リーガ1 (インドネシア)
BRI・リーガ1 | |
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加盟国 | インドネシア |
大陸連盟 | AFC (アジア) |
創立 | 1994 |
参加クラブ | 18 |
リーグレベル | 第1部 |
下位リーグ | リーガ2 |
国内大会 |
ピアラ・インドネシア インドネシア・コミュニティ・シールド インドネシア・プレジデンツカップ |
国際大会 | AFCチャンピオンズリーグ2 |
最新優勝クラブ | バリ・ユナイテッド (1回目) (2019) |
最多優勝クラブ | プルシプラ・ジャヤプラ (3回) |
テレビ局 | Indosiar、O Channel、tvOne |
公式サイト | ligaindonesiabaru.com |
2020 |
リーガ1(インドネシア語: Liga 1, 英語: League One)は、PT Liga Indonesia Baruが運営する、インドネシアのプロサッカーリーグの最上位カテゴリ。2015年まではインドネシア・スーパーリーグ (ISL) と称していた。
歴史
[編集]1994年、インドネシアサッカー協会(PSSI)はそれまでに存在したセミプロのガラタマとアマチュアのプルスリカタンという2つのリーグを統合して、プロリーグのリーガ・インドネシア (Liga Indonesia) を設立した[1]。同リーグは最大で4つのディビジョンからなり、最上位ディビジョンはリーガ・インドネシア・プレミア・ディビジョン(Liga Indonesia Premier Division)と呼ばれ、1994-95シーズンから2007シーズンまで13シーズン続いた[1]。
2008-09シーズンから、国内の最上位カテゴリとしてインドネシア・スーパーリーグ(Indonesia Super League、ISL)が創設された。それに伴いリーガ・インドネシア・プレミア・ディビジョンは国内で2番目のリーグとなった。2011年にはPSSIの分裂抗争を受け、新たにインドネシア・プレミアリーグ(インドネシア語: Liga Prima Indonesia, 英語: Indonesian Premier League、略称:IPL)が創設された[2][3]。一方で、ラ・ニャッラ・マタリッティを中心とする派閥(KPSI)はIPLと別にスーパーリーグを継続した[4][5]。国内に2つのトップリーグが並立する事態が生じ、国際サッカー連盟(FIFA)も仲介に乗り出した[6]。2014年にトップリーグは統合され、ISLに一本化された[7]。
2015年、オーナーが同じ2つのクラブがISLに参加していることを問題視するインドネシアプロフェッショナルスポーツ機構(BOPI)の是正勧告をPSSIが受け入れなかったため、青年・スポーツ相はPSSIの活動を凍結する大臣令を出した[8][9][10][7]。2015シーズンのISLは開幕直後に中断された[8][10]。FIFAは規約で禁止している政府によるサッカー協会への干渉とみて、2015年5月から2016年5月までPSSIに資格停止処分を課した[11][10]。
2016年はISLの代わりにインドネシア・サッカーチャンピオンシップ(ISC)というトーナメントが開催された。これはPSSIによる公式な大会ではなく、優勝チームにアジアのクラブ大会への出場資格は与えられなかった[8][12]。
2017年に現在のリーガ1(Liga 1)に改称した[12]。バイクタクシー予約システム「GO-JEK」と旅行会社の「トラベローカ」がスポンサードし、「ゴジェック・トラベローカ・リーガ1」と称する。
2019シーズン所属クラブ
[編集]クラブ | 都市 | スタジアム | 収容人数 | 2018シーズン成績 |
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アレマ | Malang | カンジュルハン | 50,000[13] | リーガ1 6位 |
バリ・ユナイテッド | ギャニャール | カプテン・イ・ワヤン・ディプタ | 25,000 | リーガ1 11位 |
バリト・プトラ | バンジャルマシン | 5月17日スタジアム | 15,000 | リーガ1 9位 |
バヤンカラ | ジャカルタ | PTIK, Patriot Candrabhaga, Gelora Delta Stadium, Gelora Bung Tomo Stadium, Gelora Bung Karno Stadium | PTIK:3,000 | リーガ1 3位 |
ボルネオ | サマリンダ | Segiri, Palaran Stadium, Gelora Bangkalan | Segiri:25,000[14] | リーガ1 7位 |
マドゥーラ・ユナイテッド | Pamekasan | Gelora Ratu Pamelingan, Gelora Bangkalan, Stadion Siliwangi, Si Jalak Harupat Stadium | Gelora Ratu Pamelingan:15,000 | リーガ1 8位 |
バダク・ランプン | バンダールランプン | Sumpah Pemuda Stadium | 15,000 | リーガ1 14位 |
プルセバヤ | スラバヤ | ゲロラ・ブン・トモ, Palaran Stadium, Stadion Gelora 10 November | ゲロラ・ブン・トモ:50,000 | リーガ1 5位 |
プルセラ | Lamongan | Surajaya | 25,000[15] | リーガ1 13位 |
カルテン・プトラ | パランカラヤ | Tuah Pahoe Stadium,Tjilik Riwut Stadium | 5,000 | リーガ2 3位 |
プルシブ | バンドン | Gelora Bandung Lautan Api, Si Jalak Harupat Stadium, Siliwangi Stadium, Wibawa Mukti, Stadium | Gelora Bandung Lautan Api:38,000 | リーガ1 4位 |
プルシジャ | ジャカルタ | ゲロラ・ブン・カルノ, Patriot Candrabhaga Stadium, Manahan Stadium | ゲロラ・ブン・カルノ:77,193 | リーガ1 優勝 |
プルシプラ | ジャヤプラ | Mandala | 30,000 | リーガ1 12位 |
PSSスレマン | Sleman | スタディオン・マグウォハルジョ | 50,000[16] | リーガ2 2位 |
PSIS | スマラン | Moch. Soebroto | 20,000 | リーガ2 3位 |
PSM | マカッサル | アンディ・マッタラッタ, Gelora Bung Tomo Stadium | アンディ・マッタラッタ:15,000[17] | リーガ1 3位 |
セメン | パダン | ハジ・アグス・サリム・スタジアム | 20,000 | リーガ2 2位 |
TIRAペルシカボ | ボゴール | パカンサリスタジアム, Pakansari Stadium, Siliwangi Stadium, Sultan Agung Stadium[18] | 30,000 | リーガ1 15位 |
歴代優勝クラブ
[編集]シーズン | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
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2008-09 | プルシプラ・ジャヤプラ | プルシワ・ワメナ | プルシブ・バンドン |
2009-10 | アレマ・インドネシア | プルシプラ・ジャヤプラ | プルシバ・バリクパパン |
2010-11 | プルシプラ・ジャヤプラ | アレマ・インドネシア | プルシジャ・ジャカルタ |
2011-12 | スリウィジャヤFC | プルシプラ・ジャヤプラ | プルシワ・ワメナ |
2013 | プルシプラ・ジャヤプラ | アレマ・インドネシア | ミトラ・クカール |
2014 | プルシブ・バンドン | プルシプラ・ジャヤプラ | |
2015 | 中断 | ||
2017 | バヤンカラ | バリ・ユナイテッド | PSMマカッサル |
2018 | プルシジャ・ジャカルタ | PSMマカッサル | バヤンカラ |
2019 | バリ・ユナイテッド | ペルセバヤ・スラバヤ | プルシプラ・ジャヤプラ |
2020 | 新型コロナウイルスによるパンデミックによりシーズン中断 | ||
2021-22 | バリ・ユナイテッド | プルシブ・バンドン | バヤンカラ |
2022-23 | PSMマカッサル | プルシジャ・ジャカルタ | プルシブ・バンドン |
クラブ別優勝回数
[編集]クラブ | 優勝 | 準優勝 | 優勝年 | 準優勝年 |
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プルシプラ・ジャヤプラ | 2008–09, 2010–11, 2013 | 2009–10, 2011–12, 2014 | ||
アレマ・インドネシア | 2009–10 | 2010–11, 2013 | ||
バリ・ユナイテッド | 2019, 2021-22 | 2017 | ||
スリウィジャヤ | 2011-12 | |||
プルシブ・バンドン | 2014 | 2021-22 | ||
バヤンカラ | 2017 | |||
プルシジャ・ジャカルタ | 2018 | 2022-23 | ||
プルシワ・ワメナ | 2008–09 | |||
PSMマカッサル | 2022-23 | 2018 | ||
ペルセバヤ・スラバヤ | 2019 |
歴代最優秀選手
[編集]シーズン | 選手 | 所属 |
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2008-09 | ボアズ・ソロッサ | プルシプラ・ジャヤプラ |
2009-10 | クルニア・メイガ | アレマ・インドネシア |
2010-11 | ボアズ・ソロッサ | プルシプラ・ジャヤプラ |
2011-12 | キース・ガンブス | スリウィジャヤFC |
2013 | ボアズ・ソロッサ | プルシプラ・ジャヤプラ |
2014 | Ferdinand Sinaga | プルシブ・バンドン |
2015 | 中断 | |
2017 | パウロ・セルジオ | バヤンカラ |
2018 | aleksandar rakić | TIRAペルシカボ |
2019 | マルコ・シミッチ | プルシプラ・ジャヤプラ |
2020 |
リーグ名の変遷
[編集]年 | スポンサー | 公式リーグ名 |
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2008-2012 | Djarum | Djarum Indonesia Super League[19] |
2013-2014 | なし | Indonesia Super League |
2015 | QNB Group | QNB League[20] |
2017 | Go-Jek & Traveloka | Go-Jek Traveloka Liga 1[21] |
2018 | Go-Jek | Go-Jek Liga 1[22] |
2019- | Shopee | Shopee Liga 1[23][24] |
国外リーグとの提携
[編集]- 2014年1月26日、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)とインドネシアスーパーリーグの主催者である「PT LIGA INDONESIA」とパートナーシップ提携を締結した[25]。
脚注
[編集]- ^ a b “Indonesia - List of (Semi-)Professional Champions”. RSSSF. 2018年8月30日閲覧。
- ^ “15 Klub Ikuti Liga Primer Indonesia” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
- ^ “ISL dan IPL Akhirnya Bersatu” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2013年3月21日). “内紛のサッカー界統合 国務相「会議は成功」 火種は依然残る”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ エリック・ノヴェアント. “Goal.comアジアカウントダウンto2013:インドネシア”. Goal.com 2018年8月30日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2013年1月23日). “3選手最大8カ月超に 日本人への給料未払い 2リーグ分裂のイ・プロサッカー”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b アジアサッカー研究所/長谷川 (2015年7月21日). “アジア戦略にもダメージ。FIFAの制裁続くインドネシア”. アジアサッカー研究所 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b c “Which footballers have their nationality in their surnames?”. The Guardian. (2016年11月2日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2015年6月1日). “国際大会の出場停止 大統領「組織を刷新」 FIFAが処分決定”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b c 中島昭浩 (2017年1月17日). “3年ぶり再開へ 18チームで3月下旬開幕 サッカー国内リーグISL”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ “FIFA's Gianni Infantino has meeting to discuss lifting Indonesia ban”. ESPN. (2016年4月27日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b “Football: Indonesia unveils new top-flight league”. The Star Online. (2017年4月12日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/kanjuruhan-stadium/arema
- ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/segiri-samarinda/borneo
- ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/surajaya-stadium/persela-lamongan
- ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/stadion-maguwoharjo/pss-sleman
- ^ https://www.footballgroundmap.com/ground/stadion-andi-mattalatta/psm-makassar
- ^ https://www.footballgroundmap.com/team/semen-padang
- ^ “ISL 2014 Kemungkinan Tanpa Sponsor Rokok” (インドネシア語). 3 November 2014閲覧。
- ^ “Liga & BVSport Gandeng QNB Group” (インドネシア語). 5 April 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。3 April 2015閲覧。
- ^ “Jadi Sponsor Liga 1, Gojek-Traveloka Sumbang Rp 180 Miliar”. liputan6.com. 2018年3月16日閲覧。
- ^ “Ini Penyebab Berubahnya Titel Sponsor Liga 1 2018”. liga-indonesia.id. 5 August 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2018閲覧。
- ^ “Ini Logo Dan Sponsor Utama Liga 1 2019 | Goal.com” (インドネシア語). www.goal.com. 10 May 2019閲覧。
- ^ “Emtek Kembali Jadi Official Broadcaster Liga 1 2020” (インドネシア語). liputan6.com (5 February 2020). 5 February 2020閲覧。
- ^ Jリーグがインドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定を締結…海外6件目(ゲキサカ 2015年2月13日閲覧)