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エキサイティングベースボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エキサイティングベースボール
ジャンル スポーツゲーム
対応機種 ディスクシステム
開発元 コナミ
発売元 コナミ
人数 1 - 2人(対戦プレイ)
メディア ディスクカード(両面)
発売日 日本 198712081987年12月8日
その他 型式:KDS-EBS
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エキサイティングベースボール』は、1987年12月8日コナミ[1]より発売された、野球を題材にしたファミリーコンピュータ ディスクシステム向けゲームソフト

概要

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前年12月にリリースされた『プロ野球ファミリースタジアム』(以下、『ファミスタ』)のヒットにより、野球ゲームが多くリリースされたが、これもその中の一つ。のちに『実況パワフルプロ野球』(1994年)シリーズでジャンルを席巻する、コナミの家庭用ゲーム機初の野球ゲーム[2]であり、ディスクシステムの野球ゲームではベースボール(カセット版からの移植)があったものの、ディスクシステムのオリジナル作品としても初めてのゲームとなった。チームエディット機能が搭載されそれをセーブ可能という、ディスクシステムというプラットホームを生かした機能もあった。

同時期(1980年代後半)に出た野球ゲーム[3]の続編が制作される中、エキサイティングベースボールの続編は制作されなかった。

エディットチームで戦うプログレスモードでは、オリジナルのノンプロチーム(アニマルズ・インセクターズ・ガールズ・コスモスターズ・サカナーズ・サラダース・スシーズ・スポーツ・トクガワーズ・トリーズ・ブックス・フルーツ・ボーイズ・ボディーズ・マップス・マネーズ・ミュージックス・モンスターズ・ワールズの19チーム)から3勝して、さらに、プロの12チームから2勝しなければ優勝できない長丁場である。また、エディットチーム同士でトレードもできた。

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミリーコンピュータMagazine13.20/25点[4]
ユーゲー肯定的[5]

ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りで13.20点(満25点)となっている[4]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では、「当時としては画期的な自分のオリジナルチームを作り成長させていくモードと、さらにそのチームで友達のオリジナルチームと対戦できるというモードがついていた」と紹介されている[4]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.60 2.60 2.50 2.70 - 2.80 13.20

ゲーム誌『ユーゲー』では、「コナミ野球ゲームの原点と言える作品で、高低の概念を導入したピッチングや、育成モードなどの革新的な要素は、現在の『パワプロ』シリーズにも継承されている興味深い作品だ」と評している[5]

関連書籍

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  • 『必勝完ペキ本 エキサイティングベースボール』1988年2月20日、徳間書店発行

関連項目

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脚注

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  1. ^ 発売当時の著作権はコナミに存在したが、2006年3月31日付けの持株会社化に伴い、新設子会社のコナミデジタルエンタテインメントへ移行した。
  2. ^ 家庭用ゲーム機以外では、1985年1月発売の『コナミのベースボール』(MSX用ソフト)がある。
  3. ^ 『ファミスタ』、『燃えろ!!プロ野球』(1987年)、『究極ハリキリスタジアム』(1988年)、『ベストプレープロ野球』(1988年)等
  4. ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第10号、徳間書店、1991年5月24日、85頁。 
  5. ^ a b 罰帝+sawadaspecial.com「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション、2003年10月1日、21頁、雑誌17630-10。