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リーガ1 (インドネシア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BRI・リーガ1
加盟国 インドネシアの旗 インドネシア
大陸連盟 AFC (アジア)
創立 1994
参加クラブ 18
リーグレベル 第1部
下位リーグ リーガ2
国内大会 ピアラ・インドネシア
インドネシア・コミュニティ・シールド
インドネシア・プレジデンツカップ
国際大会 AFCチャンピオンズリーグ2
最新優勝クラブ バリ・ユナイテッド (1回目) (2019)
最多優勝クラブ プルシプラ・ジャヤプラ (3回)
テレビ局 Indosiar、O Channel、tvOne
公式サイト ligaindonesiabaru.com
2020

リーガ1インドネシア語: Liga 1, 英語: League One)は、PT Liga Indonesia Baruが運営する、インドネシアプロサッカーリーグの最上位カテゴリ。2015年まではインドネシア・スーパーリーグ (ISL) と称していた。

歴史

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1994年、インドネシアサッカー協会(PSSI)はそれまでに存在したセミプロのガラタマ英語版とアマチュアのプルスリカタン英語版という2つのリーグを統合して、プロリーグのリーガ・インドネシア (Liga Indonesia) を設立した[1]。同リーグは最大で4つのディビジョンからなり、最上位ディビジョンはリーガ・インドネシア・プレミア・ディビジョン(Liga Indonesia Premier Division)と呼ばれ、1994-95シーズンから2007シーズンまで13シーズン続いた[1]

2008-09シーズンから、国内の最上位カテゴリとしてインドネシア・スーパーリーグ(Indonesia Super League、ISL)が創設された。それに伴いリーガ・インドネシア・プレミア・ディビジョンは国内で2番目のリーグとなった。2011年にはPSSIの分裂抗争を受け、新たにインドネシア・プレミアリーグインドネシア語: Liga Prima Indonesia, 英語: Indonesian Premier League、略称:IPL)が創設された[2][3]。一方で、ラ・ニャッラ・マタリッティ英語版を中心とする派閥(KPSI)はIPLと別にスーパーリーグを継続した[4][5]。国内に2つのトップリーグが並立する事態が生じ、国際サッカー連盟(FIFA)も仲介に乗り出した[6]。2014年にトップリーグは統合され、ISLに一本化された[7]

2015年、オーナーが同じ2つのクラブがISLに参加していることを問題視するインドネシアプロフェッショナルスポーツ機構(BOPI)の是正勧告をPSSIが受け入れなかったため、青年・スポーツ相はPSSIの活動を凍結する大臣令を出した[8][9][10][7]。2015シーズンのISLは開幕直後に中断された[8][10]。FIFAは規約で禁止している政府によるサッカー協会への干渉とみて、2015年5月から2016年5月までPSSIに資格停止処分を課した[11][10]

2016年はISLの代わりにインドネシア・サッカーチャンピオンシップ(ISC)というトーナメントが開催された。これはPSSIによる公式な大会ではなく、優勝チームにアジアのクラブ大会への出場資格は与えられなかった[8][12]

2017年に現在のリーガ1(Liga 1)に改称した[12]バイクタクシー予約システム「GO-JEK」と旅行会社の「トラベローカインドネシア語版」がスポンサードし、「ゴジェック・トラベローカ・リーガ1」と称する。

2019シーズン所属クラブ

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クラブ 都市 スタジアム 収容人数 2018シーズン成績
アレマ Malang英語版 カンジュルハン 50,000[13] リーガ1 6位
バリ・ユナイテッド ギャニャール カプテン・イ・ワヤン・ディプタ 25,000 リーガ1 11位
バリト・プトラ英語版 バンジャルマシン 5月17日スタジアム英語版 15,000 リーガ1 9位
バヤンカラ英語版 ジャカルタ PTIK英語版, Patriot Candrabhaga, Gelora Delta Stadium, Gelora Bung Tomo Stadium, Gelora Bung Karno Stadium PTIK:3,000 リーガ1 3位
ボルネオ英語版 サマリンダ Segiri英語版, Palaran Stadium, Gelora Bangkalan Segiri:25,000[14] リーガ1 7位
マドゥーラ・ユナイテッド Pamekasan英語版 Gelora Ratu Pamelingan英語版, Gelora Bangkalan, Stadion Siliwangi, Si Jalak Harupat Stadium Gelora Ratu Pamelingan:15,000 リーガ1 8位
バダク・ランプン英語版 バンダールランプン Sumpah Pemuda Stadium英語版 15,000 リーガ1 14位
プルセバヤ スラバヤ ゲロラ・ブン・トモ, Palaran Stadium, Stadion Gelora 10 November ゲロラ・ブン・トモ:50,000 リーガ1 5位
プルセラ英語版 Lamongan英語版 Surajaya英語版 25,000[15] リーガ1 13位
カルテン・プトラ英語版 パランカラヤ Tuah Pahoe Stadium英語版,Tjilik Riwut Stadium英語版 5,000 リーガ2 3位
プルシブ バンドン Gelora Bandung Lautan Api英語版, Si Jalak Harupat Stadium, Siliwangi Stadium, Wibawa Mukti, Stadium Gelora Bandung Lautan Api:38,000 リーガ1 4位
プルシジャ ジャカルタ ゲロラ・ブン・カルノ, Patriot Candrabhaga Stadium, Manahan Stadium ゲロラ・ブン・カルノ:77,193 リーガ1 優勝
プルシプラ ジャヤプラ Mandala英語版 30,000 リーガ1 12位
PSSスレマン Sleman英語版 スタディオン・マグウォハルジョ 50,000[16] リーガ2 2位
PSIS英語版 スマラン Moch. Soebroto英語版 20,000 リーガ2 3位
PSM マカッサル アンディ・マッタラッタ, Gelora Bung Tomo Stadium アンディ・マッタラッタ:15,000[17] リーガ1 3位
セメン パダン ハジ・アグス・サリム・スタジアム 20,000 リーガ2 2位
TIRAペルシカボ英語版 ボゴール パカンサリスタジアム英語版, Pakansari Stadium, Siliwangi Stadium, Sultan Agung Stadium[18] 30,000 リーガ1 15位

歴代優勝クラブ

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シーズン 優勝 準優勝 3位
2008-09 プルシプラ・ジャヤプラ プルシワ・ワメナ プルシブ・バンドン
2009-10 アレマ・インドネシア プルシプラ・ジャヤプラ プルシバ・バリクパパン
2010-11 プルシプラ・ジャヤプラ アレマ・インドネシア プルシジャ・ジャカルタ
2011-12 スリウィジャヤFC プルシプラ・ジャヤプラ プルシワ・ワメナ
2013 プルシプラ・ジャヤプラ アレマ・インドネシア ミトラ・クカール
2014 プルシブ・バンドン プルシプラ・ジャヤプラ
2015 中断
2017 バヤンカラ バリ・ユナイテッド PSMマカッサル
2018 プルシジャ・ジャカルタ PSMマカッサル バヤンカラ
2019 バリ・ユナイテッド ペルセバヤ・スラバヤ プルシプラ・ジャヤプラ
2020 新型コロナウイルスによるパンデミックによりシーズン中断
2021-22 バリ・ユナイテッド プルシブ・バンドン バヤンカラ
2022-23 PSMマカッサル プルシジャ・ジャカルタ プルシブ・バンドン

クラブ別優勝回数

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クラブ 優勝 準優勝 優勝年 準優勝年
プルシプラ・ジャヤプラ
3
3
2008–09, 2010–11, 2013 2009–10, 2011–12, 2014
アレマ・インドネシア
1
2
2009–10 2010–11, 2013
バリ・ユナイテッド
2
1
2019, 2021-22 2017
スリウィジャヤ
1
0
2011-12
プルシブ・バンドン
1
1
2014 2021-22
バヤンカラ
1
0
2017
プルシジャ・ジャカルタ
1
1
2018 2022-23
プルシワ・ワメナ
0
1
2008–09
PSMマカッサル
1
1
2022-23 2018
ペルセバヤ・スラバヤ
0
1
2019

歴代最優秀選手

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シーズン 選手 所属
2008-09 インドネシアの旗 ボアズ・ソロッサ プルシプラ・ジャヤプラ
2009-10 インドネシアの旗 クルニア・メイガ アレマ・インドネシア
2010-11 インドネシアの旗 ボアズ・ソロッサ プルシプラ・ジャヤプラ
2011-12 セントクリストファー・ネイビスの旗 キース・ガンブス スリウィジャヤFC
2013 インドネシアの旗 ボアズ・ソロッサ プルシプラ・ジャヤプラ
2014 インドネシアの旗 Ferdinand Sinaga プルシブ・バンドン
2015 中断
2017 ポルトガルの旗 パウロ・セルジオ バヤンカラ
2018 セルビアの旗 aleksandar rakić TIRAペルシカボ
2019 クロアチアの旗 マルコ・シミッチ プルシプラ・ジャヤプラ
2020

リーグ名の変遷

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スポンサー 公式リーグ名
2008-2012 Djarum Djarum Indonesia Super League[19]
2013-2014 なし Indonesia Super League
2015 QNB Group QNB League[20]
2017 Go-Jek & Traveloka Go-Jek Traveloka Liga 1[21]
2018 Go-Jek Go-Jek Liga 1[22]
2019- Shopee Shopee Liga 1[23][24]

国外リーグとの提携

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脚注

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  1. ^ a b Indonesia - List of (Semi-)Professional Champions”. RSSSF. 2018年8月30日閲覧。
  2. ^ 15 Klub Ikuti Liga Primer Indonesia” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
  3. ^ ISL dan IPL Akhirnya Bersatu” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
  4. ^ 堀之内健史 (2013年3月21日). “内紛のサッカー界統合 国務相「会議は成功」 火種は依然残る”. じゃかるた新聞. https://www.jakartashimbun.com/free/detail/10095.html 2018年8月30日閲覧。 
  5. ^ エリック・ノヴェアント. “Goal.comアジアカウントダウンto2013:インドネシア”. Goal.com. http://www.goal.com/jp/news/3476/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2/2012/12/22/3619382/goalcom%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3to%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%93%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%8D%E3%82%B7%E3%82%A2 2018年8月30日閲覧。 
  6. ^ 堀之内健史 (2013年1月23日). “3選手最大8カ月超に 日本人への給料未払い 2リーグ分裂のイ・プロサッカー”. じゃかるた新聞. https://www.jakartashimbun.com/free/detail/8993.html 2018年8月30日閲覧。 
  7. ^ a b アジアサッカー研究所/長谷川 (2015年7月21日). “アジア戦略にもダメージ。FIFAの制裁続くインドネシア”. アジアサッカー研究所. https://ja.ifaf.asia/column/1711 2018年8月30日閲覧。 
  8. ^ a b c “Which footballers have their nationality in their surnames?”. The Guardian. (2016年11月2日). https://www.theguardian.com/football/2016/nov/02/which-footballers-have-their-nationality-in-their-surnames 2018年8月30日閲覧。 
  9. ^ 堀之内健史 (2015年6月1日). “国際大会の出場停止 大統領「組織を刷新」 FIFAが処分決定”. じゃかるた新聞. https://www.jakartashimbun.com/free/detail/25118.html 2018年8月30日閲覧。 
  10. ^ a b c 中島昭浩 (2017年1月17日). “3年ぶり再開へ 18チームで3月下旬開幕 サッカー国内リーグISL”. じゃかるた新聞. https://www.jakartashimbun.com/free/detail/33211.html 2018年8月30日閲覧。 
  11. ^ “FIFA's Gianni Infantino has meeting to discuss lifting Indonesia ban”. ESPN. (2016年4月27日). http://www.espn.in/football/blog/football-asia/153/post/2859595/fifa-gianni-infantino-has-fruitful-meeting-to-discuss-lifting-indonesia-ban 2018年8月30日閲覧。 
  12. ^ a b “Football: Indonesia unveils new top-flight league”. The Star Online. (2017年4月12日). https://www.thestar.com.my/sport/football/2017/04/12/indonesia-unveils-new-topflight-league/ 2018年8月30日閲覧。 
  13. ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/kanjuruhan-stadium/arema
  14. ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/segiri-samarinda/borneo
  15. ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/surajaya-stadium/persela-lamongan
  16. ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/stadion-maguwoharjo/pss-sleman
  17. ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/stadion-andi-mattalatta/psm-makassar
  18. ^ https://www.footballgroundmap.com/team/semen-padang
  19. ^ ISL 2014 Kemungkinan Tanpa Sponsor Rokok” (インドネシア語). 3 November 2014閲覧。
  20. ^ Liga & BVSport Gandeng QNB Group” (インドネシア語). 5 April 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。3 April 2015閲覧。
  21. ^ Jadi Sponsor Liga 1, Gojek-Traveloka Sumbang Rp 180 Miliar”. liputan6.com. 2018年3月16日閲覧。
  22. ^ Ini Penyebab Berubahnya Titel Sponsor Liga 1 2018”. liga-indonesia.id. 5 August 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2018閲覧。
  23. ^ Ini Logo Dan Sponsor Utama Liga 1 2019 | Goal.com” (インドネシア語). www.goal.com. 10 May 2019閲覧。
  24. ^ Emtek Kembali Jadi Official Broadcaster Liga 1 2020” (インドネシア語). liputan6.com (5 February 2020). 5 February 2020閲覧。
  25. ^ Jリーグがインドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定を締結…海外6件目(ゲキサカ 2015年2月13日閲覧)

外部リンク

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