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エフエムしばた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社エフエムしばた
愛称 シバラジ
コールサイン JOZZ4AE-FM
周波数/送信出力 76.9 MHz/20 W
本社・所在地
957-0053
新潟県新発田市中央町5-8-47
北緯37度57分12秒 東経139度19分49秒 / 北緯37.95333度 東経139.33028度 / 37.95333; 139.33028座標: 北緯37度57分12秒 東経139度19分49秒 / 北緯37.95333度 東経139.33028度 / 37.95333; 139.33028
設立日 1997年5月29日
開局日 1997年10月1日
演奏所 所在地と同じ
送信所 新潟県新発田市五十公野4685番地4
中継局 赤谷局、藤塚浜局、菅谷局
放送区域 新発田市の一部
公式サイト https://shibaradi769.com/

株式会社エフエムしばたは、新潟県新発田市の一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)のコミュニティ放送をする特定地上基幹放送事業者である。 RADIO AGATT(ラジオ アガット[1])の愛称も開局当初から使用されているが、近年は社名のエフエムしばたそのままで案内する場合も多い。2023年4月1日に愛称をRADIO AGATTから「シバラジ」に変更した。

概要

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全国で76番目、新潟県では4番目のコミュニティ放送局として1997年(平成9年)に開局した。 「AGATT」は「阿賀北地域に感謝を込めて」「あんがとう(ありがとう)」の意味が込められる。

中継局は、赤谷中継局(空中線電力10W)、藤塚浜中継局(同5W)、菅谷中継局(同20W)がある。

放送エリアは新発田市を中心に半径約20km未満[2]。新発田市と新潟市胎内市阿賀野市の各一部、北蒲原郡聖籠町[2]。一部に難聴取地域がある[2]。聴取対象人口は約16万人、約6万世帯[2]

コミュニティ放送局のためRadikoには参加していないが、公式サイト併設のJBCAラジオを使った同時ネット放送を行っていて数秒のタイムラグがあるもののインターネット回線があれば日本全国で視聴可能。

本社・スタジオは新発田市生涯学習センター内に設置。またサテライトスタジオ「ヨリネス街角スタジオ」が新発田市役所内にあり、生ワイド番組はヨネリススタジオより放送している。

24時間放送をしている。自社制作番組以外の時間は、主にミュージックバードの番組を放送する。

防災情報(主に新発田市、胎内市、聖籠町)に力を入れている。

新発田市、胎内市、聖籠町、胎内黒川地区内で火災や災害が発生した場合、真夜中でも放送を中断し新発田市広域消防の放送に切り替えられる。鎮火完了や災害による被害が起こらないと判断した場合も鎮火や被害が発生しない旨の放送を通常放送に割り込んで放送されるなお、火災や災害発生時の中断放送時に使われているフィラー素材は開局以降変更されていない、また中断放送を終了するときはピ・ポ・パというプッシュフォンで使われているプッシュ音を終了信号としている。

緊急地震速報を受信した場合他局と同じく緊急地震速報のチャイムが鳴りマスタースタジオで緊急地震速報発令と地震発生の旨の割り込み放送を行ったうち避難情報などを放送し、場合によっては上述の新発田市広域消防の放送が流れる。

沿革

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  • 1997年(平成9年)10月1日開局
  • 2002年(平成14年)12月24日放送事故発生(後述)
  • 2004年(平成16年)新発田市中央町にあったサテライトスタジオ閉鎖
  • 2013年(平成25年)
    • 2月20日 赤谷中継局の予備免許取得
    • 12月11日 赤谷中継局の免許取得[3]
  • 2015年(平成27年)
    • 2月26日 藤塚浜・菅谷中継局の予備免許取得
    • 11月30日 藤塚浜・菅谷中継局の免許取得[4]
  • 2017年(平成29年)1月 ヨリネスしばた1階に「ヨリネス街角スタジオ」開設[1]
  • 2022年(令和4年)10月5日夕方の生放送番組ごきげんラジオ769において放送事故が発生(後述)。 
  • 2022年 10月28日および31日 夕方の生放送番組ごきげんラジオ769で新発田市各地の幼稚園や保育園、認定こども園の園児の将来の夢をインタビュー収録したのを放送するコーナーで園児の名前を2回続けて間違えるミスが発生、翌週の放送中火曜日担当パーソナリティの海津ゆうこが関係者や視聴者、保護者に対し謝罪した。
  • 2022年12月1日 - 機材トラブルにより夕方の生放送番組ごきげんラジオ769が開始16:50から3分遅れの16:53から開始となる放送事故が起きた。
  • 2022年12月28日 - 放送予定だった「Jimmy's Rock bar」がトラブルにより放送出来なくなる放送事故が発生。
  • 2023年4月1日 - 愛称をRADIO AGATTから「シバラジ」へ変更した。

主要番組

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※時間はすべてJST ★は、ヨリネス街角スタジオから生放送。

  • シバラジ Morning Station(月曜 - 金曜 7:00 - 7:55、17:00 - 17:55) - 年末年始と祝日は休止
  • シバラジ Evning Starion(月曜 - 金曜 8:00 - 9:00、18:00 - 19:00) - 年末年始と祝日は休止
  • 769サタデー(土曜 11:00 - 12:50)
  • さぁBOSAI知るラジ(月曜 - 木曜 16:50 - 16:58)※新潟放送制作
  • 遠藤麻理 四畳半スタジオ(月曜 - 木曜 14:00 - 16:50)※新潟放送制作

パーソナリティ(2023年4月現在)

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  • レギュラー
  • 吉田貴幸
  • 中村博和 新潟お笑い集団NAMARA所属。
  • 海津ゆうこ
  • 渡辺ひとみ
  • 出来心 - オダニハジメと秋山朋信によるお笑いコンビ、新潟お笑い集団NAMARA所属。
  • 伊藤和生(かずき)
  • 杉野朋子
  • 冨髙由喜(元新潟テレビ21
  • 木川きよみ
  • ベリオ(Niigata Mix Sand♪メンバー)

エピソード

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2002年(平成14年)12月24日深夜、放送中に音楽が音飛びしたり止まるなどの不具合が発生。数十分後「こちらはエフエム新発田です、ただいま機材トラブルにより放送が中断しています」と吉田貴幸アナウンサーによるアナウンスが入りその後復帰したが「桑名シオンのノージャンル」は時間を大幅にずらして放送された[注釈 1]。中断した原因は経年劣化したMDをそのまま放送に使っていた為と思われる。

通常テレビやラジオ局スタッフは退職や他の放送局への移動があるが、1997年のエフエムしばたの立ち上げから2022年現在までディレクターやパーソナリティとして活動しているのは吉田貴幸氏のみである。

新発田市の中央交差点前にサテライトスタジオがありイブニングカフェ769や桑名シオンのノージャンルなど一部の番組の生放送や公開録音を行っていた。しかし2004年(平成16年)の春に閉鎖。

かつての公式ウェブサイトでは一部アナウンサーの写真のあるところをクリックするとリスナー向けの隠し掲示板が出るなどバラエティに富んでいた[注釈 2]

上記のサテライトスタジオでは屋内(放送ブースの外)で放送を見学することが可能でメモ用紙とペンが用意されていてリスナーがアナウンサーにリクエスト[注釈 3]や番組宛のメッセージをCM中や音楽を流している時等に直接渡すことが出来た。

2022年9月現在サテライトスタジオ跡地は美容室になりその後美容室も閉店し、現在は貸店舗になっている。

2022年10月5日 - 機材のトラブルと人為的ミスが重なり、ごきげんラジオ769がオープニングの16時50分から約5分間放送不能になる放送事故が発生。翌週の番組冒頭で水曜日担当のベリオがエフエムしばたをお聞きの皆様へのお知らせとして謝罪した。

2024年3月13日 - 議会放送の延長による放送時間の変更に起因するミスにより、シバラジEvening stationにて20秒ほど早く時報が放送されたあと放送不能となり、18時00分に入ってから数十秒経過するまで無音となる放送事故が発生した。番組中で水曜日担当のベリオが謝罪した。

その他、生放送中BGMやジングルの取り違えや音が止まったり、マウスのクリック音が放送に乗ったり、LINEの着信音が放送に乗ってしまったり、本来放送するべきコーナーの音源を放送済みの音源を流すなど人為的ミスが多い。

緊急告知FMラジオ

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新発田市は、2007年度(平成19年度)から土砂災害警戒区域等に緊急告知FMラジオを配備[5]している。 した。 2008年度(平成20年度)からはエフエムしばたが販売[6] している。

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 翌週のノージャンルの放送で吉田アナは「まさか止まるとは思わなかった、2.3キロ全力疾走してスタジオに向かった」と語っている。
  2. ^ ホームページリニューアルの際に閉鎖された
  3. ^ CDやMDの持込も可能だった。

出典

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  1. ^ a b 特集「エフエムしばた開局20周年 みんなを結ぶ身近なラジオ」」(PDF)『広報しばた』第1451号、新発田市、2017年9月1日、2-7頁。 
  2. ^ a b c d 会社概要 - エフエムしばた - ウェイバックマシン(2009年7月19日アーカイブ分)
  3. ^ 取得日は、無線局等情報検索結果 平成26年4月12日現在(総務省電波利用ホームページ(国立国会図書館のアーカイブ:2014年6月1日収集))による。
  4. ^ 取得日は、無線局等情報検索結果 平成27年12月5日現在(同上(同上:2016年1月5日収集))による。
  5. ^ まちづくり総合計画第3章第1節現状 - 新発田市(国立国会図書館のアーカイブ:2014年2月11日収集)
  6. ^ エフエムしばた トップページ - ウェイバックマシン(2008年12月8日アーカイブ分)

外部リンク

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