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インターチャネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社インターチャネル
Interchannel Inc.

NECインターチャネル時代のロゴ。
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 インチャネ
本社所在地 日本の旗 日本
162-0826
東京都新宿区市谷船河原町1番地
市ヶ谷エスワンビル 3F
本店所在地 141-0022
東京都品川区東五反田1丁目20番7号
神野商事第2ビル B2
設立 1995年(平成7年)10月
(NECインターチャネル)
業種 情報・通信業
法人番号 7010701025503
事業内容
  • パソコンソフトウェア/ソリューション
  • 映像作品の企画・制作・販売
  • PCソフト、ゲーム機ソフト及び周辺機器の卸売販売及び運用受託/コンサルティング業務
代表者 三好廣幸(代表取締役社長)
佐藤昭平(代表取締役副社長)
資本金 9000万円(2008年8月現在)
従業員数 35名
主要株主 株式会社インデックス
NECビッグローブ株式会社
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株式会社インターチャネル: Interchannel Inc.)は、かつてエンタテインメントコンテンツソフトウェアの企画・販売を営んでいた会社

概要

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インデックスグループ内でコンピュータソフト・映像ソフトを統括する中間持株会社の株式会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズと、主にソフトウェアの開発・販売を営んでいた株式会社インターチャネル・ホロンの合併により株式会社インターチャネルとなる。

「インターチャネル」とは『interactive』(双方向)と『channel』(経路)を組み合わせた造語。旧社名に含まれていた「ホロン」は物の構造を表す概念という意味。

かつてはアダルトゲームを初め各種コンピュータゲームから家庭用ゲームへの移植をはじめ、海外ゲームタイトルの国内移植、小学生、中学生向けの教育ソフト、PC向け各種ユーティリティソフトにいたるまで、幅広いジャンルのソフトウェアを販売しているだけでなく、各種携帯電話向けサイトの運営も行っていたが、後述するようにそれらの事業は全て他社に事業譲渡しており、その後は映像作品の企画、製作、販売が主な業務となっていた。

沿革

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旧NECインターチャネルから「インターチャネル」へ

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1995年(平成7年)10月、日本電気およびNECアベニューなどのNECグループのソフトウェア関連部門を分離・統合して、NECインターチャネル株式会社として創業。2004年(平成16年)3月に日本電気が保有していた大部分(7割相当)の株式が株式会社インデックスに譲渡され、NECグループから離れたのを契機に、2004年(平成16年)7月1日に、株式会社インターチャネルに社名を変更。

2005年(平成17年)、音楽・映像ソフト制作事業の大半をアイシーアベニュー音楽出版(NECアベニュー音楽出版→アイシーアベニュー音楽出版→ティー ワイ エンタテインメント)に譲渡、同社はインデックスが株式を全取得し、2006年(平成18年)4月1日にインデックスミュージックとなった。これに伴い、インターチャネルはゲームを始めとするソフトウェア開発が中心業務となったが、インターチャネル側の音楽・映像ソフト制作部門もコンピュータゲーム原作のアニメ(「ラムネ」「Soul Link」など)を中心に、一部存続した。

旧ホロン

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1996年(平成8年)10月に有限会社として設立、1998年(平成10年)1月に株式会社に改組。ビジネス向けテンプレート集やタイピング練習ソフト、セキュリティソフト、PC向けゲームソフトなどの企画・販売を行っており、またLinuxディストリビューションHOLON Linux」の開発発売や、DivX Networksとの提携によるDivXPro Video Encoderの日本での総代理店になるなど、様々な分野での事業展開を広げていた。

2002年(平成14年)にピーエイの子会社となったが、2003年(平成15年)には幻冬舎へ株式を譲渡、その株式はさらに2005年(平成17年)にインデックスへ譲渡され、インデックスの子会社となった。

インデックス傘下

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2006年(平成18年)1月5日にインターチャネル、ホロン、デックスエンタテインメントが共同で持株会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズを設立し、それぞれ同社の完全子会社となった。そして同年8月1日にはインターチャネルがホロンを吸収合併し、インターチャネル・ホロンに社名変更。インターチャネルの名前はブランド名として存続(同年、クリエイターの多部田俊雄が独立し、株式会社プロトタイプを設立)。

2007年(平成19年)11月1日付でエンターテインメント第1事業部のコンシューマゲーム事業と映像事業をガンホー・オンライン・エンターテイメントに譲渡、新たにガンホー・ワークスが設立。

2008年(平成20年)8月11日にインデックス・ヴィジュアルアンドゲームズが子会社であるインターチャネル・ホロンと合併し、インターチャネルに社名変更。

コンシューマ事業からの撤退

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2009年(平成21年)9月1日付で、「競馬道OnLine」などのPCサイト・「F1ケータイグランプリ」などの携帯電話向けサイト等の運営事業を、会社分割・営業譲渡によりインターグロー(現・オーイズミ・アミュージオ)に譲渡[1]

さらに2010年(平成22年)3月1日付で、コンシューマ向けゲームソフト関連の事業をライトウェイトへ譲渡[2]。これにより、同社は映像作品の企画、製作、販売に注力していくこととなった。この事業譲渡は一部債権を踏み倒す目的で行われたものとして、業務委託先企業から訴訟を提起されている[要出典]

主な製品一覧

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パソコン用ソフト

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NECインターチャネル
  • 「NOAH'S ARK」(ハイブリッドCD-ROM)
  • むすめふさほせ百人一首」(ハイブリッドCD-ROM)
  • 「競馬道」シリーズ(競馬予想支援ソフト、最新作は「競馬道GT3」)
  • できる学習クラブ ケンチャコ大冒険」シリーズ(小学生向け教育ソフト)
  • PCHOMEシリーズ(低価格ソフトウェア群)
  • V3 ウイルスブロック インターネットセキュリティ
  • チリチリらんど
  • かんたんPDF編集
  • 漢字の森のロビンフッド
  • BackupMyPC Deluxe
  • ファイル救出 データメディック
  • タイピングソフト
ホロン

コンシューマー機用ゲームソフト

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インターチャネルブランド。斜字表記は、ハード(不明の場合は未表記)・移植元のブランド・原題の順。

1996年

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1997年

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  • 同級生2(セガサターン、エルフ)

1998年

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1999年

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2000年

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2001年

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2002年

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2003年

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2004年

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2005年

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  • 「家族計画 〜心の絆〜」(PlayStation 2、D.O.家族計画」)
  • 120円の春 ¥120Stories(PlayStation 2)
  • 「学園ヘヴン おかわりっ!」
  • 「そして僕らは、…and he said」(Spray)
  • 「ラムネ 〜ガラスびんに映る海〜」(PlayStation 2、ねこねこソフト「ラムネ」)
  • リラックマ〜おじゃましてます2週間〜(PlayStation 2)
  • 「リアライズ -Panorama Luminary-」(PlayStation 2、プレイムリアライズ」)
  • 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!記憶力」
  • 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!集中力」
  • 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!判断力」

2006年

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2007年

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2008年

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  • 「School Days L×H」(PlayStation 2、0verflowSchool Days」) 正確にはガンホー・ワークスからの発売
  • 「イースDS」(ニンテンドーDS、日本ファルコムイース」)
  • 「イースIIDS」(ニンテンドーDS、日本ファルコム「イースII」)
  • DEMENTIUM 閉鎖病棟(ニンテンドーDS)
  • 「放課後ミステリークラブ 26の扉」
  • 「イルミスライト ひかりのパズル」

2009年

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  • 「スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース」
  • 「ゆっくり楽しむ大人のジグソーパズルDS わたせせいぞう LOVE 海とブルー」
  • 「あわたま」
  • 「もっと!ハムスターと暮らそう 赤ちゃんが生まれたよ」
  • 「キャラチェンコ」(ニンテンドーDS/ニンテンドーDSi/ニンテンドー3DS両対応ソフト)

映像作品

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2006年以前のタイトルはティー ワイ エンタテインメント(旧インデックスミュージック)も参照

旧エンターテインメント第1事業部製作作品
旧エンターテインメント第1事業部以外による製作・発売作品

在籍したクリエイター

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脚注

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  1. ^ 運営会社の変更につきまして”. タイムフィルターOnLine. インターグロー (2009年8月27日). 2015年10月17日閲覧。
  2. ^ 事業譲渡に関するお知らせ” (PDF). インターチャネル (2010年4月28日). 2010年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月17日閲覧。[リンク切れ]

外部リンク

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