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オノサト・トシノブ美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オノサト・トシノブ美術館
施設情報
正式名称 オノサト・トシノブ美術館
館長 小野里六丸
開館 1992年平成4年)11月
所在地 376-0601
群馬県桐生市梅田町一丁目182-4
位置 北緯36度26分5.74秒 東経139度21分29.17秒 / 北緯36.4349278度 東経139.3581028度 / 36.4349278; 139.3581028座標: 北緯36度26分5.74秒 東経139度21分29.17秒 / 北緯36.4349278度 東経139.3581028度 / 36.4349278; 139.3581028
最寄駅 桐生駅西桐生駅新桐生駅
プロジェクト:GLAM
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オノサト・トシノブ美術館(オノサト・トシノブびじゅつかん)は、群馬県桐生市梅田町一丁目にある私立美術館である。

1992年平成4年)11月開館。オノサト・トシノブ油彩画版画など約1000点を収蔵し、約30点を展示している。2001年(平成13年)7月から休館していたが、2024年令和6年)7月に再開した[1]

概要

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抽象絵画の先駆者と呼ばれ、桐生市にアトリエを構えた画家オノサト・トシノブの作品を展示した個人美術館である。2階建ての館内には、1階に大型作品や初期の静物画風景画が展示、2階に星シリーズや円形カンバスの小型作品群が展示されている(2024年(令和6年)7月時点)。2階のカフェからは、桐生城(柄杓山城)があった城山(柄杓山)など桐生市梅田町の山並みを望むことができる。

美術館は旧群馬県立桐生女子高等学校2021年令和3年)に群馬県立桐生高等学校と統合)の北隣にあり、桐生駅北口からおりひめバス梅田線で約10分である。美術館の東には桐生川と大堰用水が流れ、旧女子高周辺が桐生氏時代の旧城下町にあたり、桐生川上流域の梅田町の渓谷林は新緑・紅葉の名所として知られる。

  • 開館日:金・土・日曜日
  • 開館時間:午前11時 - 午後5時
  • 入館料:大人800円、大高生600円、中学生以下500円
  • 駐車場:なし

沿革

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オノサト・トシノブの妻で画家のオノサト・トモコを館長として、1992年(平成4年)11月、桐生市梅田町に開館した。トモコ館長の死去後は長男の小野里六丸が館長を継いだ。定期的に各年代展などの企画展が開催されたが、入館者数の低迷などにより、2001年(平成13年)7月から長期休館となっていた。

オノサト美術館の設立前の1989年平成元年)4月、桐生市小曽根町大川美術館が開館しており、1993年(平成5年)に「円の生命力 オノサト・トシノブ展」が開催された。

オノサト美術館の休館中、大川美術館では、2005年(平成17年)に「織都・桐生に生きた抽象画家 オノサト・トシノブ展」が、2012年(平成24年)に「生誕100年 オノサト・トシノブ」展が、2022年令和4年)に「生誕110年 みんなのオノサト・トシノブ展 ベタ丸と色彩の無限のフィールド」が開催されている。

大川美術館の企画展の開催にあたって桐生市内の作品・資料調査が行われたことで、オノサト美術館の再開を支援する活動が広がり、2024年令和6年)7月19日の再開が実現した[2][3]

企画展

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開館から休館までの約8年8か月の間に約30回の企画展が開催された[4]

  • 1993年平成5年)- 円の軌跡展、円の開花展、円の進化展、オノサト・トシノブの世界展
  • 1994年(平成6年)- 円と実在展、70年代展、円の未来展
  • 1995年(平成7年)- 抽象への道展、抽象への道Ⅱ展、50年代展、現代の万華鏡展
  • 1996年(平成8年)- 星シリーズ展、実在への飛翔展、60年代展
  • 1997年(平成9年)- 水彩画特集、版画原画展、70年代展
  • 1998年(平成10年)- デッサン展、50年代展、版画展、抽象への始動展
  • 1999年(平成11年)- 80年代展、風景と静物画展、1970年代展
  • 2000年(平成12年)- 実在への飛翔展、オノサト・トシノブの世界、円の軌跡展、水彩画展
  • 2001年(平成13年)- オノサト・トシノブの世界、円の進化展、1980年代展

脚注

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  1. ^ 2024年(令和6年)7月20日 桐生タイムス 15面 オノサト美術館が再開
  2. ^ 2024年(令和6年)5月17日 桐生タイムス 1面 オノサト美術館再開へ
  3. ^ 2024年(令和6年)7月18日 桐生タイムス 2面 オノサト美術館あす再開
  4. ^ 『生誕110年 みんなのオノサト・トシノブ展 ベタ丸と色彩の無限のフィールド』119-120頁 みんなのオノサト・トシノブ 略年譜

参考文献

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  • 『ふるさと今昔 桐生』(あかぎ出版)1986年昭和61年)
  • 『生誕110年 みんなのオノサト・トシノブ展 ベタ丸と色彩の無限のフィールド』(「オノサト・トシノブと戦後桐生の美術に関する研究」成果報告書、大川美術館)2022年令和4年)

関連項目

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