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インフィニティ・I

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

IInfiniti I)は、日産自動車が展開する高級車ブランド「インフィニティ」でかつて販売されていたセダン日産・セフィーロ姉妹車である。

初代(1996年 - 1999年)I30

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インフィニティ・I30(初代)
概要
別名 日産・セフィーロ(2代目)
日産・マキシマ(4代目)
日産・アルティマ(2代目)
販売期間 1996年 - 1999年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン VQ30DE
変速機 4AT/5MT
車両寸法
ホイールベース 2,700 mm
全長 4,815 mm
全幅 7,770 mm
全高 1,415 mm
系譜
先代 インフィニティ・J30
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1996年6月26日からJ30の後継車種として発売が開始された中型高級車である。ただし、レパードJ.フェリーがベースのJ30とは異なり、駆動方式はFFであった。また、A32型系セフィーロをベースとするもエアコン送風口を中心としたインパネ形状やセンターコンソール周辺のデザイン(コンソールサイドにパーキングブレーキレバーが備わる)には若干の違いがあった。エンジンはVQ30DEを搭載。セフィーロ同様に日産自動車追浜工場で生産され、輸出されていた。1999年G20が復活するまでは、インフィニティブランドのエントリーカーであった。

グレードは、「I30」のほかに、スポーティーモデルの「I30t」が用意され、リヤスポイラーやBBS製ホイールなどが装備された。また、途中、特別仕様車の「Limited」も用意された[1]。北米日産でも取り扱われていたマキシマとも姉妹関係にあり、また同じエンジンを搭載していたため(価格帯にこそ若干の違いがあったが)自社同士の競合となることもあった。

マイナーチェンジでマルチリフレクターを採用したヘッドライトやテールレンズに変更され、BOSEオーディオシステムやサイドエアバッグの追加などが行われた。

2代目(2000年 - 2004年)I30/I35

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インフィニティ・I30/I35(2代目)
I35
概要
別名 日産・セフィーロ(3代目)
日産・マキシマ(5代目)
日産・アルティマ(3代目)
販売期間 2000年 - 2004年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン VQ30DE/VQ35DE
変速機 4AT
車両寸法
ホイールベース 2,750 mm
全長 4,920 mm
全幅 1,785 mm
全高 I35: 1,450 mm
I30l: 1,438 mm
I30t: 1,443 mm
系譜
後継 インフィニティ・M45
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2000年マキシマとともにフルモデルチェンジを行った。初代同様にセフィーロの姉妹車で、当代はA33型系である。

標準モデルのほかに、ツーリングモデルの「I30t」および高級指向モデルの「I30l (I30 Luxury)」が用意された。インフィニティ立て直しの際にFF車は売らないと宣言されたが、結局は2004年まで販売された。また日本国内では2003年にセフィーロに代わってティアナを発売したが、これは2004年まで販売が継続された。

2001年後期にはマイナーチェンジを行い、インテリアの小変更や、安全性の向上、エンジンの変更が行なわれ、VQ35DEを搭載したため名称がI30からI35になった。また、同時にATがゲート式に変更され(ただし、4ATのままであった)、CIマークを強調したフロントグリルや17インチアルミホイールなどの採用などで日本仕様(セフィーロ)後期型と差別化された。[2]

2004年9月に生産終了。Iのモデル廃止が発表される。事実上の後継車種はM45(日本名フーガ)。

脚注

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  1. ^ アルミホイールに関してはセフィーロワゴンの特別仕様「10th ANNIVERSARY」とセンターキャップ以外は同一デザイン。
  2. ^ ちなみに日本仕様後期にはI30で採用されたグリルを日産のCIに変更したものを採用している

関連項目

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