インドネシア・サッカーチャンピオンシップ
インドネシア・サッカーチャンピオンシップ | |
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加盟国 | インドネシア |
大陸連盟 | (AFC)※非公認 |
創立 | 2016 |
最終年 | 2017 |
ディビジョン |
ISC A ISC B ISCリーガ・ヌサンタラ ISC U-21 ISCソーラタンU-17 |
参加クラブ | 18 |
リーグレベル | 第1-3部 |
公式サイト | http://www.indonesiansc.com |
インドネシア・サッカーチャンピオンシップ(インドネシア語: Kejuaraan Sepak Bola Indonesia, 英語: Indonesia Soccer Championshipは、2016年のみ開催された、インドネシアのプロサッカー大会である。中断されたリーガ・インドネシアに替わって開催された大会で[1]、スポンサー名を冠して「トラビカ・サッカーチャンピオンシップ」(英語: Torabika Soccer Championship)と称した。
概要
[編集]インドネシアのサッカーリーグの最上位カテゴリとしては、2008-09年シーズンに発足したインドネシア・スーパーリーグ(Indonesia Super League、ISL)が存在したが、2011年にインドネシアサッカー協会の分裂騒動の煽りを受ける形で、新たにインドネシア・プレミアリーグ (Indonesian Premier League、IPL) が誕生し[2][3]、最上位カテゴリに2つのリーグが存在するという異常事態となった。これについて国際サッカー連盟 (FIFA) が収拾に乗り出し[4]、2014年に両リーグがISLに一本化されることとなった[5]。
しかし一本化後の2015年シーズン、この年ISLに参戦するPSISスマランとPSSスレマンのオーナーが同じであることを問題視したインドネシア青年スポーツ大臣のイマム・ナフラウィがPSSIに対してリーグを凍結する大臣令を発し、PSSIがリーグを中止[6]。これがFIFAが禁じた「国内リーグの運営に対する政府の介入」にあたるとして、FIFAがPSSIの会員資格を一時停止[7]。ISLを継続することが出来なくなってしまった。
このため、ISL参戦予定の18クラブと、プレミアディビジョン(現・リーガ2)以下のカテゴリに参戦予定の59クラブが協議し、代替大会として開催されることになったのが「インドネシア・サッカーチャンピオンシップ」である。PSSI公認の大会ではないため、優勝してもアジアサッカー連盟 (AFC) 主催大会への参加権は得られなかった。
2017年にFIFAがPSSIの資格停止処分を解除したことから、ISL改めリーガ1が開催されることになり、「インドネシア・サッカーチャンピオンシップ」は1年でその役割を終えた。
2016シーズン所属クラブ
[編集]インドネシア・サッカーチャンピオンシップA
[編集]クラブ名[8] | ホームタウン | 州 | ホームスタジアム | 収容人数 |
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アレマ・クロノス | マラン県 | 東ジャワ州 | カンジュルハン・スタジアム | 40,000 |
バリ・ユナイテッド | ギャニャール県 | バリ州 | カプテン・イ・ワヤン・ディプタ | 25,000 |
バリト・プトラ | バンジャル県 | 南カリマンタン州 | May 17th Stadium | 15,000 |
バヤンカラ・スラバヤ・ユナイテッド | スラバヤ | 東ジャワ州 | ゲロラ・ブン・トモ・スタジアム | 50,000 |
グレシック・ユナイテッド | グレシク県 | 東ジャワ州 | ペトロキミア・スタジアム | 25,000 |
マドゥラ・ユナイテッド | パムカサン県 | 東ジャワ州 | ゲロラ・バンガラン・スタジアム | 15,000 |
ミトラ・クカール | クタイ・カルタネガラ県 | 東カリマンタン州 | Aji Imbut Stadium | 40,000 |
プルセラ・ラモンガン | ラモンガン県 | 東ジャワ州 | スラジャヤ・スタジアム | 25,000 |
プルセル・セルイ | ヤーペン島県 | パプア州 | マロラ・スタジアム | 10,000 |
プルシブ・バンドン | バンドン | 西ジャワ州 | Jalak Harupat Soreang Stadium | 40,000 |
プルシバ・バリクパパン | バリクパパン | 東カリマンタン州 | プルシバ・スタジアム | 15,000 |
プルシジャ・ジャカルタ | ジャカルタ | ジャカルタ首都特別州 | ゲロラ・ブン・カルノ | 88,083 |
プルシプラ・ジャヤプラ | ジャヤプラ | パプア州 | マンダラ・スタジアム | 30,000 |
PS TNI | ボゴール | 西ジャワ州 | Pakansari Stadium | 30,000 |
PSMマカッサル | マカッサル | 南スラウェシ州 | アンディ・マッタラッタ・スタジアム | 15,000 |
プサマニア・ボルネオ | サマリンダ | 東カリマンタン州 | Segiri Samarinda Stadium | 25,000 |
セメン・パダン | パダン | 西スマトラ州 | ハジ・アグス・サリム・スタジアム | 28,000 |
スリウィジャヤ | パレンバン | 南スマトラ州 | ゲロラ・シュリーヴィジャヤ | 40,000 |
脚注
[編集]- ^ “RESMI: QNB League 2015 Dihentikan”. Koran Sindo. (10 April 2015)
- ^ “15 Klub Ikuti Liga Primer Indonesia” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
- ^ “ISL dan IPL Akhirnya Bersatu” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2013年1月23日). “3選手最大8カ月超に 日本人への給料未払い 2リーグ分裂のイ・プロサッカー”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ アジアサッカー研究所/長谷川 (2015年7月21日). “アジア戦略にもダメージ。FIFAの制裁続くインドネシア”. アジアサッカー研究所 2018年8月30日閲覧。
- ^ “Force Majeur, PSSI Hentikan Semua Kompetisi” (Indonesian). 4 May 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2 May 2015閲覧。
- ^ “FIFAがインドネシアに資格停止処分…政府が国内リーグに介入”. サッカーキング. (2015年5月31日) 2020年11月12日閲覧。
- ^ “Info Lengkap Torabika Soccer Championship”. FourFourTwo. 26 April 2016閲覧。