編が割愛されている。
  • God Was Here, But He Left Early (1973)
小さな土曜日 (小泉喜美子訳 早川書房 1979年 のちハヤカワ文庫) - 日本語版も同一の訳者が全収録作をそのまま訳した短編集。
  • Short Stories: Five Decades (1978)
日本版オリジナルで編まれた短編集
  1. 娘ごころ・フランス風に (北山顕正、永井衷訳 英宝社 1971年)
  2. 夏服を着た女たち (常盤新平講談社 1979年) のち講談社文庫、新版2004年、講談社文芸文庫 - 講談社英語文庫も刊行
  3. ニューヨークは闇につつまれて (常盤新平訳 大和書房 1981年) のち講談社文庫 - 講談社英語文庫も刊行
  4. 緑色の裸婦 (小笠原豊樹草思社 1983年)
     のち『緑色の裸婦』集英社文庫、1991年。『サマードレスの女たち』小学館文庫、2016年
  5. 心変わり (常盤新平訳 王国社 1985年)、のち講談社文庫『ニューヨーク恋模様』
  6. 混合ダブルス (常盤新平訳 王国社 1987年)、のち講談社文庫『ニューヨーク恋模様』

ノンフィクション、エッセイ

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パリ・スケッチブック (中西秀男訳、サンリオ 1986年、講談社文庫 1989年)

参考文献

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  • 英米文学辞典