中野圭二
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中野 圭二(なかの けいじ、1931年3月6日 - 2012年9月24日[1])は、日本のアメリカ文学者・翻訳家。慶應義塾大学名誉教授。
略歴
[編集]山口県生まれ。慶應義塾大学卒、同大学院修士課程修了、慶應義塾志木高等学校教諭、慶應義塾大学理工学部教授を務め、1996年定年退任、名誉教授、中京大学教授。
サスペンス小説のほか、トム・ウルフ、ジョン・アーヴィングなどを訳した。
翻訳
[編集]- 『シャドー81』(ルシアン・ネイハム、新潮文庫) 1977、のちハヤカワ文庫
- 『シベリア横断急行』(ウォレン・アドラー、角川書店) 1978
- 『誰かが見ている』(メアリ・H・クラーク、新潮文庫) 1979
- 『サンドラー迷路』(ノエル・ハインド、文藝春秋) 1980、のち文春文庫
- 『ユダヤ・コレクション』(フランク・マクドナルド、新潮文庫) 1980
- 『黄金猿の年』(コリン・フォーブズ、創元推理文庫) 1981
- 『ザ・ライト・スタッフ』(トム・ウルフ、加藤弘和共訳、中央公論社) 1981、のち中公文庫
- 『真夜中の滑降』(アーウィン・ショー、早川書房) 1981、のちハヤカワ文庫
- 『女医スコーフィールドの診断』(ヘンリー・デンカー、文藝春秋) 1981
- 『ゴーリキー・パーク』(マーティン・クルーズ・スミス、早川書房) 1982、のちハヤカワ文庫
- 『センターコートの女王』(ビリー・ジーン・キング, フランク・デフォード、新潮文庫) 1983
- 『あなたはどんな病気にかかりやすいか 遺伝子でわかる体質』(ツォルト・ハルサニ, リチャード・ハットン、中央公論社) 1983
- 『被害者を捜せ!』(パット・マガー、創元推理文庫) 1984
- 『目撃者失踪 DKA探偵事務所ファイル3』(ジョー・ゴアズ、角川文庫) 1984
- 『復讐法廷』(ヘンリー・デンカー、文春文庫) 1984、のちハヤカワ・ミステリ文庫
- 『黄金をつくる男』(ブライアン・フリーマントル、新潮文庫) 1985
- 『琥珀色のジプシー』(マーティン・クルーズ・スミス、早川文庫) 1985
- 『切り裂き魔の森』(マーガレット・トレイシー、角川文庫) 1986
- 『ペイパーチェイス』(ナイジェル・ルイス、白水社) 1986
- 『ホテル・ニューハンプシャー』(ジョン・アーヴィング、新潮社) 1986、のち新潮文庫
- 『モスキート・コースト』(ポール・セロー、村松潔共訳、文藝春秋) 1987
- 『モスクワを制する者は』(ロバート・モス、文春文庫) 1987
- 『シベリアの孤狼』(ルイス・ラムーア、二見文庫) 1987
- 『あるスパイの挫折』(W・T・タイラー、新潮文庫) 1989
- 『スフィア 球体』(マイクル・クライトン、早川書房) 1989、のちハヤカワ文庫
- 『僕が戦場で死んだら』(ティム・オブライエン、白水社) 1990、のち白水Uブックス
- 『サッチャー暗殺』(ブレット・ウッズ、集英社) 1990
- 『虚栄の篝火』(トム・ウルフ、文藝春秋) 1991
- 『ポーラー・スター』(マーティン・クルーズ・スミス、新潮文庫) 1992
- 『魔界伝説』(ルイス・ラムーア、山本瑠美子共訳、二見文庫) 1994
- 『オウエンのために祈りを』(ジョン・アーヴィング、新潮社) 1999、のち新潮文庫
- 『カポーティ』(ジェラルド・クラーク、文藝春秋) 1999
脚注
[編集]- ^ 『文藝家協会ニュース』(2012年10月