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SIEジャパンスタジオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SIEワールドワイド・スタジオ > SIEジャパンスタジオ
JAPAN Studio
現地語社名
JAPANスタジオ
種類
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの社内組織
業種 情報通信業
事業分野 ビデオゲーム開発
本社
東京都
日本
所有者 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
親会社 ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ウェブサイト https://www.playstation.com/ja-jp/sie-worldwide-studios/sie-japan-studio/

SIE JAPANスタジオ(エスアイイージャパンスタジオ、: SIE JAPAN Studio)は、かつて存在した日本テレビゲーム開発スタジオ。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の社内組織「SIEワールドワイド・スタジオ」の一つであった。

2021年4月1日付で「Team Asobi」へ統合された。

概要

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1993年11月に設立。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)において最初に設立されたスタジオであり、東京都港区港南に位置するSSJ品川ビル[1]に拠点を置き、400人以上の社員が勤務していた。SCEの最新ハードウェア技術を使って、新しいゲーム技術を先駆けて使うことができる恵まれた環境にあり、社内には録音スタジオやビデオ編集室を含め最新の設備が整っていた[2]

LocoRoco』・『白騎士物語』・『GRAVITY DAZE』など、PlayStationフォーマットにおいて独創的で画期的なタイトルを制作していた。また、海外スタジオの日本語版製作を行っていた。

『LocoRoco』はBAFTA[3]賞とAIAS[4]賞の『チルドレンズ・ゲーム・オブ・ザ・イヤー賞』を受賞するなど、SCE JAPANスタジオは世界で多数の賞を獲得しており[2]、これまで制作した作品は高い評価を得ている。

2012年スタジオ内に「Team Asobi」が設立。

2016年4月1日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)とソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル(SNEI)を統合した新会社「ソニー・インタラクティブエンタテインメントLLC」(SIE)設立。SIE JAPANスタジオとなる。

2021年4月1日付で新組織に再編。「Team Asobi」が単独スタジオとなり、SIE JAPANスタジオの開発部門を統合。ローカライズ部門はPlayStation Studios Internationalに統合された。

主な開発タイトル

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リリース年 タイトル プラットフォーム 参考
1999 サルゲッチュ PlayStation
レジェンド オブ ドラグーン
2001 ピポサル2001 PlayStation 2
サルゲッチュ2
ICO
げんしのことば
2003 SIREN
2004 ガチャメカスタジアム サルバト〜レ
どこでもいっしょ(リメイク) PlayStation Portable 共同開発:ビサイド
ピポサルアカデミーア どっさり!サルゲー大全集
みんなのGOLF ポータブル 共同開発:クラップハンズ
2005 ローグギャラクシー PlayStation 2 共同開発:レベルファイブ
サルゲッチュ3
ワンダと巨像 / Shadow of the Colossus
2006 SIREN2
ロコロコ PlayStation Portable
2007 ピヨタマ PlayStation 3
PlayStation Portable
おいでよロコロコ!! BuuBuu Cocoreccho! PlayStation 3
THE EYE OF JUDGMENT
パタポン PlayStation Portable 共同開発:ピラミッド
2008 無限回廊 PlayStation 3
PlayStation Portable
SIREN:New Translation / Siren: Blood Curse PlayStation 3
The Last Guy
ロコロコ2 PlayStation Portable
白騎士物語 PlayStation 3 共同開発:レベルファイブ
2009 Demon's Souls 共同開発:フロム・ソフトウェア
ゴミ箱 -GOMIBAKO-
パタポン2 PlayStation Portable 共同開発:ピラミッド
銃声とダイヤモンド PlayStation Portable 共同開発:ツェナワークス
遠隔捜査 -真実への23日間- PlayStation Portable
クルトン PlayStation 3
2010 100万トンのバラバラ PlayStation Portable 共同開発:アクワイア
白騎士物語 -光と闇の覚醒- PlayStation 3 共同開発:レベルファイブ
街スベリ
THE EYE OF JUDGMENT 神託のウィザード PlayStation Portable
勇者のくせになまいきだ。 共同開発:アクワイア
フリフリ!サルゲッチュ PlayStation 3
無限回廊:光と影の箱
2011 白騎士物語 -episode.portable- ドグマ・ウォーズ PlayStation Portable 共同開発:マトリックス
パタポン3 共同開発:ピラミッド
2012 GRAVITY DAZE / GRAVITY RUSH PlayStation Vita
TOKYO JUNGLE PlayStation 3 共同開発:クリスピーズ
2013 プレイルーム PlayStation 4 Team Asobi作品
SOUL SACRIFICE PlayStation Vita 共同開発:マーベラスAQL
パペッティア PlayStation 3
rain 共同開発:アクワイア
2014 KNACK PlayStation 4
SOUL SACRIFICE DELTA PlayStation Vita
FREEDOM WARS フリーダムウォーズ 共同開発:シフトディンプス
2015 Bloodborne PlayStation 4 共同開発:フロム・ソフトウェア
GRAVITY DAZE REMASTERED / GRAVITY RUSH REMASTERED
2016 人喰いの大鷲トリコ / The Last Guardian
The Tomorrow Children 共同開発:キュー・ゲームス
The Playroom VR Team Asobi作品
2017 GRAVITY DAZE 2 / GRAVITY RUSH 2
パラッパラッパー (リマスター)
ロコロコ (リマスター)
New みんなのGOLF 共同開発:クラップハンズ
KNACK ふたりの英雄と古代兵団
パタポン (リマスター)
V!勇者のくせになまいきだR PlayStation VR 共同開発:アクワイア
人喰いの大鷲トリコ VR Demo
2018 ワンダと巨像 (リメイク) PlayStation 4 共同開発:ブルーポイントゲーム
ASTRO BOT:RESCUE MISSION PlayStation VR Team Asobi作品
Déraciné 共同開発:フロム・ソフトウェア
2019 みんなのゴルフ VR 共同開発:クラップハンズ
2020 パタポン2 ドンチャカ♪ PlayStation 4
Astro's PLAYROOM PlayStation 5 Team Asobi作品
Demon's Souls (リメイク) 共同開発:ブルーポイントゲーム

スタジオ閉鎖以降の関連IP

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リリース年 タイトル プラットフォーム 開発 販売 備考
2017 みんゴル iOS
Android
ドリコム フォワードワークス みんなのゴルフシリーズ。2020年以降もサービスを継続。
2022 トゥモロー チルドレン フェニックス エディション PlayStation 4 キュー・ゲームス キュー・ゲームス 2016年発売作品の完全版。2021年にキュー・ゲームスがSIEからシリーズのIPを取得。
2023 ファンタビジョン 202X PlayStation VR2
PlayStation 5
Microsoft WindowsSteam
コスモマキアー コスモマキアー 2000年発売作品の続編。オリジナル版開発者が参加。
2024 アストロボット PlayStation 5 Team ASOBI ソニー・インタラクティブエンタテインメント サルゲッチュ、パペッティア、ロコロコ、パタポン、パラッパラッパーなどの複数のJAPANスタジオ関連IPがカメオ出演。
2025 FREEDOM WARS Remastered Nintendo Switch
PlayStation 4
PlayStation 5
Microsoft WindowsSteam
ディンプス バンダイナムコエンターテインメント 2014年販売作品のリマスター版。育成要素の変更、音声追加、一部仕様変更、バランス調整が実施。SIEからライセンスを借りる形でディンプスが開発。オリジナル版開発者が参加。

注釈

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  1. ^ アクセスマップ”. ソニー・インタラクティブエンタテインメント. 2019年12月8日閲覧。
  2. ^ a b Worldwide Studios | About Us
  3. ^ The British Academy of Film and Television Artsの略称
  4. ^ The Academy of Interactive Arts and Sciencesの略称

外部リンク

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