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エフサン・ハジサフィ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エフサン・ハジサフィ
イラン代表でのハジサフィ(2018年)
名前
本名 エフサン・ハジサフィ
ラテン文字 Ehsan Hajsafi
ペルシア語 احسان حاجصفی
基本情報
国籍 イランの旗 イラン
生年月日 (1990-02-25) 1990年2月25日(34歳)
出身地 カーシャーン
身長 176cm
体重 74kg
選手情報
在籍チーム ギリシャの旗 AEKアテネFC
ポジション MF(LMF)/DF(LB)
背番号 26
ユース
2000-2006 イランの旗 ゾブ・アハン
2006 イランの旗 セパハン
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2015 イランの旗 セパハン 204 (28)
2011-2012 イランの旗 トラークトゥール(loan) 45 (9)
2015-2016 ドイツの旗 FSVフランクフルト 27 (2)
2016-2017 イランの旗 セパハン 29 (6)
2017 ギリシャの旗 パニオニオス 14 (1)
2018 ギリシャの旗 オリンピアコス 6 (1)
2018-2021 イランの旗 トラークトゥール・サーズィーFC 69 (7)
2021 イランの旗 セパハン 13 (1)
2021- ギリシャの旗 AEKアテネ 5 (0)
代表歴2
2005-2006  イラン U-17 6 (2)
2007-2008  イラン U-20 8 (2)
2007-2011  イラン U-23 12 (1)
2008-  イラン 133 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。2021年10月3日現在。
2. 2023年10月18日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

エフサン・ハジサフィペルシア語: احسان حاج‌صفی‎、1990年2月25日 - )は、イランのサッカー選手。イラン代表。ポジションはMFもしくはDF。ユーティリティープレーヤーであり、左のミッドフィールダー、ウィンガーから守備的ミッドフィールダー、左サイドバックまでを熟す事の出来る選手である[1][2]

2009年にはGoal.comのアジア最優秀若手選手に選出された[3]

来歴

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クラブ

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フーラッド・モバラケ・セパハンFCでのハジサフィ

2000年から2006年にかけてゾブ・アハン・エスファハーンFCの下部組織に在籍、2006年にフーラッド・モバラケ・セパハンFCに加入した。同年にルカ・ボナチッチ監督に見出されトップチームに昇格[4]。トップチームに昇格した翌年にはAFCチャンピオンズリーグ2007で準優勝を果たし、優勝を果たした浦和レッドダイヤモンズFIFAクラブワールドカップ2007の開催国であったため、同大会に出場する事が出来た。2006-07シーズンには得点が無かったものの、翌2007-08シーズンには6得点をあげた。2007-08シーズンの最終戦となったペルセポリスFC戦でも得点を挙げてタイトル獲得に貢献したかに思われたが、その後決勝弾を浴びて優勝は果たせなかった。2008-09シーズン以降もミッドフィールダーとして活躍し、2009-10シーズンには左サイドバックのポジションでも起用された。このシーズンに優勝を果たしたセパハンは彼と2年間の契約を延長した[5]

2011年6月には1年半の契約でトラークトゥール・サーズィーFCにレンタル移籍し、アミル・ガレノイー監督に再開した[6]。トラークトゥールはこのシーズンを歴代最高の2位で終えた。2012年12月に契約が終了しセパハンに復帰した。

セパハンに復帰した時にはズラトコ・クラニチャール監督が指揮を執っていた。シーズン後には2年の契約を延長し、2014年8月には契約が満了し、フットボールリーグ・チャンピオンシップに所属するフラムFCが彼と契約する間近まで行ったものの、労働許可証の問題から移籍は実現しなかった[7]

2015年8月30日には、2. ブンデスリーガFSVフランクフルトと2年契約を結んだ[8]。9月13日のアイントラハト・ブラウンシュヴァイク戦で途中出場しドイツデビュー[9]。一週間後の20日のMSVデュースブルク戦では左サイドバックとして出場し1-0の勝利に貢献した[10]。その後、ハジサフィはセットプレーのキッカーになった。2016年3月2日のMSVデュースブルク戦で初得点し3-3の引分に試合を持ち込んだ[11]。3月13日には45mほどを走ってSCフライブルクから得点を奪った[12]。しかし、クラブは3. リーガに降格、それによって彼の契約は解除され、自由契約となった。

2016-17シーズンよりセパハンに復帰した。

2017年8月10日、ギリシャのパニオニオスFCに移籍した。

2018年9月2日、トラークトゥール・サーズィーFCに3年契約で復帰した。

2021年8月3日、AEKアテネFCに移籍した。

代表

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2014年5月26日、アンゴラ代表戦で主将を務めるハジサフィ
2014 FIFAワールドカップアルゼンチン代表戦でのリオネル・メッシとのマッチアップ

U-17代表でAFCユース選手権2006に出場した。その後、U-20代表、U-23代表を経験した。

2008年5月25日のザンビア代表との親善試合でA代表初出場。このアザディ・スタジアムでの一戦では2アシストを決め、3-2の勝利に大きく貢献した。その後6月2日の2010 FIFAワールドカップ・アジア3次予選アラブ首長国連邦代表戦にも出場した。アウェーでのもう一戦にも途中出場し、イランの勝利の一助となった。代表初得点となったのは西アジアサッカー選手権2008カタール代表戦で、この試合でイランはカタールを6-1で破った。その後、AFCアジアカップ2011予選AFCアジアカップ2011にも出場したが、韓国代表に敗れてベスト16で姿を消した。2014年3月には57キャップ目となったクウェート代表戦で初めて主将となった。

6月1日にはカルロス・ケイロス監督から2014 FIFAワールドカップのメンバーに選出された[13]。初戦のナイジェリア代表戦ではフル出場し0-0の引分に終わった。次戦のアルゼンチン代表戦では88分間プレーしたものの彼が交替して退いた後にリオネル・メッシに決勝弾を浴びて敗北した。その後のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦にも63分間出場したものの、イランはグループステージ敗退となった。

2014年12月30日にはAFCアジアカップ2015のメンバーに選出された[14]。2015年1月11日に行われたバーレーン代表戦との開幕戦で開幕弾を打ちこんだ。

個人成績

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2016年11月16日現在[15]

クラブ

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点 出場得点
イラン リーグ戦 オープン杯 期間通算
2006-07 セパハン 28 プロ 8 0 1 0 9 0
2007-08 32 6 3 1 35 7
2008-09 29 6 1 2 30 8
2009-10 32 5 1 0 33 5
2010-11 28 2 3 0 31 2
2011-12 トラークトゥール 28 32 5 1 0 33 5
2012-13 16 2 3 0 19 2
セパハン 28 16 2 3 0 19 2
2013-14 29 2 1 0 30 2
2014-15 25 2 1 0 26 2
2015-16 5 3 0 0 5 3
ドイツ リーグ戦 DFBポカール 期間通算
2015-16 FSVフランクフルト 3 2.ブンデス 26 2 1 0 27 2
イラン リーグ戦 オープン杯 期間通算
2016-17 セパハン 28 プロ 7 2 1 0 8 2
通算 イラン プロ 256 39 16 3 272 42
ドイツ 2.ブンデス 26 2 1 0 27 2
総通算 282 41 17 3 299 44

アシスト数

シーズン クラブ アシスト
2007-08 セパハン 6
2008-09 4
2009-10 13
2010-11 3
2011-12 トラークトゥール 11
2012-13 3
セパハン 1
2013-14 6
2014-15 2
2015-16 2
2016-17 1

代表歴

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出場大会

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試合数

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  • 国際Aマッチ 135試合 7得点(2008年-)[16]


イラン代表国際Aマッチ
出場得点
2008 9 1
2009 10 1
2010 10 0
2011 11 0
2012 11 0
2013 5 0
2014 10 1
2015 10 1
2016 6 2
2017 7 0
2018 11 0
2019 9 0
2020 2 0
2021 5 1
2022 8 0
2023 11 0
2024
通算 135 7

得点

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[17]

# 日附 場所 対戦相手 得点 結果 大会
1. 2008年8月11日 イランの旗 テヘランタクティー・スタジアム  カタール 4–1 6–1 西アジアサッカー選手権2008
2. 2009年12月28日 カタールの旗 ドーハカタールSCスタジアム  カタール 2–2 2–3 第9回カタール国際親善トーナメント
3. 2014年6月8日 ブラジルの旗 サンパウロCTホアキム・グラーヴァ  トリニダード・トバゴ 1–0 2–0 親善試合
4. 2015年1月11日 オーストラリアの旗 メルボルンメルボルン・レクタンギュラー・スタジアム  バーレーン 1–0 2–0 AFCアジアカップ2015
5. 2016年3月24日 イランの旗 テヘラン・アザディ・スタジアム  インド 1–0 4–0 2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
6. 3–0

タイトル

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クラブ

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セパハン
準優勝: 2007-08
準優勝: 2007
トラークトゥール・ザーズィー
  • アラビアン・ガルフ・プロリーグ:
準優勝: 2011-12
  • ハズフィー・カップ: 2019-20

代表

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個人

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  • イランサッカー協会最優秀若手選手賞: 2007-08
  • フットボール・イラン・ニュース&イベンツ最優秀若手選手賞: 2007-08
  • AFCアジアカップ2015マン・オブ・ザ・マッチ: グループCイラン対バーレーン戦

出典

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外部リンク

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