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アーロン・ラフィー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーロン・ラフィー
Aaron Laffey
ブルージェイズでの現役時代(2012年8月16日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 メリーランド州アリゲイニー郡カンバーランド
生年月日 (1985-04-15) 1985年4月15日(39歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2003年 MLBドラフト16巡目(全体468位)でクリーブランド・インディアンスから指名
初出場 2007年8月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
プレミア12 2015年
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子野球
WBSCプレミア12
2015

アーロン・スティーブン・ラフィー: Aaron Steven Laffey, 1985年4月15日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州アリゲイニー郡カンバーランド出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴

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プロ入りとインディアンス時代

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高校を卒業後、一時はバージニア工科大学への進学話が進んでいたが、2003年MLBドラフト16巡目(全体468位)でクリーブランド・インディアンスから指名され、7月1日に契約を結んだ。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級バーリントン・インディアンス英語版でプロデビュー。先発4試合を含む9試合に登板して3勝1敗、34回で46奪三振の成績を挙げた。

2004年はA-級マホーニングバレー・スクラッパーズで8試合に先発登板して3勝1敗・防御率1.24・30奪三振、A級レイクカウンティ・キャプテンズでも19試合(先発15試合)に登板して3勝7敗・防御率6.53・69奪三振の成績を残した。

2005年はA級レイクカウンティで142回1/3を投げて、7勝7敗・防御率3.22・69奪三振の成績を残した。AA級アクロン・エアロズでも1試合で登板。5回を投げて2失点、6奪三振で勝利を挙げた。

2006年はA+級キンストン・インディアンスで10試合(先発4試合)に登板して4勝1敗・防御率2.18・24奪三振の成績を挙げ、AA級アクロンでも19試合に登板して8勝3敗・防御率3.53・61奪三振の成績を残した。

2007年はAA級アクロンで6試合に先発して4勝1敗・防御率2.31、AAA級バッファロー・バイソンズでも7勝3敗・防御率3.28の成績を挙げた後、メジャー初昇格を果たした。同年8月4日ミネソタ・ツインズ戦でメジャーデビューを果たした。2度目の先発となった8月9日ホワイトソックス戦でメジャー初勝利を挙げた。8月10日にAAA級バッファローに戻されたが、25日に再昇格した。

2008年スプリングトレーニングでローテーションの5番手をクリフ・リーと争ったが敗れて、AAA級バッファローに送られた。その後、ジェイク・ウェストブルックが負傷したことから、昇格。5月には、34イニングを投げて3勝2敗・防御率0.79の成績を挙げて、アメリカンリーグルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれた。

マリナーズ時代

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2011年3月2日トレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した。マリナーズでは42回2/3を投げて防御率4.01だった。8月17日DFAとなった。

ヤンキース時代

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ヤンキース時代(2011年9月8日)

2011年8月19日ウェイバー公示を経てニューヨーク・ヤンキースに獲得され、翌日のツインズ戦で移籍後初登板した。その翌日にアレックス・ロドリゲスが復帰するためDFAとなったが、9月のロースター枠拡大にあたり、再昇格してリリーフを務めた。

ブルージェイズ時代

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2011年10月11日にウェイバー公示を経てカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍したが、1試合も登板することなく、12月12日に自由契約となった。

12月30日トロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ。

2012年は傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズで開幕を迎え、11試合に登板。3勝5敗・防御率4.52だった。6月13日にメジャー昇格した。この年は22試合に登板し、4勝6敗・防御率4.56だった。10月10日FAとなった。

メッツ時代

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2012年12月27日ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ。

2013年4月6日にメジャー昇格。4試合に登板して防御率7.20の成績を残した。4月21日にDFAとなった。

ブルージェイズ復帰

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2013年4月23日にウェイバー公示を経てブルージェイズに復帰。ジョシュ・ジョンソンの故障離脱に伴い、即ロースター入り。4月26日のヤンキース戦では、そのジョンソンの先発ローテーションの穴を埋める形で初登板した。同日にDFAとなり、4月28日に傘下のAAA級バッファロー[1]へ降格後、翌29日にFAとなった。

ドジャース傘下時代

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2013年4月30日ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーし、12試合(先発11試合)に登板して4勝3敗・防御率5.61・29奪三振の成績を残した。7月2日にFAとなった。

ブルワーズ傘下時代

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2013年7月11日ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズでプレーし、11試合に先発登板して2勝5敗・防御率7.25・26奪三振の成績を残した。11月5日にFAとなった。

ナショナルズ傘下時代

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2014年1月23日ボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結んだ[2]が、3月24日に自由契約となった。

3月29日ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級シラキュース・チーフスでプレーし、25試合(先発21試合)に登板して12勝6敗・防御率3.67・91奪三振の成績を残した。

ロッキーズ時代

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2014年11月19日コロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。

2015年は開幕から傘下のAAA級アルバカーキ[3]でプレーし、7月10日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。当日のアトランタ・ブレーブス戦の4回から登板し2回1/3を投げ、被安打4、被本塁打1、失点3であったが、チームが勝っている状態で降板したこと、先発のゴンザレス・ヘルメンが3回で降板していたことで、ラフィーが救援投手の中で最も投球回数が多かったことが考慮され勝利投手となった。翌11日にDFAとなり[4]、13日にマイナー契約でAAA級アルバカーキに異動した。7月28日に再びメジャー契約を結んで昇格した[5]8月1日に再びDFAとなり[6]、4日にマイナー契約でAAA級アルバカーキに異動した[7]10月14日にFAとなった[8]。11月に第1回WBSCプレミア12にアメリカ合衆国代表として出場[9]

ナショナルズ傘下復帰

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2015年12月18日にナショナルズとマイナー契約を結んだ。

2016年はAAA級シラキュースでプレーし、29試合(先発14試合)に登板して6勝6敗・防御率3.82・68奪三振の成績を残した。オフの11月7日にFAとなった[8]

独立リーグ時代

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2017年4月3日独立リーグアトランティックリーグサマセット・ペイトリオッツと契約した[10]。3試合に先発登板して1勝1敗・防御率2.65・15奪三振の成績を残した。

ダイヤモンドバックス傘下時代

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2017年5月15日アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、傘下のAAA級リノ・エーシズへ配属された[8]。オフにFAになった。

現役引退

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2018年ニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、傘下のAAA級のラスベガス・51sに配属されたが、6月6日の試合で3回14失点と打ち込まれ、試合後に引退を表明した[11]

投球スタイル

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持ち球にスライダーチェンジアップを持っている。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2007 CLE 9 9 0 0 0 4 2 0 0 .667 207 49.1 54 2 12 0 4 25 2 1 26 25 4.56 1.34
2008 16 16 0 0 0 5 7 0 0 .417 409 93.2 103 10 31 1 9 1 43 5 52 44 4.23 1.43
2009 25 19 0 0 0 7 9 1 0 .438 539 121.2 140 9 57 1 2 59 1 1 69 60 4.44 1.62
2010 29 5 0 0 0 2 3 0 5 .400 253 55.2 62 1 28 1 2 28 1 0 30 28 4.53 1.62
2011 SEA 36 0 0 0 0 1 1 0 5 .500 197 42.2 54 7 16 3 1 24 2 1 20 19 5.23 1.64
NYY 11 0 0 0 0 2 1 0 0 .667 50 10.2 13 0 5 0 2 6 0 0 4 4 3.38 1.69
'11計 47 0 0 0 0 3 2 0 5 .600 247 53.1 67 7 21 3 3 30 2 1 24 23 3.88 1.65
2012 TOR 22 16 0 0 0 4 6 0 0 .400 429 100.2 100 17 37 1 5 48 2 0 56 51 4.56 1.36
2013 NYM 4 2 0 0 0 0 0 0 0 ---- 50 10.0 16 1 5 0 2 9 0 0 8 8 7.20 2.10
TOR 1 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 14 2.2 2 0 5 0 0 0 0 0 2 2 6.75 2.63
'13計 5 3 0 0 0 0 0 0 0 ---- 64 12.2 18 1 10 0 2 9 0 0 10 10 7.11 2.21
2015 COL 3 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 33 7.1 8 1 3 1 1 3 0 0 3 3 3.68 1.50
MLB:8年 156 68 0 0 0 26 29 1 10 .473 2181 494.1 552 48 199 8 28 245 4 13 270 244 4.44 1.52
  • 2016年度シーズン終了時

獲得タイトル・表彰・記録

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背番号

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  • 32(2007年 - 2011年途中、2012年)
  • 39(2011年途中 - 同年途中)
  • 22(2011年途中 - 同年終了)
  • 47(2013年 - 同年途中)
  • 33(2013年途中 - 同年終了)
  • 34(2015年)

代表歴

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脚注

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  1. ^ 2013年よりブルージェイズ傘下
  2. ^ Brittany Ghiroli (2014年1月23日). “Laffey signs with O's on Minor League deal” (英語). MLB.com. 2014年1月29日閲覧。
  3. ^ 2015年よりロッキーズ傘下
  4. ^ Shawn Krest (2015年7月11日). “Rockies recall Rex Brothers from minors, DFA Aaron Laffey” (英語). FANTASY NEWS (CBSSports.com). http://fantasynews.cbssports.com/fantasybaseball/update/25239247/rockies-recall-rex-brothers-from-minors-dfa-aaron-laffey 2015年7月13日閲覧。 
  5. ^ Transactions | Rockies.com: Team” (英語). MLB.com (2015年7月28日). 2015年7月29日閲覧。
  6. ^ Jason Lempert (2015年8月1日). “Rockies designate RP Aaron Laffey for assignment on Saturday” (英語). FANTASY NEWS (CBSSports.com). http://fantasynews.cbssports.com/fantasybaseball/update/25256902/rockies-send-rp-aaron-laffey-to-triple-a-on-saturday 2015年8月4日閲覧。 
  7. ^ Transactions | Rockies.com: Team” (英語). MLB.com (2015年8月4日). 2015年8月5日閲覧。
  8. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2017年5月16日閲覧。
  9. ^ 2015 USA Baseball Premier12™ roster announced Official Websitr of USA Baseball (英語) (2015年10月21日) 2015年10月24日閲覧
  10. ^ Somerset Patriots Add 8-Year MLB Veteran Pitcher Aaron Laffey”. somersetpatriots.com (2017年4月3日). 2017年5月16日閲覧。
  11. ^ Aaron Laffey hit hard, retires as 51s lose to New Orleans”. Las Vegas Review Journal (June 7, 2018). August 29, 2021閲覧。

関連項目

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外部リンク

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