ウェイウォット (衛星)

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ウェイウォット
(50000) Quaoar I Weywot
クワオアーとウェイウォット。
クワオアーとウェイウォット。
仮符号・別名 S/2006 (50000) 1
分類 太陽系外縁天体の衛星
発見
発見日 2006年2月14日
(写真が撮影された日)
発見者 M. E. ブラウン
T.-A. シュアー
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 14,500 (±800) km [1]
離心率 (e) 0.14 (±0.04) [1]
公転周期 (P) 12.438 (±0.005) 日 [1]
軌道傾斜角 (i) 14または150 (±4)°[1]
近日点引数 (ω) 349 (±7) °[1]
昇交点黄経 (Ω) 1 (±5) °[1]
(50000) クワオアーの衛星
物理的性質
直径 95 ± 24 km
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ウェイウォット[2] ((50000) Quaoar I Weywot) は、太陽系外縁天体 (50000) クワオアーの衛星である。ハッブル宇宙望遠鏡によって2006年2月14日に撮影された写真からマイケル・ブラウンと T.-A. Suer が発見し、2007年2月22日の国際天文学連合回報 (IAUC) 8812 で公表された。

この衛星はクワオアーから0.35離れた場所で発見され、明るさは5.6違っていた。アルベドがクワオアーと同じだと仮定すると、直径は 95 ± 24 km と考えられる。ブラウンは、クワオアーはかつて他の天体との衝突によって氷のマントルの大部分を失い、ウェイウォットはその衝突で生じた破片から形成されたと考えている。

名前はトングヴァ族の神話に登場する、創造神クワオアーの最初の息子で天空神のウェイウォットに由来する。ブラウンが提案し、2009年10月4日の小惑星センター回報 (MPC) 67220で公表された[3]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f Fraser, W. C. & Brown, M. E. (2010). "Quaoar: a Rock in the Kuiper Belt". arXiv:1003.5911v1
  2. ^ 全世界の観測成果 ver.2” (Excel). 薩摩川内市せんだい宇宙館 (2018年3月3日). 2019年3月11日閲覧。
  3. ^ M.P.C. 67087”. 小惑星センター (2009年10月4日). 2015年10月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]