ウォールフラワー (映画)
ウォールフラワー | |
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The Perks of Being a Wallflower | |
監督 | スティーブン・チョボスキー |
脚本 | スティーブン・チョボスキー |
原作 |
スティーブン・チョボスキー 『ウォールフラワー』 |
製作 |
ジョン・マルコヴィッチ ラッセル・スミス リアン・ハルフォン |
製作総指揮 |
スティーブン・チョボスキー ジム・パワーズ |
出演者 |
ローガン・ラーマン エマ・ワトソン エズラ・ミラー |
音楽 | マイケル・ブルック |
撮影 | アンドリュー・ダン |
編集 |
ヤナ・ゴルスカヤ メアリー・ジョー・マーキー |
製作会社 | Mr. Mudd |
配給 |
サミット・エンターテインメント ギャガ |
公開 |
2012年9月8日(TIFF) 2012年9月21日 2013年11月 |
上映時間 | 103分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $33,384,127[1] |
『ウォールフラワー』(原題: The Perks of Being a Wallflower)は、スティーブン・チョボスキーの小説『ウォールフラワー』を原作としたアメリカの青春映画である。監督は著者であるチョボスキー自身が務め、ペンシルバニア州ピッツバーグ近郊で2011年5月9日から6月29日まで撮影された[2][3]。アメリカでの公開は2012年9月14日。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替。ウォールフラワー (小説)#登場人物も参照。
- チャーリー - ローガン・ラーマン(林勇)
- トラウマを抱えた高校1年生。
- サム - エマ・ワトソン(藤井ゆきよ)
- 最上級生。チャーリーの憧れの美少女。
- パトリック - エズラ・ミラー[4](勝杏里)
- 最上級生。サムの義理の兄。ゲイ。
- メアリー・エリザベス - メイ・ホイットマン(堀井千砂)
- 最上級生。チャーリーの初めての彼女。
- アンダーソン先生 - ポール・ラッド(北田理道)
- チャーリーの国語の教師。劇作家。
- キャンディス - ニーナ・ドブレフ
- チャーリーの姉。最上級生。
- ブラッド - ジョニー・シモンズ[4](櫻井トオル)
- アメフト部。パトリックの同性の恋人。
- アリス - エリン・ウィルヘルミ(松浦裕美子)
- チャーリーの母親 - ケイト・ウォルシュ
- チャーリーの父親 - ディラン・マクダーモット[5]
- ヘレン叔母さん - メラニー・リンスキー
- チャーリーが幼い頃に交通事故で亡くなっている。
- バートン医師 - ジョーン・キューザック(喜代原まり)
- チャーリーの主治医。
製作
[編集]企画
[編集]映画制作会社ミスター・マッド(Mr. Mudd,『JUNO/ジュノ』の製作会社)は原作の著者スティーブン・チョボスキーに映画化を提案し、製作者ジョン・マルコヴィッチ、リアン・ハルフォンとラッセル・スミスは映画用脚本製作と製作指示のためスティーブン・チョボスキーを雇った。2010年、俳優ローガン・ラーマンとエマ・ワトソンが出演交渉していると報道された[6]。
2011年1月、サミット・エンターテインメントが配給権を獲得した[7]。その年の2月、ラーマンとワトソンはチャーリー役とサム役として出演すると認めた[8]。同じ月に、サミットはヨーロッパの映画業界でのスポンサーをベルリン国際映画祭で求めた[9]。2011年4月、メイ・ホイットマンがメアリー・エリザベス役で、ニーナ・ドブレフがキャンディス役で出演すると発表。ポール・ラッドが5月にビル役で出演すると発表した[10]。2011年5月9日、ケイト・ウォルシュが自身のTwitterを通じ、チャーリーの母親役で出演し、すでに撮影していると発表した[11]。
撮影
[編集]この映画はピッツバーグ近郊で2011年5月9日から6月29日まで撮影された[12]。映画冒頭の撮影はピッツバーグの監督スティーブン・チョボスキーの故郷であるアッパー・セント・クレアとピーター・タウンシップ高校を含むサウス・ヒルで行われた[13][14]。
登場人物が『ロッキー・ホラー・ショー』のコスプレをするシーンはドーモントにあるThe Hollywood Theaterで撮影された[15]。監督チョボスキーが幼い頃『ロッキー・ホラー・ショー』をその映画館で見たことがあり、再オープンになると監督が聞きつけ、撮影のため貸切にした[16]。
公開
[編集]本映画はアメリカでは2012年9月14日に公開された[17]。
レイティング
[編集]はじめ「10代の若者による薬物摂取と飲酒、いくつかの性的言及」のため「R」に指定されたが、のちに「大人向けの薬物摂取と飲酒、言葉による性的内容、および暴力的シーンが全て十代の若者によるもの」のため「PG-13」指定となった[18]。
エピソード
[編集]- エマ・ワトソンとローガン・ラーマンは、撮影の合間に『Octopus Jam(オクトパス・ジャム)』というバンドを組んでいたという。「私がボーカルでローガンが作曲担当。彼は私のために一曲書いてくれたの。とても楽しい時間を過ごせたわ。」と語っている[19]。
- ピッツバーグにて本作品を撮影していたエズラ・ミラーは、マリファナを所持していたために逮捕されている。罰金を払い釈放された後「マリファナは感性を高めてくれるものだし、吸っていることを隠そうと思わない」と発言している。
- エズラ・ミラーはインタビューにて「撮影中の数週間で、エマは僕の最も親しい友人(one of my dearest friends)の一人になったし、今後も永遠にこの友情が続くと思う。それに個人的には『ハリー・ポッター』のファンがこの映画を見て、エマはこんな事も出来るんだって驚くのがとても楽しみだ」と語っている[20]。
サウンドトラック
[編集]- It Could Be Another Change (The Samples)
- Come On Eileen (デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)
- Tugboat (ギャラクシー500)
- Temptation (ニュー・オーダー)
- Evensong (The Innocence Mission)
- Asleep (ザ・スミス)
- Low (Cracker)
- Teenage Riot (ソニック・ユース)
- Dear God (XTC)
- Pearly Dewdrops' Drops (コクトー・ツインズ)
- Charlie's Last Letter (Michael Brook)
- Heroes (デヴィッド・ボウイ)
テレビ放送
[編集]回数 | テレビ局 | 番組名(放送枠名) | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 形態 | 視聴率 |
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1 | フジテレビ | ミッドナイトアートシアター | 2017年11月21日 | 1:55 - 3:55 | 120分 | 字幕版 | 0.6% |
1 | 日本テレビ | 映画天国 | 2019年06月04日 | 1:59 - 3:59 | 120分 | 字幕版 | 1.8%[21] |
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。
参考文献
[編集]- ^ “The Perks of Being a Wallflower”. Box Office Mojo. 2013年8月24日閲覧。
- ^ “'Perks Of Being A Wallflower' updates plus filming locations in Pittsburgh May 9–13”. May 12, 2011閲覧。
- ^ “A message from Emma”. EmmaWatson.com. May 12, 2011閲覧。
- ^ a b “'Perks Of Being A Wallflower' Stars Still Have Battle Wounds From Filming”. mtv.com (June 4, 2012). June 5, 2012閲覧。
- ^ Kroll, Justin (May 11, 2011). “McDermott packs a pair of pics into TV sked”. Variety May 14, 2011閲覧。.
- ^ McNary, Dave (May 19, 2010). “Watson, Lerman in talks for 'Perks'”. Variety .
- ^ McNary, Dave (January 25, 2011). “Summit circles 'Wallflower'”. Variety .
- ^ Lodderhose, Diana (February 9, 2011). “Emma Watson to star in 'Wallflower'”. Variety .
- ^ Kay, Jeremy (February 17, 2011). “Buyers leave EFM with deals despite slow festival”. Screen Daily
- ^ Finke, Nikki (April 15, 2011). “Nina Dobrev Goes From 'Vampire Diaries' To 'The Perks Of Being A Wallflower'” April 17, 2011閲覧。
- ^ Wilkinson, Amy (May 10, 2011). “Kate Walsh Signs On For 'Perks Of Being A Wallflower'”. MTV. May 19, 2011閲覧。
- ^ “Movie Filming In Pittsburgh Wants To Make Your Car A Star”. WPXI. (April 27, 2011) May 13, 2011閲覧。
- ^ Emmers, Becky (May 9, 2011). “Movie Begins Filming in Upper St. Clair”. Upper St. Clair Patch May 19, 2011閲覧。
- ^ Emmers, Becky (May 19, 2011). “Kings Restaurant Closing for 'Perks' Movie Shoot”. Peters Patch May 19, 2011閲覧。
- ^ Vancheri, Barbara (April 21, 2011). “Film Notes: Newly resurrected Hollywood Theater to appear in film”. Pittsburgh Post-Gazette May 14, 2011閲覧。
- ^ “USC Native to Film Scenes for Movie at Dormont's Hollywood Theater”. Dormont-Brookline Patch (April 25, 2011). May 14, 2011閲覧。
- ^ Puchko, Kristy (May 24, 2012). “The Perks Of Being A Wallflower Lands Release Date”. Cinema Blend. June 21, 2012閲覧。
- ^ “MPAA Grants 'Perks of Being a Wallflower' PG-13 Rating”. The Wrap. Sharon Waxman (2012年3月8日). 2012年4月7日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ 週間高世帯視聴率番組10 VOL.23 2019年 6月3日(月)~6月9日(日)ビデオリサーチ 番組平均世帯視聴率、2019年6月30日閲覧。