ヒドラ (衛星)
表示
ヒドラ Hydra | |
---|---|
仮符号・別名 | P III, P 3 S/2005 P 1 |
分類 | 冥王星型天体の衛星 |
発見 | |
発見日 | 2005年5月15日 |
発見者 | ハッブル宇宙望遠鏡 冥王星衛星探査チーム |
軌道要素と性質 | |
軌道長半径 (a) | 64,780 ± 88 km |
離心率 (e) | 0.0052 ± 0.0011 |
公転周期 (P) | 38.2065 ± 0.0014 日 |
軌道傾斜角 (i) | 0.25 ± 0.11 度 (冥王星の赤道に対する) |
冥王星の衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | 約45km |
質量 | < 5 ×1018 kg |
冥王星との相対質量 | < 3.8 ×10−4 |
自転周期 | 不規則回転 |
アルベド(反射能) | 0.35(推定) |
表面温度 | 33 - 55 K |
色指数 (B-V) | 0.64 ± 0.12 |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
ヒドラ[1] ((134340) Pluto III Hydra) は、冥王星の衛星の一つ。発見時の仮符号は S/2005 P 1[2][3]。
概要
[編集]2005年5月にハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された画像から見つかった衛星のうちの一つである。
2015年、ハッブル宇宙望遠鏡の観測により、ヒドラがニクスと共に楕円形であること、アルベドが高いこと、そしてカオス的自転をしていることが判明した[4]。
探査機ニュー・ホライズンズが冥王星をフライバイした際に測定したヒドラの大きさは45kmである[5]。
名称
[編集]ヒドラという名はギリシア神話の地下を守る怪物ヒュドラから付けられた[6]。
また、冥王星の名前が探索支援者のパーシバル・ローウェルの頭文字P・Lに、カロンの名前が発見者ジェームズ・クリスティーの妻シャーリーンに因んだ(らしい)との例に漏れず、ニクスと共にニュー・ホライズンズ計画の頭文字N・Hに因んで名付けられている。
画像
[編集]-
ヒドラの赤外線写真。
-
ヒドラのピクセル化写真。
脚注
[編集]- ^ “衛星日本語表記索引”. 日本惑星協会. 2019年3月9日閲覧。
- ^ IAU Circular No. 8625 describing the discovery
- ^ IAU Circular No. 8723 naming the moons
- ^ “冥王星の衛星「ニクス」と「ヒドラ」、予測不可能な不規則自転”. AstroArts (2015年6月9日). 2015年6月12日閲覧。
- ^ “従来より「大きくなった」冥王星”. AstroArts (2015年7月14日). 2015年7月29日閲覧。
- ^ “Planet and Satellite Names and Discoverers”. IAU. 2015年7月29日閲覧。