オットー・シュタッフ (植物学者)
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オットー・シュタッフ(ドイツ語: Otto Stapf、1857年3月23日 - 1933年8月3日)は、オーストリア、オーバーエスターライヒ州バート・イシュル出身で主にイギリスで働いた植物学者。
略歴
[編集]バート・イシュル近くのPerneckに生まれた。1887年にウィーン大学で博士号と教授資格を得た。1891年から1922年の間、イギリスの王立植物園(キューガーデン)で働いた。1898年からウィリアム・ターナー・シセルトン=ダイアー(William Turner Thiselton-Dyer)の『ケープ植物誌』("Flora Capensis")の改訂版のイネ科の巻を執筆した。アドルフ・エングラーとカール・プラントルの『野生植物』("Die natürlichen Pflanzenfamilien")のゴマ科・ツノゴマ科の巻や、ダニエル・オリヴァーの『熱帯アフリカの植物』("Flora of Tropical Africa")の イネ科の巻を執筆した。
1908年に王立協会フェローに選ばれた。ロンドン・リンネ協会の会員でもあり、1927年にリンネ・メダル、1931年にヴィーチ記念メダルを受賞した。
ターネラ科の属名、Stapfiellaやイネ科の属DesmostachyaのシノニムであるStapfiolaがシュタッフに献名された他、Onosma stapfiiなど多くの種名にシュタッフに献名されている。
著作 (一部)
[編集]- The Aconites of India. 1905.
参考文献
[編集]- Robert Zander, Fritz Encke, Günther Buchheim, Siegmund Seybold (Hrsg.): Handwörterbuch der Pflanzennamen. 13. Auflage. Ulmer Verlag, Stuttgart 1984, ISBN 3-8001-5042-5.
- Franz Speta: Stapf Otto. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 13. Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 2007–2010, ISBN 978-3-7001-6963-5, S. 98 f. (Direktlinks auf S. 98, S. 99).