エア・サプライ
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エア・サプライ Air Supply | |
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エア・サプライのグラハム・ラッセル(左)とラッセル・ヒッチコック(2006年) | |
基本情報 | |
出身地 | オーストラリア ビクトリア州メルボルン |
ジャンル | ソフトロック、ポップ・ロック、ポップス、アダルト・コンテンポラリー・ミュージック |
活動期間 | 1975年 - |
レーベル | アリスタ、Giant、A Nice Pear、EMI |
公式サイト |
www |
メンバー |
グラハム・ラッセル ラッセル・ヒッチコック |
旧メンバー | メンバーの項参照 |
エア・サプライ(Air Supply)は、オーストラリア のポップデュオ。1980年代に多くの全米ヒットを放った。
来歴
[編集]アメリカで知られるようになったのは1980年代からだが、それ以前の1977年には早くもオーストラリアでヒットを放っている[1]。オーストラリアで何曲かのヒットを出した後、世界進出に乗り出した。1980年に「ロスト・イン・ラブ」が大ヒット。その後も「シーサイド・ラブ」(原題:The One That You Love)、「さよならロンリー・ラブ」(原題:Even the Nights Are Better)、「渚の誓い」(原題:Making Love Out of Nothing at All)[2]といったヒット曲を連発した。日本でも1980年代前半に、夏のイメージでヒットを放った。1980年代半ば以降は人気が下降していった。 日本での彼らのキャッチコピーは「ペパーミント・サウンド」と呼ばれた。
略歴
[編集]メンバー
[編集]現在のメンバー
[編集]- グラハム・ラッセル(Graham Russell、1950年6月11日 - ) - ギター、ピアノ、ボーカル(1975年 - )
- ラッセル・ヒッチコック(Russell Hitchcock、1949年6月15日 - ) - ボーカル、パーカッション(1975年 - )
サポートメンバー
[編集]- アーロン・マクレイン(Aaron McLain) - ギター(2011年 - )
- ミルコ・テサンドリ(Mirko Tessandori) - キーボード(2016年 - )
- ダグ・ギルド(Doug Gild)- ベース(2017年 - )
- パベル・ヴァルドマン(Pavel Valdman) - ドラム(2020年 - )
旧メンバー(サポート・メンバー含む)
[編集]- クリッシー・ハモンド(Chrissie Hammond、1955年11月25日 - ) - ボーカル(1975年)
- ジェレミー・ポール(Jeremy Paul) - ベース、ボーカル(1975年 - 1977年)
- マーク・マッケンティー(Mark McEntee、1961年7月16日 - ) - ギター(1976年)
- ジェフ・ブラウン(Jeff Browne) - ドラム(1976年)
- エイドリアン・スコット(Adrian Scott) - キーボード(1976年 - 1977年)
- ブレントン・ホワイト(Brenton White) - ギター(1977年)
- ロビン・ル・ムシュリエ(Robin LeMesurier、1953年3月22日 - 2022年12月22日) - ギター(1977年)
- ハワード・スキモト(Howard Sukimoto) - ベース(1977年)
- レックス・ゴー(Rex Goh、1951年5月5日 - ) - ギター(1977年、1981年 - 1983年、1997年)
- ナイジェル・マカラ(Nigel Macara) - ドラムス(1977年 - 1978年)
- ケン・フランシス(Ken Francis) - ギター(1978年)
- ティム・ゲイズ(Tim Gaze、1953年8月8日 - ) - ギター(1978年)
- ビル・パット(Bill Putt、1947年3月28日 - 2013年8月7日) - ベース(1978年)
- リック・メリック(Rick Mellick) - キーボード(1978年)
- ブライアン・ハミルトン(Brian Hamilton) - ベース、ボーカル(1978年 - 1979年)
- デイヴィッド・モイーズ(David Moyse) - ギター(1978–1983)
- ラルフ・クーパー(Ralph Cooper) - ドラム(1978年 - 1983年、1983年 - 1988年、1991年 - 1993年)
- ジェイミー・ロジャース(Jamie Rogers) - ベース(1979年)
- クリストン・バーカー(Criston Barker) - ベース(1979年 - 1980年)
- デヴィッド・グリーン(David Green) - ベース(1980年 - 1983年)
- フランク・エスラー=スミス(Frank Esler-Smith、1948年6月5日 - 1991年3月1日) - キーボード(1981年 - 1983年、1983年 - 1986年)
- ケン・ラリック(Ken Rarick) - キーボード(1983年 - 1986年)
- ドン・クロムウェル(Don Cromwell) - ベース(1983年 - 1987年)
- ウォーリー・ストッカー(Wally Stocker、1953年3月27日 - ) - ギター(1985年 - 1986年)
- ティム・ゴッドウィン(Tim Godwin) - ギター(1986年 - 1987年)
- ロビン・スウェンセン(Robin Swensen) - キーボード(1986年 - 1988年)
- グレッグ・ヒルフマン(Greg Hilfman) - キーボード(1986年 - 1988年)
- ジミー・ホーン(Jimmy Haun) - ギター(1987年 - 1993年、2001年)
- ラリー・アントニーノ(Larry Antonino) - ベース(1988年 - 1994年、1997年、2000年 - 2001年)
- デイヴィッド・ヤング(David Young) - キーボード(1988年 - 1993年)
- マイケル・シャーウッド(Michael Sherwood、1959年10月27日 - 2019年11月5日) - キーボード(1988年 - 1994年、1997年)
- ガイ・アリソン(Guy Allison、1959年4月23日 - ) - キーボード、ボーカル(1990年 - 1995年、1997年)
- クリフ・レーリッグ(Cliff Rehrig) - ベース (1992年 - 2000年)
- マイケル・トンプソン(Michael Thompson) - (1992年 - 1994年)
- マーク・ウィリアムズ(Mark Williams) - ドラム(1992年 - 2002年)
- ハンス・ツェルミューレン(Hans Zermuehlen) - キーボード(1993年 - 1994年)
- ビリー・シャーウッド(Billy Sherwood、1965年3月14日 - ) - ベース、ボーカル(1993年 - 1994年)
- ジェッド・モス(Jed Moss) - キーボード(1995年 - 2009年)
- クリストファー・ペラーニ(Christopher Pellani) - パーカッション(1997年、1999年)
- ジョニー・ライトフット(Jonni Lightfoot) - ベース(2001年 - 2016年)
- マイク・ザーベ(Mike Zerbe) - ドラム(2002年 - 2011年)
- アミール・エフラット(Amir Efrat) - キーボード(2009年 - 2016年)
- クリスチャン・ネスミス(Christian Nesmith、1965年1月31日 - ) - ギター(2010年 - 2011年)
- CJ・バートン(CJ Burton) - ドラムス(2009年 - 2013年)
- ティキ・パシラス(Tiki Pasillas) - ドラムス(2012年 - 2014年)
- アヴィヴ・コーエン(Aviv Cohen) - ドラム(2014年 - 2020年)
- デレク・フランク(Derek Frank) - ベース(2016年 - 2017年)
- ジョーイ・カルボーン(Joey Carbone(w:Joey Carbone)) - キーボード(活動時期不明)
- ジョージ・テリー(George Terry(w:George Terry)) - ギター(活動時期不明)
- ジョーイ・マーシア(Joey Murcia) - ギター(活動時期不明)
- ジョージ・ビッツァー(George Bitzer) - キーボード(活動時期不明)
- ハロルド・コワート(Harold Cowart) - ベース(活動時期不明)
- ディック・スミス(Dick Smith) - ギター(活動時期不明)
ディスコグラフィ
[編集]→詳細は「en:Air Supply discography」を参照
スタジオ・アルバム
[編集]- 『ストレンジャーズ・イン・ラヴ』 - Air Supply(1976年)
- 『パシフィック・ラヴ』 - The Whole Thing's Started(1977年)
- 『スピリッツ・オブ・ラヴ』 - Love & Other Bruises(1977年)
- 『スーパーナチュラル』 - Life Support(1979年)
- 『ロスト・イン・ラヴ』 - Lost in Love(1980年)
- 『シーサイド・ラヴ』 - The One That You Love(1981年)
- 『ナウ・アンド・フォーエヴァー』 - Now and Forever(1982年)※日本のオリコン洋楽アルバムチャートで1982年6月28日付から5週連続1位[3]
- 『潮風のラヴ・コール』 - Air Supply(1985年)
- 『ロンリー・イズ・ザ・ナイト』 - Hearts in Motion(1986年)
- 『エア・サプライのクリスマス』 - The Christmas Album(1987年)
- 『ジ・アース・イズ…』 - The Earth Is ...(1991年)
- 『ヴァニシング・レース』 - The Vanishing Race(1993年)
- 『ニュース・フロム・ノーホェア』 - News from Nowhere(1995年)
- 『ザ・ブック・オブ・ラヴ』 - The Book of Love(1997年)
- 『ユアーズ・トゥルーリー』 - Yours Truly(2001年)
- 『アクロス・ザ・コンクリート・スカイ』 - Across the Concrete Sky(2003年)
- Mumbo Jumbo(2010年)
ライブ・アルバム
[編集]- 『ナウ・アンド・フォーエヴァー〜グレイテスト・ヒッツ・ライヴ』 - Greatest Hits Live ... Now and Forever(1995年)
- All Out of Love Live(2005年)
- Air Supply - Live in Hong Kong(2014年)
コンピレーション・アルバム
[編集]- 『ダブル・プラチナム』 - Lost In Love / The One That You Love(1981年)
- 『グレイテスト・ヒッツ』 - Greatest Hits(1983年)
- Making Love ... The Very Best of Air Supply(1983年)
- 『エア・サプライ・ストーリーVol.1〜ロスト・イン・ラヴ』 - The Air Supply Story Vol.1(1984年)
- 『エア・サプライ・ストーリーVol.2〜渚の誓い』 - The Air Supply Story Vol.2(1984年)
- 『ベスト・オブ・エア・サプライ〜イッツ・ノット・トゥー・レイト』 - It's Not Too Late - The Best Of Air Supply(1987年)
- Air Supply Collection(1992年)
- 『グレイテスト・ヒッツ』 - The Definitive Collection(1999年)
- 『パーフェクト・コレクション』 - The Ultimate Collection(2000年)
- Sweet Dreams: The Encore Collection(2001年)
- 『ベスト・オブ・エア・サプライ』 - The Best Of Air Supply(2002年)
- Ultimate Air Supply(2003年)
- 『フォーエヴァー・ラヴ〜ヒストリー・オブ・エア・サプライ 1980-2001』 - Forever Love: 36 Greatest Hits(2003年)
- Platinum and Gold Collection(2004年)
- Love Songs(2005年)
- 『ザ・シンガー・アンド・ザ・ソング』 - The Singer and the Song(2005年)
- 『はじめてベスト』 - Collections(2006年)
- 『ザ・ベスト・オブ・エア・サプライ〜30thアニヴァーサリー・コレクション』 - The Best Of Air Supply (30th Anniversary Collection)(2007年)
- Free Love(2009年)
- 『ベスト・オブ・バラード』 - The Best of Ballads(2010年)
- 『プレイリスト:ヴェリー・ベスト・オブ・エア・サプライ』 - Playlist: The Very Best of Air Supply(2010年)
- The Ultimate Collection(2012年)
- Silver Collection(2012年)
- 『デフィニティブ・コレクション (コロムビア&アリスタ・イヤーズ)』 - The Columbia & Arista Years : The Definitive Collection(2016年)
- 『ジャパニーズ・シングル・コレクション-グレイテスト・ヒッツ-』 - Japanese Singles Collection-Greatest Hits-(2021年)
シングル
[編集]発売日 | 規格品番 | 面 | タイトル | 備考 |
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1980年3月1日 | 6RS-62 | A | Lost In Love ロスト・イン・ラブ | |
B | Don't Want To Lose You | |||
1980年2月1日 | 7RS-1 | A | All Out Of Love オール・アウト・オブ・ラブ | 来日記念シングル |
B | Got Your Love | |||
1980年 | 7RS-9 | A | Every Woman In The World ときめきの愛を | |
B | Having You Near Me | |||
1981年4月30日 | 7RS-23 | A | The One That You Love シーサイド・ラブ | |
B | I Want To Give It All ギブ・イッツ・オール | |||
1981年7月1日 | 7RS-30 | A | I'll Never Get Enough Of You あなたのいない朝 | |
B | Tonite 僕のメモリアル・ソング | |||
1982年12月1日 | 7RS-38 | A | Sweet Dreams | |
B | Got Your Love | |||
1982年6月1日 | 7RS-41 | A | Even The Nights Are Better さよならロンリー・ラブ | |
B | Just Another Woman | |||
1983年 | 7RS-57 | A | One Step Closer ワン・ステップ・クローサー | 日本航空ハワイ・キャンペーン イメージ・ソング |
B | Come What May ラブ・ビリーバー | |||
1983年7月1日 | 7RS-67 | A | Two Less Lonely People In The World 夜明けのふたり | |
B | What Kind Of Girl あの娘はどんな娘 | |||
1983年11月1日 | 7RS-77 | A | Making Love Out Of Nothing At All 渚の誓い | TBS系テレビドラマ『さよならを教えて』テーマソング |
B | Late Again (Live ver.) レイト・アゲイン(ライヴ・バージョン) | |||
1984年 | 7RS-109 | A | I Can Wait Forever アイ・キャン・ウェイト・フォエヴァー | 映画『ゴーストバスターズ』挿入歌 |
B | Young Love | |||
1985年 | 7RS-122 | A | Just As I Am 潮風のラブコール | |
B | Crazy Love | |||
1985年 | 7RS-128 | A | The Power Of Love (You Are My lady) パワー・オブ・ラブ | 来日記念シングル |
B | Sunset 想い出のサンセット | |||
1986年 | 7RS-140 | A | Lonely Is The Night ロンリー・イズ・ザ・ナイト | |
B | I'd Die For You | |||
1986年 | 7RS-149 | A | It's Not Too Late イッツ・ノット・トゥー・レイト | サンキストCFソング |
B | Heart&Soul |
日本公演
[編集]- 5月5日 神奈川県立県民ホール、7日 福岡サンパレス、8日、9日 フェスティバルホール、10日 静岡市民文化会館、11日、13日 名古屋市民会館、14日、15日 日本武道館、17日 長野県民文化会館、18日 新潟県民会館
- 2002年3月2日 東京国際フォーラム(クリストファー・クロスとの2部構成)
- 以後2–3年毎にビルボードライブを中心に来日公演。
脚注
[編集]- ^ Kent, David (1993). Australian Chart Book 1970–1992. St Ives, NSW: Australian Chart Book Ltd. ISBN 0-646-11917-6. NOTE: Used for Australian Singles and Albums charting from 1974 until ARIA created their own charts in mid-1988. In 1992, Kent back calculated chart positions for 1970–1974.
- ^ ミート・ローフやボニー・タイラー、OST「ストリート・オブ・ファイヤー」に楽曲を提供しているジム・スタインマンの作曲で、評価の高かった曲である
- ^ オリコンのデータ協力による “全曲、80年代の週間オリコンチャートNo.1” の洋楽コンピが登場!、ソニーミュージック、2017年8月8日。