オトガイ下動脈
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動脈: オトガイ下動脈 | |
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Dissection, showing salivary glands of right side. (Submental artery visible at bottom right.) | |
英語 | Submental artery |
ラテン語 | arteria submentalis |
グレイの解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
起始 | |
分岐 |
浅枝 深枝 |
静脈 |
オトガイ下動脈(オトガイかどうみゃく)は、頭頸部の動脈の一つ。顔面動脈の枝でオトガイ下部を走行する。
経路
[編集]オトガイ下動脈は顔面動脈の頸部における最も大きな動脈で、顎下腺の位置で分かれる。顎舌骨筋下方を前方へと進み[1]、下顎骨体の直下を通り、顎二腹筋下方へと向かう。
周囲の筋肉に栄養を供給し、舌下動脈や下歯槽動脈顎舌骨筋枝と吻合する。下顎結合部にて、下顎骨縁を上方に走行する。
オトガイ下部の皮膚にも栄養を供給する。外科医はこの皮膚と血管を顔面や口腔の再建に用いることがある。
枝
[編集]オトガイ下動脈が下顎骨縁を上行する際に浅枝と深枝を出す。
また、舌下動脈が欠如している場合等で、顎舌骨筋を貫き、下顎前歯部舌側歯肉(舌下動脈が本来分布している)に枝を伸ばしていることもある[2]。
追加画像
[編集]-
Superficial dissection of the right side of the neck, showing the carotid and subclavian arteries.
脚注
[編集]- ^ 原著平沢興、改訂岡本道雄「I.脈管学 C.大循環(体循環)I)動脈 C)大動脈 a.総頸動脈 1.外頸動脈 3)顔面動脈 b.オトガイ下動脈」『分担解剖学2 脈管学・神経系』(改訂第11版第20刷)金原出版、東京都文京区、2001年1月20日、34頁。ISBN 4-307-00342-X。
- ^ 藤田修平、阿部伸一、上松博子、平出百合子、井出吉信「舌下動脈とオトガイ下動脈の分布に関する肉眼解剖学的研究」(PDF)『歯科学報』第107巻第4号、東京歯科大学学会、千葉県千葉市、2007年8月、449頁、ISSN 0037-3710、J-GLOBAL ID 200902291789957327、2011年2月24日閲覧。「第284回東京歯科大学学会 抄録 口演 25」