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インソムニアックゲームズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
PlayStation Studios > インソムニアックゲームズ
インソムニアックゲームズ
現地語社名
Insomniac Games, Inc.
種類
非公開会社子会社
業種 情報通信業
事業分野 ビデオゲーム開発
設立 1994年2月28日
創業者 テッド・プライズ
本社 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州バーバンク
主要人物
テッド・プライズ(CEO
製品 ゲームソフトウェア
所有者 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
従業員数
400+[1] (2021年)
親会社 PlayStation Studios(2019年 - 現在)
ウェブサイト insomniac.games ウィキデータを編集

インソムニアックゲームズ: Insomniac Games, Inc.)は、カリフォルニア州バーバンクに拠点を置くアメリカビデオゲーム開発会社。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の子会社で、PlayStationプラットフォーム向けゲームソフトウェアの開発を行うPlayStation Studiosの一つである。

概要

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1994年に設立され、以後数々のゲームを世に送り出す。「インソムニアック(Insomniac)」は「不眠症の」という意味。

1998年に、ユニバーサル インタラクティブ スタジオ制作、ソニー・コンピュータエンタテインメント発売のゲーム『スパイロ・ザ・ドラゴン』(Spyro the Dragon)を開発する。米国を中心にヒットした本作はシリーズ化され、後に発売された2作目、3作目の開発を担当する。3作目の日本国内版が発売されることはなかった。その後スパイロシリーズの版権がアクティビジョン・ブリザードに変わったため、3作目を最後にインソムニアックゲームズはスパイロシリーズに関わっていない。

2002年サーニーゲームズ社とノーティドッグ社の協力で、PlayStation 2用ゲーム『ラチェット&クランク』(Ratchet & Clank)を開発。本作は日米ともにヒットし、以後シリーズ化。2作目、3作目、4作目と2005年まで1年おきのペースで新作を発表していく。

2003年に元社員がハイインパクトゲームズHigh Impact Games)という会社を設立した。主にハイインパクトゲームズはラチェット&クランクシリーズのPlayStation Portable向けソフトの開発を担当。

2006年にはプラットフォームをPlayStation 3へ移し、ローンチタイトルとして『RESISTANCE〜人類没落の日〜』を手掛け、再び注目を集める。翌2007年、同じくPlayStation 3用のゲームとして『ラチェット&クランク FUTURE』を開発し、その後も1年に1作品以上のペースでPlayStation 3向けのタイトルを開発している。

2019年8月20日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がインソムニアックゲームズを買収すると発表。SIEワールドワイド・スタジオの一員となった[2][3]。買収額は2億2900万ドル(約250億円)[4]

2023年12月19日、ランサムウェアによるハッキングの被害を受けゲーム開発の予算情報、2035年まで「X-MEN」関連のプレイステーション独占契約といった内部情報が流出したことが報じられた[5]

ノーティードッグとの関連

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同じくアメリカのゲーム開発会社であるノーティードッグNaughty Dog)とは、古くから親交が深いことで有名である。『スパイロ×スパークス』の体験版がノーティドッグ開発の『クラッシュ・バンディクー レーシング』に収録されたことを皮切りに、後に発売されたラチェット&クランクシリーズとノーティドッグのジャック×ダクスターシリーズではクロスオーバー的要素が所々に見られる。

開発タイトル

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発売年 タイトル 原題 プラットフォーム 備考
1996年 ディスラプター Disruptor PlayStation
1998年 スパイロ・ザ・ドラゴン Spyro the Dragon PlayStation
1999年 スパイロ×スパークス トンでもツアーズ Spyro 2: Ripto's Rage! PlayStation
2000年 Spyro: Year of the Dragon Spyro: Year of the Dragon PlayStation 日本未発売
2002年 ラチェット&クランク Ratchet & Clank PlayStation 2
2003年 ラチェット&クランク2 ガガガ!銀河のコマンドーっす Ratchet & Clank: Going Commando PlayStation 2
2004年 ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック★レンジャーズ Ratchet & Clank: Up Your Arsenal PlayStation 2
2005年 ラチェット&クランク4th ギリギリ銀河のギガバトル Ratchet: Deadlocked PlayStation 2
2006年 RESISTANCE〜人類没落の日〜 Resistance: Fall of Man PlayStation 3
2007年 ラチェット&クランク FUTURE Ratchet & Clank Future: Tools of Destruction PlayStation 3
2008年 ラチェット&クランク FUTURE外伝 海賊ダークウォーターの秘宝 Ratchet & Clank Future: Quest for Booty PlayStation 3
2008年 RESISTANCE2 Resistance 2 PlayStation 3
2009年 ラチェット&クランク FUTURE2 Ratchet and Clank Future: A Crack in Time PlayStation 3
2010年 RESISTANCE 3 Resistance 3 PlayStation 3
2011年 ラチェット&クランク オールフォーワン Ratchet and Clank: All 4 One PlayStation 3
2013年 Fuse PlayStation 3、Xbox 360 日本未発売
2014年 Sunset Overdrive英語版 Xbox One
2016年 ラチェット&クランク THE GAME Ratchet & Clank PlayStation 4
2018年 Marvel's Spider-Man Marvel's SPIDER-MAN PlayStation 4
2020年 Marvel's Spider-Man:Miles Morales PlayStation 5PlayStation 4
2021年 ラチェット&クランク パラレル・トラブル Ratchet & Clank: Rift Apart PlayStation 5
2023年 Marvel's Spider-Man 2
TBA Marvel's Wolverine

脚注

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  1. ^ The AIAS Game Maker's Notebook: Oddworld with Lorne Lanning”. libsyn.com. September 11, 2021閲覧。
  2. ^ ソニー・インタラクティブエンタテインメント、Insomniac Gamesを買収へ”. ソニー・インタラクティブエンタテインメント. 2019年10月5日閲覧。
  3. ^ SIEが『ラチェット&クランク』、『Marvel's スパイダーマン』の開発会社インソムニアックゲームズを買収”. ファミ通.com (2019年8月20日). 2019年10月5日閲覧。
  4. ^ ソニーが250億円で買収のゲーム企業「インソムニアック」の歴史”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2020年2月13日). 2021年1月24日閲覧。
  5. ^ ソニー傘下企業がハッキング被害 ゲーム開発計画流出=米報道”. ロイター. 2023年12月21日閲覧。

外部リンク

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