エイモス・トベルスキー
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エイモス・トベルスキー | |
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生誕 |
1937年3月16日 イギリス委任統治領パレスチナ, ハイファ |
死没 | 1996年6月2日 (59歳没) |
国籍 | イスラエル |
研究分野 | 認知心理学, 行動経済学 |
研究機関 |
ヘブライ大学 スタンフォード大学 |
出身校 |
ミシガン大学 ヘブライ大学 |
主な業績 |
認知バイアス 行動経済学 プロスペクト理論 |
主な受賞歴 |
マッカーサー・フェロー グロマイヤー賞 |
プロジェクト:人物伝 |
エイモス・トベルスキー(Amos Tversky、1937年3月16日 - 1996年6月2日)は、イスラエル出身の心理学者。スタンフォード大学教授。ダニエル・カーネマンとともに行動経済学を作った。妻は空間の認知科学の第一人者でありスタンフォード大学およびコロンビア大学の教授であるバーバラ・トベルスキー。
略歴
[編集]- 1937年 現イスラエルのハイファ で生まれる。
- 1961年 ヘブライ大学(エルサレム)においてB.A.を取得する。
- 1965年 ミシガン大学においてPh.D.を取得する。
- 1985年 ヨーテボリ大学(スウェーデン)においてPh.Dを取得する。
- 1987年 ニューヨーク州立大学においてPh.Dを取得する。
- 1966-69年 ヘブライ大学講師となる。
- 1969-77年 ヘブライ大学教授となる。
- 1971-96年 スタンフォード大学教授となる。
- 1996年 カリフォルニア州スタンフォードで死去する(59歳)。
業績
[編集]- プリンストン大学のダニエル・カーネマンらと共同で研究を行い、認知科学を発展させた。カーネマン(2002年ノーベル経済学賞受賞)によると、トベルスキーが生きていれば当然同時に受賞することになったはずである。
- 妻のバーバラ・トベルスキーは空間の認知科学の第一人者であるが、行動経済学もバーバラ・トベルスキーの空間の認知科学も初期の研究は心理物理学の方法論を多く用いた[1]。
逸話
[編集]- トベルスキーはカーネマンよりも天才肌でトベルスキーの存命中は常にトベルスキーとカーネマンと呼ばれていた[2]。
脚注
[編集]主要論文
[編集]- Coombs, C.H., Dawes, R.M., Tversky,A(1970).Mathematical Psychology: An elementary introduction. Oxford, England: Prentice-hall
- Kahneman, D.,&Tversky, A.(1979). Prospect theory: An analysis of dicisions under risk. Econometrica, 47, 313-327
参考文献
[編集]- マイケル・ルイス『後悔の経済学 世界を変えた苦い友情』文春文庫、2022年。
- 前田なお『本当の声を求めて 野蛮な常識を疑え』SIBAA BOOKS、2024年。
- バーバラ・トヴェルスキ『Mind in Motion:身体動作と空間が思考をつくる』森北出版、2020年。
- ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』、早川書房、2012年