カポネ大いに泣く
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『カポネ大いに泣く』(カポネおおいになく)は、梶山季之が1971年に発表した小説。また、これを原作とした1985年公開の日本映画である。
概要
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映画
[編集]ケイエンタープライズ製作、松竹=松竹富士配給で1985年2月16日に公開された。監督は鈴木清順、キャストは萩原健一、沢田研二、田中裕子ほか。音楽は萩原や沢田の映画・ドラマでお馴染みの井上堯之が担当。上映時間は130分。
英題:Capone Cries a Lot/Al Capone Weeps With Passion
ストーリー
[編集]太平洋戦争以前、芸者の小染は旅回りの役者桃中軒海右衛門と出会い、深い仲になり、サンフランシスコへと駆け落ちする。 浪花節で日本人移民を慰問しようとするが、周旋業者にだまされ、小染は職業売春婦に、海右衛門は職業無職になる。 そんな時、二人は大西鉄五郎と出会い、鉄五郎はビックマネーを得るためアルカポネと取引をするが、やがて小染は死んでしまう。
キャスト
[編集]- 萩原健一(桃中軒海右衛門)
- 沢田研二(大沢鉄五郎)
- 田中裕子(蛸廼舎小染)
- 高倉美貴(水芸の男の女房)
- 柄本明(桃中軒牛右衛門)
- チャック・ウィルソン(アル・カポネ)
- ランディ・レイス(フランク・カポネ)
- ローリー・ベリス(リリアン)
- 樹木希林(立川仙枝)
- 加藤治子(女房)
- 牧伸二(立川団十郎)
- 梅宮辰夫(堀久兵衛)
- 峰岸徹(親分・吉田)
- 平田満(乾分・寅吉)
- 苅谷俊介(乾分・近藤)
- たこ八郎(乞食の親分)
- ベンガル(中国人)
- 常田富士男(周頭取)
- 阿藤海(銀行支配人)
- 志賀圭二郎、新井康弘、中丸新将、江川マストン、倉崎青児、樋口隆則 ほか
スタッフ
[編集]- 監督:鈴木清順
- 企画:奥山和由
- 企画協力:齋藤佳雄
- 製作:櫻井五郎
- プロデューサー:中村賢一
- 脚本:大和屋竺、木村威夫、鈴木岬一
- 原作:梶山季之
- 撮影:藤澤順一、高田昭
- 音楽:井上堯之
- 美術:木村威夫
- 照明:大西美津男
- 録音:福島信雅
- 編集:鈴木晄
- 助監督:高橋正治、渡辺孝好、中井俊夫、滝坂裕二、藤嘉行
- スチール:金田正
- 技斗:岡田勝
- カースタント:高橋レーシング
- スタジオ:にっかつ撮影所
- 現像:東洋現像所
- 企画協力:角川春樹事務所、プリモ・ジャパン
- 制作協力:日伸プロモーション、グレンピーク・マナーゴルフクラブ、ラムコーポレーション
- 配給:松竹、松竹富士
製作
[編集]萩原健一の相手役を務めるリリアンこと、ローリー・ベリス(文献によりロリー・ベリス)[1]は、アメリカミズーリ州生まれで、ニューヨークで活動していた現役モデル[1]。資生堂のCMキャンペーンガール(商品名不明)として来日中に本作のオーディションに合格し抜擢された[1]。身長175cm。B86cm、W61cm、H89cm(映画製作当時)[1]。