イングリット・ベッカー
獲得メダル | ||
---|---|---|
イングリット・ベッカー | ||
西ドイツ | ||
陸上競技 | ||
オリンピック | ||
金 | 1968 メキシコ | 五種競技 |
金 | 1972 ミュンヘン | 4×100mリレー |
ヨーロッパ陸上選手権 | ||
銀 | 1969 アテネ | 4×100mリレー |
銀 | 1971 ヘルシンキ | 100m |
金 | 1971 ヘルシンキ | 走幅跳 |
金 | 1971 ヘルシンキ | 4×100mリレー |
イングリット・ベッカー (Ingrid Mickler-Becker、1942年9月26日-)は、旧西ドイツ出身の陸上競技選手。1968年メキシコシティーオリンピック、1972年ミュンヘンオリンピックの金メダリストである。
経歴
[編集]ベッカーは、1960年ローマオリンピックから4大会連続してオリンピックに出場。初めて出場したローマ大会では、走高跳に出場し9位という結果を残す。2年後の1962年のベオグラードで行われたヨーロッパ選手権では五種競技に出場。同じ西ドイツのヘルガ・ホフマンにわずか13ポイント及ばず4位となる。
1964年、2度目のオリンピックとなった東京オリンピックでは、走幅跳と、この大会から新たに採用された五種競技に出場。走幅跳では6m40の記録で、銅メダルを獲得したソ連のタチアナ・シチェルカノワにわずか2cm及ばず4位。五種競技は8位という結果に終わる。2年後のブダペストで行われたヨーロッパ選手権には走幅跳に出場するも予選落ちしている。
1968年、3回目のオリンピックとなったメキシコオリンピックでは、走幅跳、五種競技、4×100mリレーの3種目に出場。走幅跳、4×100mリレーは6位に終わったものの、五種競技では、5098ポイントをあげ3度目のオリンピックで初めての金メダルを獲得した。
ベッカーは、1969年、1971年のヨーロッパ選手権でも、100m、走幅跳、4×100mリレーでメダルを獲得する活躍を見せると、4度目のオリンピックとなった1972年ミュンヘンオリンピックでは3種目に出場。100mと走幅跳は予選落ちしたものの、クリスティアン・クラウゼ、アンネグレート・リヒター、ハイデ・ローゼンダールとともに西ドイツ代表として出場した4×100mリレーで、金メダルを獲得した。
主な実績
[編集]年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|
1962 | ヨーロッパ陸上選手権 | ベオグラード(ユーゴスラビア) | 五種競技 | 4位 | 4663pt |
1964 | オリンピック | 東京(日本) | 走幅跳 | 4位 | 6m40 |
1964 | オリンピック | 東京(日本) | 五種競技 | 8位 | 4717pt |
1968 | オリンピック | メキシコシティ(メキシコ) | 五種競技 | 1位 | 5098pt |
1968 | オリンピック | メキシコシティ(メキシコ) | 走幅跳 | 6位 | 6m43 |
1968 | オリンピック | メキシコシティ(メキシコ) | 4×100mリレー | 6位 | 43秒6 |
1969 | ヨーロッパ陸上選手権 | アテネ(ギリシャ) | 4×100mリレー | 2位 | 44秒09 |
1971 | ヨーロッパ陸上選手権 | ヘルシンキ(フィンランド) | 100m | 2位 | 11秒46 |
1971 | ヨーロッパ陸上選手権 | ヘルシンキ(フィンランド) | 走幅跳 | 1位 | 6m76 |
1971 | ヨーロッパ陸上選手権 | ヘルシンキ(フィンランド) | 4×100mリレー | 1位 | 43秒30 |
1972 | オリンピック | ミュンヘン(西ドイツ) | 4×100mリレー | 1位 | 42秒81 |
外部リンク
[編集]- イングリット・ベッカー - Olympedia