コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イーリング・ブロードウェイ駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イーリング・ブロードウェイ駅
Ealing Broadway station
イーリング・ブロードウェイ駅の位置(グレーター・ロンドン内)
イーリング・ブロードウェイ駅
イーリング・ブロードウェイ駅
グレーター・ロンドンの地図上でのイーリング・ブロードウェイ駅の位置
所在地

イーリング W5 2NU

北緯51度30分52.92秒 西経0度18分6.12秒 / 北緯51.5147000度 西経0.3017000度 / 51.5147000; -0.3017000
行政区 イーリング・ロンドン特別区
運営 グレート・ウェスタン・レールウェイ
路線 セントラル線
ディストリクト線
グレート・ウェスタン本線
ヒースロー・コネクト
駅構造 地上駅
駅コード EAL
ホーム数 9
ゾーン 3
地下鉄年間乗降員数
2005 13.508百万人
2007 17.528百万人[1]
NR年間乗降員数
2004–05 6.307 百万人[2]
2005–06 5.997 百万人[2]
2006–07 3.480 百万人[2]
鉄道会社
開設時の所属会社 グレート・ウェスタン鉄道
グループ化 グレート・ウェスタン鉄道
グループ化 グレート・ウェスタン鉄道
歴史
1838年 (1838)
1879年
1920年
開業(GWR)
開業(MDR)
開始(CLR)
その他
外部リンク
WGS84 北緯51度30分53秒 西経0度18分06秒 / 北緯51.5147度 西経0.3017度 / 51.5147; -0.3017座標: 北緯51度30分53秒 西経0度18分06秒 / 北緯51.5147度 西経0.3017度 / 51.5147; -0.3017
テンプレートを表示

イーリング・ブロードウェイ駅英語: Ealing Broadway station)は、ロンドン西部のイーリングにあるナショナル・レールロンドン地下鉄の駅である。

この駅に発着するナショナル・レールの列車は、グレート・ウェスタン・レールウェイおよびヒースロー・コネクトが運行を担当している。

ロンドン地下鉄は、ディストリクト線イーリング支線とセントラル線が発着し、ともに西の終着駅である。

概要

[編集]

合計で9番線まである地上駅。駅はHaven Green (国道B455号線)に面し、ブロードウェイ(国道A4020号線)の少し北にある。

この駅はトラベルカード・ゾーン3英語版に属する。

歴史

[編集]

1838年4月6日グレート・ウェスタン鉄道(GWR)は最初の区間であるパディントン駅タプロー駅英語版間を開業させ、路線はイーリング・ブロードウェイ駅がある場所を通過していたが、この際には駅は設置されなかった。 イーリング・ブロードウェイ駅はそのすぐ後の同年12月1日に開業した。開業時、地域の唯一の駅であったこの駅は、当初「イーリング駅」と名付けられていた。この名は後年、現在の名称に変更された。

1879年7月1日メトロポリタン・ディストリクト鉄道(MDR、現在のディストリクト線)がリッチモンド線のターナム・グリーン駅から分岐してこの駅まで新しい支線を開業させ、同鉄道が営業を開始した。MDRはGWRの駅の北側に、独立した駅舎および別々にプラットホームを建設した。

1883年3月1日から1885年9月30日までの短期間に終わったが、MDRの列車がGWRのウィンザー・アンド・イートン・セントラル駅英語版へ運行した際には、MDRの列車はGWRの駅にも停車した。

ディストリクト鉄道は、1903年に都心方向からイーリング・コモン駅を経由してサウス・ハーロウ駅英語版まで路線を電化したのに続き、1905年にはイーリング・コモン駅とこの駅との区間も電化した。イーリング・ブロードウェイ駅には1905年7月1日に最初の電車が走った。

初代のレンガ造りのMDRの駅は、1907年1916年の間のいずれかの時期に、石造りのビルに建て替えられた。

第一次世界大戦前に、GNRはイーリングとシェパーズ・ブッシュの間に新線を建設し、ウェスト・ロンドン鉄道(現在のウェスト・ロンドン線)に接続する計画を立てた。 セントラル・ロンドン鉄道(CLR、現在のセントラル線)は、当時終点だったウッド・レーン駅英語版(現在は廃止)から北方向にGWRの線路に合流するまで短距離の線路を延伸することで、この新線で旅客輸送をすることになった。

1920年8月3日にイーリング・ブロードウェイ駅へのCLRの列車の運行が開始された。最初は中間駅はイースト・アクトン駅だけだった。

1920年から、最初は別々の会社であったMDR(以降「ディストリクト鉄道」として知られる)およびCLRは、ロンドン地下電気鉄道 (UERL)により所有されるようになった。にもかかわらず、CLRの列車のホームはGWRとディストリクト鉄道の間に建設され、GWRの駅で営業した。

1970年代にGWRの駅は取り壊され、下層部に駅舎および店舗、上層部にオフィスが入る、コンクリート造りのビルへと再築された。新しい駅舎は全ての路線に対応し、離れていたディストリクト線の駅舎は閉鎖された。現在旧駅舎の建物は店舗となっている。

2006年7月8日、この駅で14歳の少年が、進入するディストリクト線列車に轢かれて死亡した。

駅の現在

[編集]
イーリング・ブロードウェイ
快速
イーリング・ブロードウェイ

複合駅には9番線までホームがある。ナショナル・レールが1〜4番線、セントラル線が5・6番線、ディストリクト線が7〜9番線である。

1・2番線は通り抜ける列車 (through trains) 用である(列車がここに止まることを意味するengineering worksが行われる場合を除く)。3番線にはロンドンを離れる(レディング、オックスフォード方面の列車が発着するのに対し、4番線にはパディントンへ向かう列車が発着する。

6・7番線はセントラル線の発着路線である。イーリング・ブロードウェイの次の駅はウェスト・アクトンである。

ディストリクト線の8・9番線は部分的に天蓋で覆われ、また1919年エドワード・ジョンストンが馴染み深い地下鉄のマーク(地下鉄のラウンデル)をデザインする以前の、初期のsolid-disc地下鉄マークが使用されていた多くの特徴を残している。

セントラル線も天蓋を共有しているが、ナショナル・レールのホームはいくつかある待合室を除いて屋根がない。

運行

[編集]

日中の運転パターンは以下の通り(本数は1時間あたり)。

将来

[編集]

クロスレール1号線 (line 1) がこの駅への停車が予定されていて、2018年から運行開始の予定[3]。運行にともなってネットワーク・レールによって様々な変更をする予定。

  • 1番線から3番線ホームの拡張
  • バリアフリー化[4]
  • 切符売り場大きくし、改札を増やす
  • 1-4番線ホームの東端に新しい跨線橋を接続
  • 4番線に新しいひさしを建設[5][6][7]

バス路線

[編集]

ロンドンバスの65、83、112、207、226、297、427、607、E1、E2、E7、E8、E9、E10、E11系統と、ナイトバスのN7、N11、N207系統が当駅を経由する。

隣の駅

[編集]
ロンドン交通局
ロンドン地下鉄
セントラル線
イーリング・ブロードウェイ駅 - ウェスト・アクトン駅
ディストリクト線
イーリング・ブロードウェイ支線
イーリング・ブロードウェイ駅 - イーリング・コモン駅
ナショナル・レール
グレート・ウェスタン・レールウェイ
グレート・ウェスタン本線
ウェスト・イーリング駅英語版またはサウスオール駅英語版またはヘイズ・アンド・ハーリントン駅英語版 - イーリング・ブロードウェイ駅 - アクトン・メイン・ライン駅またはパディントン駅
グリーンフォード支線英語版
ウェスト・イーリング駅 - イーリング・ブロードウェイ駅 - アクトン・メイン・ライン駅または終点
ヒースロー・コネクト
ウェスト・イーリング駅 - イーリング・ブロードウェイ駅 - ロンドン・パディントン駅
(将来)
クロスレール
クロスレール
ライン1
ウェスト・イーリング駅 - イーリング・ブロードウェイ駅 - アクトン・メイン・ライン駅

脚注

[編集]
  1. ^ Multi-year station entry-and-exit figures” (XLS). London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  2. ^ a b c Station usage estimates”. Rail statistics. Office of Rail Regulation. 2015年3月31日閲覧。 注記:統計手法は年により異なる場合がある。
  3. ^ “Capital's key services protected, says Johnson”. The Press Association. (20 October 2010). https://www.google.com/hostednews/ukpress/article/ALeqM5gKH5fiQT63-FLo6vMfXKorAteqrA?docId=B308521287593766A00 21 October 2010閲覧。 
  4. ^ Step-free access - Transport for London”. ロンドン交通局. 2016年4月16日閲覧。
  5. ^ Russell, Michael (7 October 2009). “Boris faces calls to improve Ealing Station”. Ealing Gazette (Trinity Mirror). http://www.ealinggazette.co.uk/ealing-news/local-ealing-news/2009/10/07/boris-faces-calls-to-improve-ealing-station-64767-24878287/ 
  6. ^ Crossrail Station Design Contract Awarded”. クロスレール (17 May 2011). 13 May 2012閲覧。
  7. ^ Chapter 22 Route window W5 Ealing Broadway station”. クロスレール. 13 May 2012閲覧。

外部リンク

[編集]