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イン・モー・ヤン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
梁 仁模
ヤン・インモー
生誕 (1995-07-26) 1995年7月26日(29歳)
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身校 Korean National Institute for the Gifted in Arts
韓国芸術総合学校
New England Conservatory
職業 violinist
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梁仁模
各種表記
ハングル 양인모
漢字 梁仁模
発音: ヤンインモー
日本語読み: りょうじんぼ
英語表記:
2000年式
MR式
Yang In-Mo
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ヤン・インモーハングル양인모漢字:梁 仁模、1995年7月26日 - )は、韓国の男性ヴァイオリニスト。

2015年、ヤンは イタリアジェノヴァで開催された第54回パガニーニ国際コンクール「プレミオ・パガニーニ」で第1位を受賞、2006年以来のパガニーニ・コンクールの優勝者となった。そして2022年には、ヤンはフィンランドヘルシンキで行われた第12回シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した。

来歴

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11歳で、ヤンはイ・ウォン神童シリーズでリサイタル・デビューを果たした。その後、15歳の時に韓国のソウルで、KBS交響楽団でオーケストラ・デビュー。その後ヤンは韓国芸術大学でナムユン・キム教授に師事した[1]

ニューイングランド音楽院ミリアム・フリード教授に師事、音楽学士号とアーティスト・ディプロマを取得。その後、ハンス・アイスラー音楽大学でアンティェ・ヴァイトハース教授に師事し,ヴァイオリン・パフォーマンス修士号を取得[2]

2014年、ニューヨークのコンサート・アーティスト・ギルド・コンクールで優勝。同年、テキサス州オースティンで開催された若手ヴァイオリニストの為のユーディ・メニューイン国際コンクールのシニア部門で2位を獲得した。翌年、ヤンはイタリアのジェノヴァで開催された第54回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール 「プレミオ・パガニーニ」で優勝した[3]。当時の審査委員長であったファビオ・ルイージは「インモーは直感的なミュージシャンだ。そして彼のパガニーニは魅惑的で絶妙です。」と語った。ヤンは同時に最年少ファイナリスト賞、コンテンポラリー・オリジナル作品・最優秀演奏賞、聴衆よりの最高演奏評価賞、そしてパガニーニが所有していたヴァイオリン、グアルネリ・デル・ジェスを使用出来る特別リサイタル賞などの特別賞も受賞した。2016 年、ヤンはコンサート・アーティスト・ギルド・コンクールの優勝者としてカーネギーホールのワイル・リサイタルホールでデビューを果たした[4]。 2022 年、フィンランドのヘルシンキで開催されたジャン・シベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで優勝、同時にマグヌス・リンドベルイの委嘱作品「カプリース」でシベリウス家から最優秀演奏賞を受賞した[5]

ヤンは2019年ボストンでのTED(カンファレンス)で彼のストラディヴァリウス・ヴァイオリンについてのプレゼンテーションを行なった[6]

楽器

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過去の使用楽器

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  • 「イル・カノーネ」(ニッコロ・パガニーニ所有のグアルネリ・デル・ジェス) 1743年作 (ジェノヴァでの特別リサイタルで使用)
  • 「ボストニアン」 アントニオ・ストラディバリウス、1705/1718年作

現在

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  • ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ作のヴァイオリン[8]、1772年作[5]

受賞歴

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  • 2014: コンサート・アーティスト・ギルド・コンクール優勝[11]
  • 2015:プレミオ・パガニーニ国際コンクール第1位
  • 2022年:ジャン・シベリウス国際コンクール優勝、最優秀演奏賞

レコーディング

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  • 24 Caprices・24カプリース、ニッコロ・パガニーニ、ドイツ・グラモフォン、2018年
  • The Genetics of Strings, 弦楽器の遺伝学、ユニバーサル ミュージック・ リミテッド、2021年

脚注

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  1. ^ 韓国ヴァイオリン界を長らく牽引した「ゴッドマザー」ナムユン・キム教授、死去。74歳”. office yamane (2023年3月13日). 2023年9月2日閲覧。
  2. ^ Channel, The Violin (2021年7月26日). “ON THIS DAY | Today is VC Young Artist Inmo Yang's 26th Birthday!” (英語). World's Leading Classical Music Platform. 2023年9月2日閲覧。
  3. ^ In Mo Yang (ヤン・インモ) - ヴァイオリニスト | 演奏家データベース Musician Clippy”. dukesoftware.appspot.com. 2023年9月2日閲覧。
  4. ^ Tommasini, Anthony (2016年4月27日). “Review: At 20, In Mo Yang Makes His New York Recital Debut” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2016/04/28/arts/music/review-at-20-in-mo-yang-makes-his-new-york-recital-debut.html 2023年9月2日閲覧。 
  5. ^ a b Inmo Yang wins the XII International Jean Sibelius Violin Competition” (英語). www.sibeliuscompetition.fi. 2023年9月2日閲覧。
  6. ^ Yang, Inmo (2020-02-03), Performance by International Violin Competition Winner, Inmo Yang, https://www.ted.com/talks/inmo_yang_performance_by_international_violin_competition_winner_inmo_yang 2023年9月2日閲覧。 
  7. ^ violin/ ミリオンドラー・ヴァイオリン”. 2023年9月2日閲覧。
  8. ^ Guadagnini Giovanni Battista グァダニーニ バイオリン イタリア”. www.magico.co.jp. 2023年9月2日閲覧。
  9. ^ 宗次エンジェルヴァイオリンコンクール ~ヴァイオリニストの発掘と将来的な支援~”. www.munetsugu-avc.com. 2023年9月2日閲覧。
  10. ^ Prizewinners of the Menuhin Competition Austin 2014” (英語). Menuhin Competition. 2023年9月2日閲覧。
  11. ^ Philharmonic, Boston. “In Mo Yang” (英語). www.bostonphil.org. 2023年9月2日閲覧。

外部リンク

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