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カミラ (小惑星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カミラ
107 Camilla
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
キュベレー族
発見
発見日 1868年11月17日
発見者 N. R. ポグソン
軌道要素と性質
元期:2008年11月30日 (JD 2,454,800.5)
軌道長半径 (a) 3.475 AU
近日点距離 (q) 3.205 AU
遠日点距離 (Q) 3.745 AU
離心率 (e) 0.078
公転周期 (P) 6.48
軌道傾斜角 (i) 10.05
近日点引数 (ω) 309.71 度
昇交点黄経 (Ω) 173.13 度
平均近点角 (M) 108.43 度
衛星の数 1
物理的性質
三軸径 (285 × 205 × 170)
± 20 km
直径 222.62 km
質量 (1.09 ± 0.04)
×1019 kg
平均密度 ~1.9 g/cm3
表面重力 ~0.036 m/s2
脱出速度 0.10 km/s
自転周期 4.8439 時間
スペクトル分類 C / X
絶対等級 (H) 7.08
アルベド(反射能) 0.0525
赤道傾斜角 29 度
表面温度
最低 平均 最高
~151 K 223 K
(-52℃)
色指数 (B-V) 0.705
色指数 (U-B) 0.298
Template (ノート 解説) ■Project

S/2001 (107) 1
仮符号・別名 S/2001 (107) 1
分類 小惑星の衛星
発見
発見日 2001年3月1日
発見者 G. ガフリーら
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 1,235 ± 16 km
離心率 (e) 0.006 ± 0.002
公転周期 (P) 3.710 ± 0.001 日
軌道傾斜角 (i) 3 ± 1 度
(107) カミラの衛星
物理的性質
直径 9 ± 2 km
質量 ~1.5 ×1015 kg
脱出速度 ~6 m/s
絶対等級 (H) 13.18
Template (ノート 解説) ■Project

カミラ[1] (107 Camilla) は、小惑星帯に位置する比較的大きな小惑星の一つで、キュベレー族の仲間である。炭素化合物からなる、大変暗い表面を持つ。

イギリス天文学者、ノーマン・ポグソンによりインドのマドラスで発見された。ローマ神話に出てくるヴォルスキ人の女王カミラから命名された。

光度曲線の分析により、カミラの極は10°の誤差範囲で黄道座標 (β, λ) = (+51°, 72°) の位置にあり、軸は29°傾いていることが分かった。

衛星

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2001年3月1日、ハッブル宇宙望遠鏡を使った観測で、G. ガフリーらによりカミラの衛星が発見された。S/2001 (107) 1という仮符号が与えられたが、正式な名前はまだ決まっていない。

2005年に行われた、アタカマ砂漠にあるヨーロッパ南天天文台超大型望遠鏡VLTを用いた観測で、その軌道が明らかになった。カミラの正確な自転軸は分かっていないが、軌道傾斜角は10度以下であるという人もいる。

衛星の半径は9km程度と推定され、カミラと同程度の密度を持つと考えられるため、質量は1.5 ×1015 kg程度であると見積もられている。

出典

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関連項目

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外部リンク

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