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カル・ローリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カル・ローリー
Cal Raleigh
シアトル・マリナーズ #29
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ノースカロライナ州ジャクソン郡カラウィ英語版
生年月日 (1996-11-26) 1996年11月26日(27歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 捕手
プロ入り 2018年 MLBドラフト3巡目
初出場 2021年7月11日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ケイレブ・ジョン・ローリーCaleb John Raleigh, 1996年11月26日 - )は、 アメリカ合衆国ノースカロライナ州ジャクソン郡カラウィ英語版出身のプロ野球選手捕手)。右投両打。MLBシアトル・マリナーズ所属。愛称Big Dumper(ビッグ・ダンパー)[1]

父のトッド・ローリー 英語版は大学野球の元捕手で、引退後にコーチとなりテネシー大学などでヘッドコーチも務めた。叔父のマット・ローリーは元マイナーリーガーである[2][3]

経歴

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生い立ち

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野球一家だった影響で、歩けるようになった時にはバットを握っていたという。加えて父親の野球に対する情熱に影響され自然とプレイしたいと思うようになった[2]。2015年、スモーキーマウンテン高等学校 英語版捕手としてシニアリーグに出場、打率.459、10本塁打、23打点、20盗塁を記録しルイビルスラッガー・ファーストチーム・オールアメリカに選出された[4]フロリダ州立大学へ進学すると1年生からレギュラーとなり、3年次には主に捕手として全62試合に先発出場し打率.326、13本塁打、54打点、OPS1.030を記録し、アドリー・ラッチマンジョーイ・バートニック・フォーテスらと共にジョニー・ベンチ賞 英語版のセミファイナリストに選出された[5]

プロ入りとマリナーズ時代

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2018年のMLBドラフト3巡目(全体90位)でシアトル・マリナーズから指名され[6]、プロ入り。契約後、傘下のA-級エバレット・アクアソックスでプロデビュー。38試合に出場して打率.288、8本塁打、29打点、1盗塁を記録した。

2019年はA+級モデスト・ナッツとAA級アーカンソー・トラベラーズでプレーし、2球団合計で121試合に出場して打率.251、29本塁打、82打点、4盗塁を記録した。

2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦の出場は無かった。

2021年は5月のマイナーリーグ開幕からAAA級タコマ・レイニアーズでプレーし、7月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[7]。メジャーデビューとなった同日のロサンゼルス・エンゼルス戦にて「6番・捕手」で先発出場したが、4打数無安打だった[8]

2022年は開幕をメジャーで迎え控え捕手を担っていたが、負傷したトム・マーフィーの代役として5月7日から正捕手を任されると、6月に6本塁打14打点、9月にはチーム最多の8本塁打を放ち18打点を記録するなど攻撃においてもチームを支えた。プレーオフ進出へのマジックナンバーを1として迎えた9月30日のオークランド・アスレチックス戦では、9回裏同点の場面で代打サヨナラ本塁打を放ち、マリナーズ21年ぶりのプレーオフ進出を決めた[9][10]。また27本塁打は捕手として球団シーズン最多本塁打記録であり、同年のMLBにおいて両リーグ全捕手の最多本塁打である[11][注釈 1]。加えて守備でもア・リーグ最多となる盗塁刺25を記録した[12]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2021 SEA 47 148 139 6 25 12 0 2 43 13 0 0 0 1 7 0 1 52 3 .180 .223 .309 .532
2022 119 415 370 46 78 20 1 27 181 63 1 0 0 5 38 0 2 122 5 .211 .284 .489 .774
2023 145 569 513 78 119 23 1 30 234 75 0 0 0 1 54 1 1 158 6 .232 .306 .456 .762
通算:3年 311 1132 1022 130 222 55 2 59 458 151 1 0 0 7 99 1 4 332 14 .217 .287 .448 .735
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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捕手




















2021 SEA 43 303 8 1 0 .997 5 19 5 .208
2022 115 911 28 6 3 .994 3 53 25 .321
2023 128 1083 40 10 7 .991 3 78 27 .257
通算 286 2297 76 17 10 .993 11 150 57 .275
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

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背番号

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  • 29(2021年 - )

脚注

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注釈

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  1. ^ ドールトン・バーショも27本塁打を記録したが、外野手として118試合に出場、捕手としての出場は26試合で3本塁打。

出典

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  1. ^ Seattle Mariners Official Twitter Dated October 21, 2022” (英語). Twitter. 2022年11月22日閲覧。
  2. ^ a b Cal and Todd talk Raleigh tradition, COVID cancelations, Seattle Mariners, and Big League ambitions” (英語). samessenger.com. 2022年11月22日閲覧。
  3. ^ Matt Raleigh Minor & Independent Leagues Statistics” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年11月22日閲覧。
  4. ^ First team All-American honors for Raleigh” (英語). Citizen Times. 2022年11月22日閲覧。
  5. ^ Yett Named a Semifinalist for Johnny Bench Award” (英語). Charlotte Athletics. 2022年11月22日閲覧。
  6. ^ David Thompson (2018年6月5日). “Smoky Mountain's Cal Raleigh drafted by the Mariners” (英語). Citizen-Times.com. 2021年8月31日閲覧。
  7. ^ Anthony Franco (2021年7月11日). “Mariners Promote Cal Raleigh” (英語). https://www.mlbtraderumors.com/2021/07/mariners-promote-cal-raleigh.html 2021年8月31日閲覧。 
  8. ^ Los Angeles Angels at Seattle Mariners Box Score, July 11, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年8月31日閲覧。
  9. ^ MLB's Official Twitter Dated September 30, 2022” (英語). Twitter. 2022年11月22日閲覧。
  10. ^ Cal Raleigh's walkoff highlights how important he's become to Mariners” (英語). Seattle Sports. 2022年11月22日閲覧。
  11. ^ Julio Rodriguez, Cal Raleigh named finalists for AL Silver Slugger awards” (英語). The Seattle Times. 2022年11月22日閲覧。
  12. ^ Cal Raleigh Announced as Rawlings Gold Glove Finalist” (英語). MarinersBlog. 2022年12月5日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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